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リスニングの鍛錬と丁寧な暮らし

昨日は緊急事態宣言についてあれやこれや書いてしまったが、もし私の住む地域で緊急事態宣言が出されたとしても私の生活は変わらない。

私はこれでもいちおうはエッセンシャルワーカーなので仕事は変わることなく続く。毎日、昨日よりも少しでも手際よく仕事をこなす、業務のクオリティを落とさず全員が休めるようにするといったことを心がけている。
スキマ時間は英単語暗記、仏教や近現代史の本を読むなどで埋められていく。

まとまった時間があればエクササイズしたり、絵本を読んだり、瞑想したりする。

日々このように丁寧に暮らしていると緊急事態宣言などあってもなくても関係がない。

もちろん昔からそんなに丁寧に生きてきたわけではない。雑でもったいない生活をしていた時期のほうが多い。
しかし40過ぎて静かに自分の本分を日々こなしていくことに関心をもつようになった。そこに新型コロナウイルスの騒ぎがやってきて、外に出ないことが良いことみたいな雰囲気になったこともあり、平穏で丁寧な暮らしに拍車がかかったというわけである。

ここ1ヶ月ほどはこの丁寧な暮らしに英語リスニングの鍛錬が加わった。

CPEであまりにもリスニングができなかったからである。

とりあえずは聴く量が足りてないということでスキマ時間にやることの優先順位を多聴にした。素材はTEDとかCNN English ExpressとかDistinction 2000とかである。聴いてる時間を増やすだけで英語を聴くことへの抵抗感が減るのがわかる。もちろん聴こえるとはいっていない

抵抗感が減るという点ではこの本の影響も大きい。

ここで強調されているのは、聴こうとしすぎないこと。まずはアクセントのくるシラブル、音の切れ目がわかるようになろう、細かいところが聴き取れなくてもOK、そういうことである。

アクセントと切れ目だけわかればいいとなると気楽である。アクセントの来るシラブルがわかればいいのであって、そのシラブルの音を正確に聴き取れなくてもいいのである。

気楽になるとどんどん聴いてみようという気分になる。いままでは聴き取れないといちいち落ち込んだりしていた。いまは聴き取れなかったからといってどうとゆうことはないという気分で取り組んでいる。

最近はトークショーなんかも練習に取り入れている。いや練習とかそんな大袈裟なもんじゃなくて、もっと気軽に聞いているかな。まあなに言ってるかさっぱりわからないけど、アクセントにだけ注目(注耳かな?)するとところどころ単語は聴こえるようになる。それでもなにいってるかよくわからないけど、もう少し文脈というか背景の知識があればわかるようになるんじゃないかという感触もでてきた。

勘違いかもしれないけど、こうやって日々少しずつ成長している気分になれるのが丁寧に暮らすことの良さである。毎日ほぼ同じようなことをしているが、全く同じではない、少しずつだが成長している(当然だが後退してると感じる日もないわけではない)。

もちろんこういう生活をみんなに推奨するわけではない。やりたい人だけやればいい。
コロナ関係なく日夜遊びまくる明るく元気な若者も私は好きである。そういう元気な若者はきっと遺伝子をたくさん残すことだろう。
ただまあそういう人たちも遺伝子をたくさん残したあとには丁寧な暮らしをするのも悪くないのではないかと思うのであった。

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はむっち@ケンブリッジ英検
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