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「I DON’T LIKE MONDAYS 月曜日の物語 」

「I DON’T LIKE MONDAYS 月曜日の物語 」@NHK

NHK映像の世紀 バタフライエフェクトで放送する

次回は「I DON’T LIKE MONDAYS 月曜日の物語 」

9/30(月) 夜10時 NHK総合

▼放送・配信予定は番組HP
nhk.jp/p/butterfly/ts…

#I_DONT_LIKE_MONDAYS
#月曜日の物語
#映像の世紀
#バタフライエフェクト



⚫️大好きな曲

高校の時にハマりにハマった曲
哀愁のマンディだぜ

私の好きなバンド5本の指に入るブームタウンラッツの出世曲。
メロディ🎵が最高だぜとか思ってた。

まさか乱射事件とは知らなくて、、びっくりしたものだ。
アメリカのラジオ局では放送してもらえないところもあったとか。

今でも歌詞を覚えてるし、歌える

唯一、ちゃんと歌詞を考えながら聴いた曲、英語だからじゃなくて、日本語の歌でも歌詞は聴かない主義なので、てかフュージョンやクラシック聴くしね、ボーカルは楽器だと思って聞いてるので。
でもこの曲のエピソード聞いてから、今でも口ずさむたびにシリコンチップとか思い浮かべるのよ。

ザ シリコンチップ インサイド ハー ヘッド ゲット スイッチド オーバーロード、、、
彼女の頭の中のシリコンチップがオーバーロードしたんだってね

歌詞はこんな感じ

The silicon chip inside her head
Gets switched to overload
And nobody's gonna go to school today
She's going to make them stay at home
And daddy doesn't understand it
He always said she was as good as gold
And he can see no reason
'Cause there are no reasons
What reason do you need to be sure

Tell me why
I don't like Mondays
Tell me why
I don't like Mondays
Tell me why
I don't like Mondays
I want to shoot
The whole day down

The Telex machine is kept so clean
As it types to a waiting world
And mother feels so shocked
Father's world is rocked
And their thoughts turn to their own little girl
Sweet sixteen ain't that peachy keen
Now, it ain't so neat to admit defeat
They can see no reasons
'Cause there are no reasons
What reason do you need oh, woah

Tell me why
I don't like Mondays
Tell me why
I don't like Mondays
Tell me why
I don't like Mondays
I want to shoot
The whole day down Down, down
Shoot it all down

All the playing's stopped in the playground now
She wants to play with her toys a while
And school's out early and soon we'll be learning
And the lesson today is how to die
And then the bullhorn crackles
And the captain tackles
With the problems and the how's and why's
And he can see no reasons
'Cause there are no reasons
What reason do you need to die, die

Tell me why
I don't like Mondays
Tell me why
I don't like Mondays
Tell me why
I don't like, I don't like, I don't like Mondays
Tell me why
I don't like, I don't like, (tell me why) I don't like Mondays
Tell me why
I don't like Mondays
I want to shoot, the whole day down

⚫️I DON’T LIKE MONDAYS

ブームタウン・ラッツ(The Boomtown Rats)の「I Don’t Like Mondays」は、1979年にリリースされたバンドの代表曲であり、その衝撃的な背景と歌詞の内容から大きな話題を呼びました。この曲は、イギリスとアイルランドの音楽チャートで1位を獲得し、バンドの国際的な知名度を大きく高めました。

◼️歌の背景
「I Don’t Like Mondays」は、1979年1月にアメリカで発生した実際の事件に基づいています。この事件は、16歳の少女ブレンダ・アン・スペンサーがカリフォルニア州の自宅から小学校を銃撃し、校長と用務員の2名が死亡し、8人の子供と警察官1名が負傷した銃乱射事件でした。彼女が逮捕された際、犯行動機を尋ねられると「月曜日が好きじゃない。それだけの理由よ」と答えたことが、曲のタイトルとテーマに繋がっています。

この発言は、事件の恐ろしさと彼女の冷淡な態度が際立ち、メディアを通じて大きな衝撃を与えました。その報道を目にしたブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフは、この無感覚な動機にインスピレーションを受け、数時間のうちに曲を書き上げたと言われています。

