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菊池健彦先生の『イングリッシュ・モンスターの最強英語術』読んだぜ

さいきんわけあってブックオフに蔵書を投げ捨てまくっている。たまに高く買い取ってくれるが、そんなことはどうでもよくて、買取査定中に売り場をぶらぶらするのが楽しい。先日、そんなおりに菊池健彦先生の書籍を発見したのでお買い上げした、ブックオフポイントで。

菊池先生はTOEIC満点93回とかいうまさにモンスターである。どんなふうに英語を勉強してきたか知りたかった。それがまあなんというか、まともに仕事ができなくて(今なら発達障害と診断されてもおかしくないような子供の頃のエピソードも紹介されている)、7年間ひきこもり生活をしているときにTIMEやNewsweekを読みまくっていたのだという。さらには野茂英雄がMLBで活躍していた時代でもあったので、野茂に関するニュースをひたすら読んだり聞いたりしていたとか。
またTIMEなどには日本についてめちゃくちゃなことが書いてあるものだが、これにもしばしば抗議のハガキを送って、文法やライティングを磨いていったらしい。

私はリスニングが苦手なのでなにかコツはないかと思ったが、聞こえるようになるまでひたすら巻き戻しては聞くとあった。やりすぎて1年に1回のペースでビデオデッキが壊れていたらしい。うん、まあ愚直にやるしかないよね。達人がこうやってきたのだから凡人の私も腹くくってやるしかない。

語彙強化に関してもなんとなく感じていたことが達人に断言されていて、確信をもつことができてよかった。それは埋立工事のようなものですぐに成果は見えてこないということ、そして覚えては忘れるを繰り返すものだということだ。

よく一日に英単語を10個覚える、すると一年で約3500個になって、3年やれば1万語を超える、、、なんていうが、そんな覚え方は絶対にできない。(中略) もちろん、「今度こそは完璧に覚えた!もう二度と忘れないぞ!」と思っていた単語でもやはり忘れる。そんな時、がっかりするのはいいが、絶対にあきらめてはいけない。あきらめなければ、生きている限り、また復習できるのだ。(太字は引用者)


基本的に超絶コツみたいなのは書いていなくて、コツコツを継続することの重要性が強調されているが、ひとつだけすごいのがあった。謎のマスクである。

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これふたつのカップラーメンの容器を連結するだけの激安アイテムとのことだが、見た目のインパクトがありすぎる。。。狙いは、口と片方の耳を直結して、もう片方の耳を分離してしまうことだ。カップラーメンで覆われていないほうの耳は、イヤホンをつけてネイティブの音声を聞くというわけである。
自分の声を拾って同時に聞くヘッドホンは普通に売っているけど、両耳を分離して自分と他人の声を別々に聞くデバイスは見たことがない。作り方は詳しく解説されているので、近日中に作ってリポートしたいと思う。


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