#12早稲田大学を卒業して新卒入社した会社を半年で辞めた人の話:手取り15万で一人暮らし生活
会社で決められた資格試験受験のため、投稿感覚が少し空いてしまった。
前回は、離婚して契約社員とはいえフルタイムになり、一人暮らしを始めることになるまで振り返った。
今回は、手取り15万円で一人暮らしがどんな生活だったのか振り返る。
ちなみに、それなりに節約はしていたつもりだが、本気で節約生活をされてる方からしたら当たり前のことしか多分やっていないので、「節約のコツ」という観点では全く役に立たない話であろうことは断っておく。
時間はある。金はない。
さて当時フルタイム契約社員であった投稿者の勤務条件はこんな感じ。
勤務時間:9時〜17時
残業:基本全くなし
土日祝日休み
有給:めちゃくちゃ取りやすい
給料:手取り15万
ボーナス:ほぼなし(1年に1回5,000円)
という、給料以外はめっっっちゃ理想的なホワイトな条件。
残業も土日出勤も一切ない上、晴れて独身に戻って自由の身である。
めっちゃくちゃ時間はあった。けど当たり前だけど金はめっちゃくちゃなかった。
手取り15万時代の家計簿
地域にもよると思うが、投稿者の暮らしていた「東京都都心通勤圏内」エリアの一人暮らしで手取り15万は、まあ生活が苦しい。
当時の家計簿は、ざっくりこんな感じ。
家賃5万
光熱費1.5万円
通信費(スマホ&モバイルWi-Fi)7千円
食費2万円
交通費5千円
日用品、被服費1万円くらい
保険5,000円くらい
貯金1万円
余りは趣味の活動費
あれ?なんか意外と生活できるんじゃん?って思うかも知れないが、実際にやってみるとこの生活は結構キツイ。
まず、東京都心へ通勤圏内で家賃5万の物件は、色々と不便が多い。
投稿者の住んでた物件は、この家賃にしてオートロック付き、風呂トイレ別という好条件だった代わりに、北向きで冬場は日光が全く当たらなかった。
これがどれくらい困るかと言うと、
冬の寒い日に洗濯物を外に干していると、たとえ晴れてる日だったとしても、洗濯物の水分で霜がつくくらい、要はまっっったく乾かない。
もちろんこれだけ安い物件だと、エアコンも激古なので、まともに機能せずとにかく寒い。
外食もまともにできないとかそんなことよりも、日常生活をストレスなく送れるかどうかは非常に大切だとこの頃学んだ。
交通費は10円でも安く、外食は一回500円代まで
家賃以外で安く済ませていたポイントは、交通費と食費。
交通費は、そもそも出かけなければそんなにかからないのだが、当時投稿者は20代後半。友達と遊びたいし趣味の活動もあったので、そこは必要経費。
ただし金はないので
電車やバスを使う時は事細かに乗り換え経路を調べて10円でも安い手段を探す(定期券の恩恵は最大に)
乗換えせず済むなら極力乗換えせず徒歩
可能は範囲は自転車で(片道30分くらい: 体力はないのでこれくらいが限界)
こんなことを意識して生活していた。
今も特段裕福ではないが、ここまで気にせず、一番楽で早い乗り換え経路使おう、くらいにはなったので、この当時と比べたら大進歩。
食費に関しては
週末にスーパーで食材まとめ買いして基本自炊
夕飯のおかずを翌日のお弁当に
外食や中食の場合は1食500円代まで
飲み物は買わない(常に水筒持ち歩く)
普段はこんな感じを意識して、友人と出かける時のランチ代やカフェ代を捻出していた。
まあ当たり前っちゃ当たり前のことしかやってないけど、徹底するのは意外と難しいし、
投稿者は料理嫌いなので、毎日自炊は時間と心にゆとりのあったこの当時だからできたことだと思う。
スマホは格安sim、ネットはモバイルWi-Fi
他に節約できる余地が大いにあるのがスマホ代とネット代。
スマホは当時Ymobile、機種はhuaweiのこれまた格安のAndroidでスマホ代が確か3,000円くらい。
当時のプランでは1G以上は通信制限かかってしまっており、固定回線引くお金はないのでモバイルWi-Fiも契約していた。
これが確かに税込みで4,000円くらい。
合計で7,000円くらいだった。
これももうちょい安くできる余地あったかもしれないが、当時の投稿者の知識ではこんなもんが限界。
結論:生活はできるっちゃできるけど、余裕はない
結論として、手取り15万でも東京都心通勤圏内で生活はできるっちゃできる。
ただし、余裕は全く無いし、まあまあ不便な生活は強いられる。
投稿者は当時健康体だったからどうにかなったが、何か病気をしたりして継続的に医療費がかかるような状況になってたら確実に詰んでたと思う。
あと、貯金はほぼできないので、旅行はほぼ行けないに等しいし、冠婚葬祭などの出費が発生するとなけなしの貯金も飛ぶ。
そう考えると手取り15万というのは、なんとか人間らしい一人暮らしが可能なギリギリのラインなのかもしれない。
つづく
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