◼️歌詞の内容
「I Don’t Like Mondays」の歌詞は、事件の詳細を直接的に描写するのではなく、より抽象的な表現で社会の問題や個人の感情を反映しています。冒頭のピアノのメロディーは、静かで哀愁を帯びており、暴力に対する冷淡さと現代社会の無関心を表現していると言えます。歌詞では、月曜日という日常的な出来事が銃撃事件の悲劇と対照的に描かれ、「平凡さ」と「暴力」の衝突が強調されています。

特に印象的なのは、以下の一節です。

> "And the lesson today is how to die."

ここでは、無感覚に起こる暴力が、まるで何も教訓を残さないかのように繰り返される現実を指摘していると解釈できます。

◼️曲のインパクトと論争
「I Don’t Like Mondays」は、瞬く間にヒットし、特にイギリスやアイルランドで大成功を収めました。しかし、その背景となった事件がセンシティブな内容であるため、アメリカでは一部のラジオ局で放送禁止になるなど、論争も巻き起こしました。多くの人々が、この曲が事件をエンターテインメントとして消費しているのではないかと懸念を表明しましたが、ボブ・ゲルドフはこの曲が単なる「話題作り」ではなく、無感覚な暴力に対する批判であることを強調しました。

◼️曲の影響
「I Don’t Like Mondays」は、単なるポップソング以上の存在として、多くのリスナーに訴えかけました。暴力や事件に対する無関心な態度、社会の無気力さを反映したこの曲は、当時の音楽シーンだけでなく、社会的・政治的なメッセージを含んだ楽曲として評価されました。

ボブ・ゲルドフ自身はその後、バンド活動だけでなく、慈善活動や政治的な活動にも力を入れ、1985年に開催された「ライヴ・エイド」の発起人としても有名です。このように、「I Don’t Like Mondays」は、彼の音楽キャリアとその後の活動にも大きな影響を与えました。

◼️結論
「I Don’t Like Mondays」は、1970年代後半の社会的状況や、メディアがいかに事件を消費し、伝えるかについて鋭い批評を含んだ曲です。現代においても、銃乱射事件や暴力が続く中で、この曲が投げかける問題提起は依然として重要であり、深い意味を持っています。

⚫️ブームタウン・ラッツ(The Boomtown Rats)

1970年代後半から1980年代にかけて活躍したアイルランドのロックバンドであり、特に「I Don’t Like Mondays」などのヒット曲で広く知られています。彼らはパンク・ロックやニュー・ウェーブのムーブメントの中で台頭し、音楽的にも社会的にも影響力を持ったバンドとして評価されました。

◼️バンドの結成と初期の活動
ブームタウン・ラッツは1975年、アイルランドのダブリンで結成されました。バンドのフロントマンであり、後に慈善活動でも有名になる**ボブ・ゲルドフ(Bob Geldof)**が中心人物でした。バンドの他のメンバーには、ギタリストのギャリー・ロバーツ(Garry Roberts)、キーボーディストのジョニー・フィンガーズ(Johnny Fingers)、ドラマーのサイモン・クロウ(Simon Crowe)などが含まれていました。

ブームタウン・ラッツは、当初パンク・ロックの影響を受けたエネルギッシュなサウンドを特徴としており、アイルランドとイギリスで徐々に人気を集めました。バンド名の由来は、ウディ・ガスリーの伝記に登場するギャング集団の名前「Boomtown Rats」から取られています。

◼️音楽スタイルと成功
彼らの音楽は、初期にはパンク・ロックのアグレッシブな要素を取り入れながらも、徐々にニュー・ウェーブやポップロックへと進化していきました。社会的・政治的なメッセージを込めた歌詞が特徴的で、ボブ・ゲルドフの独特な歌声とカリスマ性がバンドのアイデンティティを強く打ち出していました。

1977年にセルフタイトルのアルバム『The Boomtown Rats』をリリースし、特にイギリスで注目を集めます。続く1978年のアルバム『A Tonic for the Troops』はさらに大きな成功を収め、シングル「Rat Trap」はイギリスのチャートで1位を獲得しました。この曲は、アイルランド出身のバンドとしては初めて全英チャートで1位を獲得したもので、ブームタウン・ラッツの人気を確固たるものにしました。

