Go TO トラベルなんでそんなすぐ終わってしまうんとか3連休初日に仕事しながら考えてしまった

3連休初日であるが今日もいつもどおりモーニングルーティーンをやって、本日のノルマを着々とこなしていた。ブリリアントな土曜日の午前だなあと思っていたら、職場の後輩から電話がかかってきて、

今から緊急手術するから手伝いに来てくだしゃい

と呼びつけられたのであった。やれやれって感じでDMM英会話の予約をキャンセルして出勤したのであった。こないだ最近パンペリないなあとかぬかしやがった同僚たちに呪詛の言葉を吐きつつ。

そういえば昨日だったか、#Goto中止に反対します とかいうTwitterのハッシュタグをなんとなく見ていたらこんなツイートを発見したのだった。

まあ気の毒な話である。現実に、たとえ家族であっても一定人数以上の外食を禁じている病院はある。また出勤以外で県境をまたぐ移動を禁じているところもある。リベラルの皆さんが、違憲!、集会の自由!、移動の自由!と騒ぎ出さないのが不思議なくらいの人権侵害である。
まあ彼らとて自分たちの安心が一部の人間の犠牲で成り立っていることは理解しているのだろう。

病院の職員がSARS-COV2のような雑魚ウイルスでこのような人権侵害を受けなければいけないのは、もちろんクラスターを出したらマスコミがうるさいからである。

しかしマスコミがうるさかろうが、世間の人々はSARS-COV2が雑魚ウイルスと気が付き始めているのでGotoキャンペーンに乗じてでかけまくっているのだ、たぶん。人権侵害されている医療従事者としては忸怩たる思いであろう。

だがそもそも医療人がマスコミの片棒を担いだからの現状ではなかろうか。彼らがマスコミに騒がれたくないから(もちろん他にも理由はたくさんあるだろうが)、危険を煽って自粛を求めたからではなかったか。まあ今となってはどうでもいいことだが。

Gotoトラベルは基本的に良いアイデアだと思う、実施にあたって混乱があったとしても。各宿泊施設は感染対策をしっかりやってるだろうし、旅行者は三密を避けてればよいはずだ。旅行先で密なことをする人もいるだろうが、そういう人は地元にいてもやるだろう。旅行で特別感染が広まるとは思われない。経済効果云々については過去に書いたので繰り返さない。

そしてそういやこの連休中に東京で消化器外科学会専門医試験があるけどちゃんと開催されるのかなどと心配しながら緊急手術の助手をしていたのであった。連休初日に緊急を引き受けてしまった後輩ちゃんの連休がまあまあ台無しになるのは今や明白であるが、そんなことはこの世界ではいつもおこってきたし、今もおこっていることだ。なんとか身近なところから働き方改革を進めているところだ。

それはさておき、私は医者になってからカレンダー上の3日以上の連休で全部休めたことなんてほぼないし、3連休なのに出かけられないとか言ってる医療従事者たちは今までどれだけラクしてきたんだと思ってしまう。そんな奴隷の鎖自慢しても意味ないのはわかってるんだけどね。

というわけで今日も野郎ばっかりで緊急手術だった。これについては過去に書いたので繰り返さない(繰り返し)。

手術終わってニュース見たらGotoトラベル一部地域で新規受付停止とかいう話になってた。少しばかりため息をついたのであった。


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はむっち@ケンブリッジ英検
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