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今年最初の冨安健洋はとても良かった

昨日はアーセナルとマンチェスター・シティのビッグクラブ対決が日本時間の21時30分からあったのでもちろん観戦。正月から選手や関係者の皆さんはご苦労なことである。

冨安健洋はちょっと前の試合で負傷で途中交代している。その影響があったのかなかったのかわからないが、前々節はコロナ陽性になってしまって欠場。前節は対戦相手のウルブズにコロナ感染者が大量発生したため試合そのものが延期。

昨日の試合には間に合って久々の出場となった。

この過密日程のなか、アーセナルは前節の試合がなかったことが大きかった。対するシティはかなりしんどくなってきてる模様。

シティは前節でだいぶ格下のブレントフォードに手こずったらしい、ダイジェストしか見てないけど。

けっこう危ない場面つくられてる。

先週くらいまでは無敵だったのにね。いや先週のレスター戦の前半までかな。

前半で4-0になったので観るのをやめたのだが、後半に3点取り返されてるっていう、、、

というようにアーセナルとシティではコンディションに差があって、また富安が戻ってきたことでもあるし、勝てないまでも良い試合になるだろうと思ったのであった。

良い試合どころか前半はアーセナルが優勢だった。ハイプレスがうまくいってシティはボールの運び出しに苦労していた。途中からはGKのエデルソンがいつもより前に出てビルドアップに参加するほどだった。

シティはボール保持時はインサイドハーフが前線に入り、SBがアンカーのロドリと並んで、235みたいになる。時にはSBの片方が前線に吸収されて226のような形になる。縦にコンパクトになっているので、奪われてもあっという間に囲んで奪い返す。
ところが前節では即時奪回がうまくいかずに、裏を取られることがまあまああったらしい。

昨日もコンディションの悪さからか、奪い返せずに前線まで運ばれてしまう場面が多々見られた。いつも余裕ぶっこいてるエデルソンが身体を投げ出してセーブするシーンがいくらかあった。一方でアーセナルお約束のラムズデールのスーパーセーブはなかった。

30分のアーセナル先制点は美しいカウンターだった。しかしその前のシティの攻撃も素晴らしかった。キーマンのロドリを前でウーデゴール、後ろからジャカがチェックしており、なかなか渡せないところに、ベルナルド・シウバが降りてきて引き取って前を向き、マークが曖昧になったデ・ブライネにパス。左にスターリング、真ん中にジェズスがいて、アーセナルにとってはまあまあピンチだったが、ベン・ホワイトが好判断でダッシュしてカウンターにつなげたのだった。

そのまま優勢に試合を進めるも、後半52分にPKを献上してしまう。外に張ったマフレズに左SBティアニーが釣り出されたスペースを、マルティネッリがいくのかジャカが埋めるのか一瞬躊躇ったところをベルナルド・シウバの侵入を許したもの。

結局ジャカが対応したのだが、そんなあからさまに足を掛けて倒したようには見えなかったし、ベルナルドのコケ方もややわざとらしかった。それでもシャツを思いっきり掴んでいるのが印象悪かったのかVARの結果PKになってしまった。まあジャカだし、みたいな雰囲気もあったかな。いやそれは私の偏見か。

マフレズが普通に沈めて同点。これだけならなんの問題もなかった、だってアーセナルが優勢だったし。

後半57分、この日のシティの不調を象徴する出来事がおこる。ラポルトがゴール前でゴール方向にクリアしたボールがGKエデルソンの頭を超えてゴールへ、、、アケが必死に戻ってギリギリで掻き出した。そのクリアがマルティネッリに、、、SBアケしかいないゴールマウスに蹴り込むだけと思われたがポストに嫌われてしまった。

マルティネッリはこの日もキレッキレだっただけに非常に悔しい場面となった。この直後にガブリエウが2枚目のイエローで退場になったからである。

このときのジェズスもイエローを貰いに行くようなターンで、さきのベルナルドといい嫌らしいプレイヤーだなあと思った。コンディションを落としていても、こういうところでアドバンテージを取れるのが強いってことだよね。

いくらコンディションの悪いとはいっても10人でまともにやらせてくれるシティではなく、なんとか勝ち点1を取るべく必死で守ったが、ロスタイムに勝ち越されてしまうのであった。

勝てたかもしれない試合だし、勝ち点1の可能性は大いにあったので、惜しいなあと思ってしまう。アーセナルの熱心なサポーターではない私ですらそう思うのであるから、選手らの悔しさはいかばかりであろうか。

とはいえ、首位を独走するマンチェスター・シティを相手に、11人の間は優位に戦えていたのだから、今後に期待が持てるのは間違いない。

戸田さんもおっしゃるように、非常に刺激的で楽しい試合だった。
戸田さんはPKとられたところ、CBがスライドしてスペースを埋めず、ジャカに行くよう指示してると解説されてますね。さすがプロは良く見てるなあ。

もちろん冨安健洋はいつものように堅実な守備を見せた。スターリングとデ・ブライネを何度も跳ね返した。ケガの心配はなさそうだ。次節以降も楽しみですな。


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はむっち@ケンブリッジ英検
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