しかし、彼らの最も有名な曲は、1979年にリリースされた「I Don’t Like Mondays」です。この曲はアメリカで起こった銃乱射事件に触発されており、全英チャートで1位となり、国際的なヒットとなりました。この成功により、ブームタウン・ラッツは社会的な問題に対しても強い意識を持つバンドとして認知されるようになりました。

◼️社会的な活動とボブ・ゲルドフの影響
ボブ・ゲルドフは、バンド活動に加えて、1980年代には音楽を通じた慈善活動で世界的に知られる存在となります。特に、エチオピアの飢餓救済を目的としたチャリティーシングル「Do They Know It’s Christmas?」の制作や、1985年に開催された大規模なチャリティーコンサート「ライヴ・エイド(Live Aid)」の発起人として、音楽業界と人道的な活動の両面で大きな影響を与えました。

ゲルドフのこうした活動は、ブームタウン・ラッツの音楽にも影響を与え、バンドは単なるエンターテイナーとしてではなく、社会的なメッセージを持つ存在としての位置づけを強めました。

◼️1980年代後半とバンドの解散
ブームタウン・ラッツは1980年代半ばまでにいくつかのアルバムをリリースし続けましたが、音楽的なトレンドの変化やメンバー間の意見の相違もあり、次第に商業的成功が低迷していきます。1984年にリリースされたアルバム『In the Long Grass』が最後のスタジオアルバムとなり、1986年にバンドは解散しました。

◼️再結成と現在
その後、ボブ・ゲルドフはソロアーティストとして活動を続けましたが、ブームタウン・ラッツも2000年代に入り再結成を果たし、ライブパフォーマンスやツアーを行いました。また、2020年には新しいアルバム『Citizens of Boomtown』をリリースし、現在でも活動を続けています。

◼️結論
ブームタウン・ラッツは、パンク・ロックとニュー・ウェーブの時代において、独自の社会的メッセージを発信し、音楽だけでなく社会的な活動でも大きな影響を与えたバンドです。特にボブ・ゲルドフの存在感はバンドの成功とその後の影響力を支え、彼の慈善活動と音楽活動が交わることで、バンドは単なるエンターテイナーの枠を超えた存在となりました。

⚫️ブレンダ・アン・スペンサー(Brenda Ann Spencer)

1979年1月29日にカリフォルニア州サンディエゴで発生した銃乱射事件の犯人として知られています。この事件は特に彼女の冷酷な動機により、全米に大きな衝撃を与え、その後の文化やメディアにも影響を及ぼしました。彼女の発言「月曜日が好きじゃない」という言葉が、後にブームタウン・ラッツの有名な曲「I Don’t Like Mondays」のインスピレーションにもなりました。

◼️事件の概要
1979年1月29日、16歳のブレンダ・アン・スペンサーは、カリフォルニア州サンディエゴにある自宅から、向かいにあるクリーブランド小学校に向けて銃を発砲しました。使用した銃は、父親からクリスマスプレゼントとして贈られた.22口径のライフルでした。この銃撃により、校長と用務員の2名が死亡し、8人の児童と警察官1名が負傷しました。

警察がスペンサーの自宅を包囲し、約7時間にわたる立てこもりの後、彼女は逮捕されました。この間、彼女は地元の記者に電話をかけ、「なぜこのようなことをしたのか」との問いに対し、「月曜日が好きじゃない。それだけの理由よ」と答えました。この無感覚で冷淡な動機が、メディアを通じて事件の衝撃をさらに増幅させました。

◼️動機と背景
ブレンダ・スペンサーの動機は当初、単に「月曜日が好きじゃない」という一言で片付けられていましたが、彼女の生い立ちや精神状態を深く掘り下げると、複雑な背景が浮かび上がります。

