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河島弥生/松本雅典『司法書士試験 仕事を辞めずに一発合格する方法』読んだ

ピエール瀧主演の人気ドラマ『地面師たち』で一躍脚光を浴びたのが司法書士という職業である。

そんなドンピシャのタイミングでこんな本が出版されたので、読んでみたのである。

当初の帯は、「この方法なら10回中9回受かる」みたいな煽りまくりな文言で軽く炎上していた。それくらい別にええでしょう、、、とピエール瀧みたいに言ってあげたくもなるところだが、著者らは現在のものに差し替えたとのことである。

まあ司法書士試験を受けるかどうかは別として、非常にためになる本であった。

計画の立て方、目次学習、アクティブリコール、記憶のメンテナンス、モチベーションの保ち方、定期的にやってくる不安感のやり過ごし方などなど。

超直前期の準備などは気合いが入りすぎで、真似できないことも多いが、ハンカチにアロマを染み込ませておく、ホットアイマスク持参など、実践的な事項も多かった。


このての本を読んでいていつも思うのは、勉強方法はもう開発され尽くしていて、みんなやってることはだいたい同じってことである。

つまり、分散学習と習慣化、それを可能にする時間管理と進捗管理がほぼ全てなのである。そして、それぞれのライフスタイルや、目標への距離と残された時間で、やるべきことは決まる。

だからといって読む意味がないと言っているのではない。自分は間違っていないと確認できる意義は大きい

もちろんファインチューニングの仕方は人それぞれで、参考になることは多い。またモチベーションの管理についても同様である。


というわけで、本書は資格試験勉強中の人全般におすすめできる。

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はむっち@ケンブリッジ英検
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