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【パソコン】写真現像用のパソコンの買い替えを考える【Lightroom】【カメラ】

唐突ですが、最近写真を現像する時にパソコンの動作がもっさりします。
もたつくことでトーンカーブの操作がうまく行かなかったり、調整項目の選択がうまくできなかったりします。ええ、ストレスが溜まります。

というわけで、今回は写真現像用のパソコンの買い替えを考えていきたいと思います。


主な使用用途

自分のパソコンの主な使用用途は以下のとおりです。

・Lightroom Classicでの写真の現像(一番使う用途)
・Adobeの各ソフト(PhotoshopとかIllustratorとか)
・動画編集(PremiereとかAviUtlとか)
・配信(OBSとかVoicemeeterとか)
・4Kでのゲーミング

そのため、このような用途に耐えうるパソコンを、2020年10月ごろに自作しました。
その時の動画が以下のものになります。

その後、何度かパソコンのスペックアップを図り、現在のスペックは以下の通りになっています。

・Ryzen7 3700X
・DDR4 16GB→DDR4 64GB
・256GB SSD→512GB SSD+256GB SSD(256GBはAdobeのキャッシュ用)
・2TB HDD→2+1TB HDD(1TBは写真保管用)
・RTX3070
・650W電源

もっさりする原因追及 ー見立てー

先程のように、2020年当時ではそれなりのハイスペックを誇っていたパソコンですが、2024年現在ではミドルスペックかそれ以下?(認めたくない)のスペックになってしまっています。

そして、現在パソコンはLightroom Classicでの現像時にもっさりするようになってしまっている。
正直あんまりリプレイスに予算はかけたくないので、まずは現在の課題点について漁っていこうと思います。
まずはタスクマネージャを使って、写真現像時の負荷について調査します。

編集中

上のスクショは編集中のCPU、GPUの様子です。
CPUの使用率はまだ余力があるように見えますが、GPUはよく見るとGPUメモリがかなり消費されていることが分かります。

が、

私はこれから目をそむけたいのです。

なぜなら、RTX3070だから。

私はまだRTX3070で戦えると思っていました。

メモリは使えば使った分だけ幸せになれる。あるだけ全力で使うもの。
Google Chromeだってそうじゃないか。
私はそう思っていました。

であれば、問題は別のところにあるのではないか。
その時に思い浮かんだのは、写真やカタログを格納しているHDDでした。
私はカタログを格納しているPictureフォルダはDドライブに、RAWデータなどはEドライブに保存しています。
そして、これら2つのドライブはすべてHDDなのです。

となれば、原因はこいつらHDDなのではないか?

と考えました。というか、こうであってくれ。
そう思いながら、答え合わせをしにパソコンショップへ向かいました。

いざ店頭へ ー答え合わせー

いざパソコンショップに向かい、パソコンのスペック表を提示して聞きました。

「この構成から、できるだけ安くLightroom Classicをサクサクさせたいんですけど」
「無理ですね。総とっかえです」

総とっかえです。

やっぱりか~~~!!!(敗北者)

なんとなく察していました。さっきのCPUのタスクマネージャを再掲します。

CPUの使用率は50%で余裕がありますが、よく見るといくつかのコアの使用率が非常に高いです。ここから、これらが原因で速度が遅くなっている可能性があることが考えられます。

それでもってGPU。ビデオメモリが限界まで使われているため、ビデオメモリが足りていないことは明白です。

この事実から逃げていましたが、店員さんの言葉ではっきりとしました。

逃げるのは無理。

そうなると、CPUとGPUだけを取り替えればいいのではないか。
……といいたいところですが、実際そうはいきません。

CPUを最新世代に取り替えるとなると、マザーボードも取り替える必要が出てきます。
そして、今のマザーボードはDDR5のものが多いですから、メモリもDDR5に変える必要があります。

一応、Intelの13世代、14世代はDDR4メモリを流用できますが、これらのCPUは発熱異常により動作が不安定になったり動作しなくなったりする不具合が多発しているため、今回はAMDのCPUを使用することにします。

また、CPUクーラーは今までリテールクーラーを使っていたので、新しくCPUクーラーを購入することになります。

そして、GPUも最新のものに変えるわけですが、これも店員さんからこのようなアドバイスをもらいました。

「編集を快適にするには、NVEncを2基搭載しているRTX4070Ti Super以上のほうがいいですよ」
「え、でもそこまでの性能は求めてないんですけど……」
「あなた数年間はパソコンの中身変えないでしょ、だったら最初からいいもの積んどきなさい」

ぐうの音も出ない。

というわけで、GPUはRTX4070Ti Superを乗せることにしました。そうなると電源容量も足りなくなるので、電源も交換になります。
そして、RTX4070Ti Superとかいうグラボはクソデカいわけですから、ケースも新しくしないといけません。
(今のケースはMicro ATX規格の小さいケースなのです)

ここまで読んだ自作PCerの皆さんは、もうお気づきかと思います。

……あれ? 普通に新しいパソコン買うのと変わらなくね?

はい。

高い。30万。

一応安くする方法はあります。
例えば、CPUをRyzen7 9700Xに変えるとか。
でも今このCPUは出たばかりのご祝儀価格で7万円します。
だったら7900Xのほうがコスパはいいです。

でもまあ、一応BTOで買うよりは安いです。一応。

理想と現実の狭間で

正直、Ryzen3000シリーズとRTX3000番台はまだ戦えると思っていました。
Ryzen3000シリーズはかなり評判のよかったCPUでしたし、RTX3000番台のGPUもかなりの評価を受けていました。

しかし、半導体の進化は日進月歩で進んでいきます。

数年前まではよかったものでも、今では性能不足になってしまうようです。
つらい。つらすぎる。

そんでもってパソコンの辛いところは、リセールバリューがとにかく低いこと。
CPUなどの性能はどんどん上がっていくので、古いCPUはそもそも使われることがないのです。つまり、高く売れないのです。
カメラはリセールバリューが高いので、ある意味資産とも言われますが、パソコンはそうもいきません。

……さて、お金貯めますか? それとも貯金を崩しますか? どうしよう。

こいつらとおさらばの日も近い。

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