スペンサーは幼少期から家庭環境に問題を抱えており、貧困や家族内のトラブルに直面していたと報告されています。父親との関係は特に困難であり、感情的な問題を抱えていたことが指摘されています。また、彼女は学校生活にも適応できず、友人も少なく、社会的に孤立していたとされています。精神科医の診断では、彼女はうつ病やその他の精神的な健康問題を抱えていた可能性が高いとされていますが、事件前に適切な支援が与えられることはありませんでした。

さらに、事件が発生した数ヶ月前に彼女が行った行動や言動に不穏な兆候があったものの、周囲の大人たちはその深刻さに気づくことができなかったようです。

◼️法的手続きとその後
事件後、ブレンダ・スペンサーは未成年でありながら、大人として裁かれることが決定されました。彼女は裁判で罪を認め、2件の第一級殺人罪と9件の暴行罪により終身刑が言い渡されました。当時のカリフォルニア州の法律に基づき、仮釈放の可能性が認められているものの、彼女は複数回の仮釈放申請を行ったものの、いずれも却下されています。スペンサーは今も服役中であり、刑務所での生活を続けています。

◼️社会的影響と文化への影響
ブレンダ・スペンサーの犯行は、学校に対する銃乱射事件としては初期のものであり、アメリカ社会における銃暴力と未成年者による犯罪の問題を象徴する事件となりました。彼女の冷酷な発言と若さは、当時のメディアにとってもセンセーショナルな題材となり、全米の注目を集めました。

また、この事件は後にブームタウン・ラッツのヒット曲「I Don’t Like Mondays」にも影響を与え、音楽業界でも話題となりました。曲自体は直接的に事件を描写しているわけではありませんが、スペンサーの発言を象徴的に捉え、暴力に対する無感覚な態度や社会の無関心さを批判する内容となっています。

◼️現在に至るまでの評価
スペンサーが起こした事件は、現在でもアメリカ社会における銃規制や精神的健康問題の重要性を再認識させるものとして語り継がれています。彼女自身のケースは、家庭環境、精神的健康、そして銃への容易なアクセスが、悲劇的な結果をもたらす可能性があることを示しています。

今日、アメリカでの学校銃乱射事件は依然として重大な社会問題であり、スペンサーの事件はその初期の例として歴史的に重要視されています。彼女が起こした事件のインパクトは、教育機関や立法者、社会全体に、未成年者が起こす暴力とその背景にある問題について深く考えるきっかけを提供しています。

◼️結論
ブレンダ・アン・スペンサーは、アメリカの銃乱射事件の歴史において象徴的な存在であり、その犯行は単なる犯罪以上に、家庭問題や精神的な健康、銃規制の問題を浮き彫りにしました。彼女の発言「月曜日が好きじゃない」は、単なる冷酷な一言としてだけでなく、現代社会における暴力と無感覚の象徴としても捉えられ、今日に至るまで議論の対象となっています。

⚫️補足
Wikipediaで、一番気になる今どうしてる?って最新情報を確認した。

事件当時、スペンサーは16歳であった。
スペンサーは、殺人罪と武器を用いた暴行罪の2罪について罪を認め、25年以上の終身刑(日本での無期懲役刑に相当)が言い渡された。現在、チノ (Chino) のカリフォルニア女子刑務所 (California Institution for Women) に服役している。
これまでに6度、仮釈放の申請資格を得たがいずれも却下されている。最近では最低所要服役期間に達する2021年に申請が行われたが、2022年8月に却下された。次回、仮釈放申請の資格を得るのは2025年である。
(Wikipediaより)

そう、16歳から現在の62歳まで、46年間ずっと服役してると言うこと、もちろん罪が罪なのだが、一日の出来事が原因で、人生全て塀の中になると言う事実。

同じくNHK映像の世紀「9.11 あの日が変えた私の人生」で、9.11のショックでイスラム教徒を殺して死刑になった犯人が、被害者の許しを知って自分の行為を後悔する姿を見て、犯罪を予防することは本当にできないのかと、考えざるを得なかった。

もう何十年も変わらず、いまだに警察が草むらに隠れてレーダー仕掛けて、捕まえるような、犯罪を助長させるようなことしか本当にできないのか?とDXの無力感まで、感じるのです。



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