花火大会にカップルで来るような男はダメ、ぼっちか男友達と行きなさい

先日私は花火大会の警備のバイトをやった。
ずっと制服を着て直立して、そしてスマホもいじれないからやることがなくて退屈だった。

道にはこれからセックスをするであろうと思われる人間の男女のペアがよく流れてきた。
「この「成功例」たちを観察すれば何か知見を得られるかもしれない。」
そう思って男女ペアでいる男と、そうでない男について何か違いが無いか探ってみた。

遠目から見て判る違いなど服装と挙動ぐらいしか無いだろう。
今回は服装に重点を置いて観察した。

断っておくとこれは人数を数えたり別にメモや記録を取ったものではなく、私が何となく観て感じた主観的な印象なので正確性は保証しない。

道行く男の服装を観察してみた結果、カップル連れの男は、みんな黒Tシャツに黒いズボンとか浴衣を着ていても紺とか黒で地味な色など、別に悪いわけではないだろうけれど、同じような格好で無難なものを着ているという印象を受けた。
折角好きな相手と花火を観に行くのだから、花火みたいな格好で行くのが筋だろうと私は思う、逆に花火を引き立てるために夜空の方に寄せる考えもあるだろうが、そんな逆張りをするひろゆきみたいな男がマジョリティになったら日本社会はお終いだろう。

一方一人で歩いていたり、男友達と行動してるような男の方が花火大会に相応しい挑戦した服装をしている印象だった。
一人でクロミちゃんの柄の浴衣を着ている男が居た。私はこの花火大会で彼に一等賞を与えたい。

この観察からまず一つの仮説が出てくる。なるほど私は無難な服を着ないで、原色ばかり着るから「成功例」になれないわけか、いやそれは違うだろう。

おそらく真相はこういうことだと思う。恋人と花火大会に来る男と、恋人と一緒じゃないのにもかかわらず花火大会に来る男では、ファッションや美しいものに対するモチベーションが違うのだろう。それだけ本気で花火を観る気があるから服装もバチバチにキメてくる。

私は反省した。いつか人生で一度くらい好きな異性と花火大会に行ってみたいと思っていた。(蚊に刺されたくないから一回だけでいい)けれど、そんな人生のビンゴカードを埋めるような感覚で花火に臨んでいてはいけない。それは量産型の男の発想だ。
一緒に行く異性が居なかったとしても本気で花火と向き合う気持ちを持って行かなければならない。

私は花火に合う一番最高な浴衣を買って、小物もそれに合わせて、最高の格好をして一人で花火大会に行くことに決めた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?