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令和6年10月おしまい
今月おつかれさまでした。ようやっと秋らしくなってきましたね。
さて先日の衆院選ですが、予想されていたとおり自公過半数割れとなった。
そのぶん立憲民主党が議席数を伸ばしたが、自公がどうにか政権与党を維持できそうなほどに留まったため、さほど荒れてはいない。
立憲民主党が、野田党首が増税を明言したにもかかわらず、大幅に伸びたのはやや驚きだったかな。増税を打ち出し、高齢者福祉を維持すると言っているのに、そうなったってことは、労働者のことなどどうでもいいという人間がむちゃんこ多いということだ。
これじゃ現役世代が何しても勝てないじゃん@gyui_san 作成 https://t.co/shArKf33rT pic.twitter.com/6xkGI8SjYY
— ゆな先生 (@JapanTank) October 28, 2024
その一方で、現役世代の手取りを増やすというキャッチーなメッセージで選挙を戦った国民民主党も躍進した。そのメッセージは、相対的に老人を軽視するということにほかならず、若い世代で得票数を伸ばした。
この対照的な二つの政党の勝利は、長い長い戦いの始まりを画すものである。
この場面での立民躍進って、要はもう高齢者側から現役世代へのガチ宣戦布告なわけだよな。数と既得権益を背景に悪気なく過剰に受益しているというスタンスから、より積極的な収奪に踏み込んできた感じあるな。
— kaba40 (@koba31okm) October 27, 2024
戦いとはいうものの、人口動態からして、現在の社会保障を維持するのは不可能なので、どこかでクラッシュするんだけどね。
高齢者医療費負担が9割引きから7割引きになる程度、フルスペックの高齢者福祉が僅かに削減される程度で「殺す気か」や生存権の解釈を広げて持ち出して、尊厳死すら姥捨だと、滑り坂論も使ってそれを先取りして生権力を無限拡張する。そういう「やり口」に穏当さは無力ですよねと賢い人に問いたい
— 恐竜人 (@Ho300D) October 30, 2024
私はそれでもソフトランディングさせたほうがいいと思っているが、どうせならさっさと潰したほうがいいという意見もある。その心情は理解するが、ハードランディングは死ななくていい人間を死なせるからあまり賛成できない。
どうせ穏当な削減を提言しても、「死ねというのか!」と責められるのだから、大幅な削減をすれば良いんだよ。
— greenwich (@bobbygetshome) October 26, 2024
どこかで大幅な削減をせざるをえないときが来るでしょう。
さて、そんなことよりも、今月とても嬉しかったのは、島本さんがTwitterに戻ってきてくれたことだ。
日本の老人はずっと本当はGDP比よりも高水準の福祉サービスを受益していた。これを実物的に賄おうとすると現役世代に極めて強い需要抑制(社保や税)を要求することになり、国債残高が他国と比べても爆発的に増えた。こう考えると全てのパズルのピースが揃う感じなんだよな。
— 島本 (@pannacottaso3) October 30, 2024
Twitterには、私にはどうしても敵わないと思うほど頭の良い人が何人かいるが、彼は洞察力においてずば抜けている。
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労働者の解放を新反動主義、左派加速主義に則って論じる。その過程で生命至上主義、生権力、過剰医療を批判することになるだろう。
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