私がやっている『Disitinction 2000』を用いた音読シャドーイング
2ヶ月ほど前からサラさんの動画をみて根性を入れ直して音読・シャドーイングをやるようにしている。
これの6分15秒くらいからみていただければ正しいやり方がわかる。
ポイントは、
1. 同じ素材を1週間、毎日
2. 1セット15-45分を1-3セット/日
3. 発音・流暢性向上のためのシャドーイングは恥ずかしがらずに声をだせるところで
といったところである。個人的にはシャドーイングとリピーティングを厳密にわける必要はないと思っている。音声を流して、スクリプトを見ながらでいいのでなるべく真似するだけでも十分効果的だ。慣れてきたら顔あげる、少し遅れて繰り返すって感じでシャドーイングになっていけばいい。
また素材に慣れないうちからシャドーイングをやるとグダグダになって逆効果だ。仕込みが大事である。かなりの上級者でも初見だとそうそう流暢にできるものではない。
訂正。超上級者は最初から上手い。
それでは気を取り直して。
私は有名なDistinction 2000を使って音読・シャドーイングをやっている。全40章の各章に1分前後で読める4パラグラフのエッセイがついているのでこれを使う。それ以外にもいろいろ文章がついているのだがそこまですると回すのに時間がかかりすぎるので省略。
1セットは、1章ぶん5回×4章で20分強である。記録したりメモしたり録音したりとかで30分くらいかかる。30分くらいでやめるのは分散学習効果を狙うためでもあるが、そもそも30分も本気でやると顎や喉が疲れてしまうのである。
平日は朝活タイムと帰宅後に1セットずつ、休日は3セットだ。学校や職場でしっかり声を出せる場所を確保できる人はさらにもう1セットできますね。そうすると1週間に15セットくらいできるので、それぞれ70-80回くらい音読できることになる。まあ十分な反復回数ではなかろうか。
Distinction2000の音声はNatural(めちゃ速い)、Slow(全然スローじゃない)の2種類がある。口がこなれてくるまでは必ずSlowでやってほしい。いきなりNaturalでやると間違いなくぐちゃぐちゃになります。
慣れてきたらなるべく文字はみないで添付のイラストを見ながらやるといい。こういう点でもこの本はよくできてるなあと思うのである。
1週に4章進むので10週、だいたい2ヶ月ちょっとで1周できる。
しかし同じ文章をえんえんと読み続けるのは退屈である。しかし退屈しすぎるくらいやらないと身体が覚えるところまでいかない。
退屈を乗り越えるためのコツはあまりないが、時々は時間を測ることかな。噛まずに最速で読むのを10回に1回くらいやるといいのではないか。タイムアタックはいくらか退屈を紛らわしてくれる。またリスニングで単純に速さについていけないという問題も多少はましになる、なった気がする。
また5回に1回くらいは録音しよう。正しく発音できているか、イントネーションは完コピできてるかチェックしよう。最初はこっ恥ずかしいかもしれないが、これも退屈をやりすごす手段のひとつとなりうる。上等なICレコーダーは必要ない、ウィンドウズについてるやつで十分。
人によって確保できる時間は違うので、毎日1セットでもいからとりあえず1ヶ月続けてみてはどうだろうか。毎日30分で見違えるようになる、と思う。
私の発音流暢性が良くなったのは音声学を学んだおかげでもあるがそれについてはまたいずれ。
音読シャドーイングに有用なグッズはこちらの記事で紹介しています。是非みてってください。
シャドーイングはなぜ良いかはこの本で説明されている。サラさんもおすすめされているので間違いなく良書と思わまれます。