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#13早稲田大学を卒業して新卒入社した会社を半年で辞めた人の話:正社員登用まで

正社員を目指すことにした投稿者。
正社員登用されるに当たってどんなことをやったのか?


正社員と契約社員の給料の違い

さて投稿者が正社員を目指した理由は「このままじゃ金が足りない」というどうしようもない理由だが、実際のところ正社員と契約社員にどれくらい給料が変わるのか?

あくまで投稿者の場合、かつ、かなりざっくりなので参考程度に見てほしい。

月給:最初は正直あんまり変わらない
賞与:契約社員はほぼ0 
  正社員は2ヶ月分×年2回

ざっくりだけど、正社員になると年間で4ヶ月分もらえるお金が増える、というわけである。

さらに、契約社員の昇給はほぼないに等しかったが、正社員となればペースは遅いが昇給がある。

正社員としての給料も決して高い会社ではないのだが、やっぱり今の職場で給料を上げるなら正社員になるしかない。

正社員登用のためにやったこと

前回の記事でも書いたように、正社員になるには部長の推薦をもらって、人事部による選考にパスする必要がある。

で、推薦してもらうにあたっては材料が必要で、その材料となるのは、シンプルに、わかりやすい業務実績である。

というわけで、幸いなことに、そのわかりやすい業務実績を積める担当業務を振ってもらえることになり、それを実直にこなしていく、というのが正社員になるまでに取り組んだことである。

新たな業務は役員秘書と営業資料作り

投稿者が振り分けてもらった業務は大きく2つ
1つは役員秘書、もう一つは営業資料作りである。

役員秘書

役員秘書といえば、めちゃくちゃ大仕事じゃん、と思われるかもしれないが、投稿者が振り分けられたのはガチガチの秘書業務ではなく、社内のスケジュール調整がメインだった。

投稿者の会社では役員と言っても色々ランクがあり、上級の役員は本当に秘書課のガチの秘書がつく一方、
新任役員は基本的に秘書課の秘書はつかず、役員が担当している部門の社員の誰かが「秘書係」としてつく、といった感じだった。

で、この度投稿者はめでたくこの秘書係を任せてもらったということである。

この仕事を振ってもらえた理由は、

  • 社内の様々な部署とやり取りが発生するため、顔見知りが増えること(顔が売れる)

  • 秘書係的なものとはいえ、「〇〇役員の秘書」 をしっかり努められることは、社内的に一定の信用を得ることができること

  • 社内のことがよくわかる(どこの部署が何の仕事をしてるのか、会社の意思決定の仕組みなどなど)

が大きな理由。

とはいえ、具体的にやることといえば、

  • 各部署からのスケジュール照会への回答と、予定が入ったらそれをシステムに入力する

  • 来客時のお茶出し

  • テンプレありの御礼状や電報作成

といった本当に庶務的なことが中心だった上に、担当した役員もめちゃくちゃ人間ができている人だったので、無茶振りをされるようなこともなく、それほど苦はなかった。

そんな感じでこれで1つ、「正社員に推薦するに足る理由」をお膳立てしてもらえたのである。

営業資料作り

正直こちらの方が業務難易度が高かった。
営業資料作りは、もうそのまんまなのだが、営業担当が取引先に自社の商品をPRするための資料を作る、というものである。

資料作りはほぼ未経験だったが、当時資料作成業務の中心となっていた先輩社員に手取り足取り指導してもらえた。
最初は言われた内容をカタチにすることから、
次第に、自分で掲載する内容を考えて、上司の承認を得て、というイチから資料を作るところまで担当するようになった。

この業務を担当することによって

  • 基本的なPCスキルの向上

  • 文章力の向上

  • 表現力の向上

  • 部署の数字に(多少は)貢献したという実績

等々を得ることができた。

また、次第に営業担当からも
「この前の資料評判よかったよ」
「いつもこれ使ってるよ、ありがとう」
等々の言葉をもらえることも増え、やりがいも非常にあった。

1年半程で無事正社員へ!

お膳立てしていただいた2つのメイン業務を中心に、他にも庶務的なことや集計業務やらを合わせてコツコツ業務に打ち込んだ結果、無事に1年半ほどで正社員登用してもらえることになった

肝心の正社員登用試験の内容は、自分でもびっくりするくらい覚えていない。
多分エントリーシート的なものは書いたし、人事との面接もしたと思うのだが、驚くほど記憶に残ってない…。

新卒の会社を逃げるように退社してからウン年。
ようやく正社員に戻ることができ、経済的にも少し安定することができそうだ。

〈つづく〉

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