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タイガー・ウッズのパパの『トレーニング・ア・タイガー』読んでみた

先日読んだこの本で、やたらとタイガー・ウッズ親子のことが取り上げていたので、読んでみたのである。

中古で100円くらいで買えました。20年以上前の本だしね。というかタイガーが20年以上現役ってのもすごいけど。

内容は主に、レッスンプロに預けるまでどういう練習をしたかというもの。まず父のアール・ウッズは大学野球のスター選手で、米陸軍特殊部隊の教官で、除隊するときにゴルフを始めてあっという間にシングルまで行ってしまったという経歴の持ち主であることに留意しよう。

そのすげえパパの子供であるタイガーは生まれた瞬間からゴルフの特訓を受けるのであった。例えば、ベビーベッドにプラスチックのゴルフボールとクラブを放り込まれたりとか。

写真つきで技術的なことを解説してるページもけっこう多い。モデルはもちろんタイガー・ウッズ。しかし私はゴルフをしないのでよくわからなかった。

パパウッズはかなりハードなトレーニングを課しており、いっしょにラウンドしているときにスコアをごまかして、メンタルを鍛えるなどしている。しかも「ゴルフをやめる」以外のことは言い返してはいけない、とかいう謎ルールつきである。一歩間違えると毒親である。こういう心の中に踏み込んでいくような訓練は、親子じゃないとできんよね。いくら優秀なコーチでもこれは無理やろっていう。

あとドン引きしたのが、パパウッズは離婚歴があって前妻との間に子供がいるのだが、それをタイガーを育てるための練習だったとか書いてるのである。誰でも読める本にそんなこと書くか?

というわけであまり参考にならなかったのだが、面白いところもあったのである。

日本版特典として、監訳の大前研一さんがタイガーの大学時代の恩師にインタビューしているが、これはなにげに面白かった。

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はむっち@ケンブリッジ英検
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