個人的な推し選手を勝手に紹介する企画(Jリーグ編)
はいこんにちは。
暑さもだいぶ引いてきて、いや未だに暑いねんって話ですけど、もうすぐ秋が来ますね。自粛が明けてんだか明けてないんだか分からんこの期間、いかがお過ごしでしょうか?
さて、暇なんでたまにはY.S.C.C.関係ない記事を書いてみますかね(と言っても割と書いてる気がするけど)
今日は、「推しクラブの選手を除いた個人的な推し選手(Jリーグ編)」です。Jの推しクラブはY.S.C.C.のほかにFC町田ゼルビアもありますんで、この2つに現在所属している選手は除きます。
基準は「マジでユニを買おうか悩むレベル」で、独断と偏見で個人的に好きな選手を挙げます。もしこの中に「お!?」と思う選手がいれば是非名前と顔を覚えておいてくださいね。
それでは、なんとなく日本人と外国人選手で分けて紹介していきます。
〈日本人選手〉
戸島章(Akira Toshima)
大宮アルディージャ 所属
1991年10月4日生 (28歳)/191 cm
成立学園高校出身
【経歴】
2010年~2011年7月 ジェフユナイテッド市原・千葉
2011年7月~12月 ジェフユナイテッド市原・千葉リザーブズ
2012年~2013年8月 ジェフユナイテッド市原・千葉
2013年8月~12月 藤枝MYFC(期限付き移籍)
2014年 ジェフユナイテッド市原・千葉
2015年~2017年 FC町田ゼルビア
2018年~2019年 横浜FC
2020年~ 大宮アルディージャ
遂に大宮サポからも「世界の戸島」「偉大なセンターフォワード」と認められるようになってきました。横浜FCからレンタル中の「ランドマークタワー」、戸島章です。愛してますね。
長身なのにヘディングよりも足元の方が上手いなどと言われ、町田時代はジェフからレンタル加入していた初年度こそセンターフォワードとしてシーズン後半から出場機会を得るようになっていましたが、J2昇格後にいつの間にかサイドハーフとして開眼し、謎に強烈なドリブル突破を見せたり、謎に精度の高いグラウンダーのクロスを入れたりしていた記憶が強いですね。
しかし彼を侮ってはならない。J3時代、たまたま日程がマッチしたことで「実質リオ五輪代表フルメンバー」の招集に成功し、植田直通、奈良竜樹、岩波拓也など錚々たる顔ぶれを揃えたJ-22選抜を相手に頭で決勝点を奪ってるんです。もうこれ実質五輪代表でしょ。
J2での2年目、町田での3年目ですね、遂に覚醒の予感がしたんですが、オフに何と同じJ2の横浜FCへ何ともショッキングな移籍をしてしまったわけです。翌年の横浜FC戦、ホームでもアウェイでも戸島にはブーイングの嵐。初めてでしたね、野津田で選手紹介がブーイングで全く聞こえなかったのは()
で、横浜FCではちょいちょいゴラッソ決めてるわ、天皇杯ではマリノス相手に点獲ってるわ、意外と活躍してる・・・?という感じでしたが、J1昇格が決まると大宮へとレンタル。残念ながらJ1デビューはお預けとなりました。
しかし大宮では「ネタ要因」「ファンマの移籍でパニックバイ」などと言われながらも、蓋を開ければここまで2得点でチーム内得点王タイ。代表で「アジアの大砲」の異名を取った高木琢也監督のもと、1トップのストライカーとして更なる覚醒の予感さえも漂わせます。
浅川隼人(Hayato Asakawa)
ロアッソ熊本 所属
1995年5月10日生 (25歳)/178 cm
八千代高校→桐蔭横浜大学出身
【経歴】
2018年~2019年 Y.S.C.C.
2020年~ ロアッソ熊本
昨年までの2年間、Y.S.C.C.に在籍していたストライカー。同じストライカーの大先輩・佐藤寿人をリスペクトしている彼は、動き出しと言い、得点嗅覚と言い、メンタルと言い、まさにTHE・ストライカーです。
とにかくゴールまでのプレーを逆算し、どこに自分がいて、どのように自分が動けばいいかを理解し、「ゴールまでの最短経路を見つける」ことに優れています。その結果、昨シーズンにシュタルフ悠紀リヒャルト監督の下でJリーグ初出場を果たしながら13得点をマーク。J3での得点王争いにも絡み、その活躍で今シーズンからロアッソ熊本に引き抜かれました。
そのプレーもさることながら、「レンタルJリーガー」や「Jメシ」などの交流企画を通して、自分自身の価値を模索しながらファン・サポーターや人との繋がりを大事にする選手です。僕も1度彼に食事会に来ていただいて交流をしたことがありましたが、本当に人間性も素晴らしい。
熊本でも首位秋田相手に遂に移籍後初ゴールを決めましたが、ここから去年みたいな活躍を見せて欲しいです。Y.S.C.C.戦以外で。それから2回ほど流れたフットサル企画、いつか3度目のリベンジやりたいですね。
ディサロ燦シルヴァーノ(Akira Silvano Disaro)
ギラヴァンツ北九州 所属
1996年4月2日生 (24歳)/175 cm
三菱養和SC→法政大学出身
【経歴】
2019年~ ギラヴァンツ北九州
推しクラブ以外のユニを買うのを本気で検討しているレベルです。ここ最近、J2でやたらと暴れまわってるイタリアと日本のハーフの規格外ストライカー、通称「レレ」です。
昨年のJ3開幕戦で大卒ルーキーながら先発出場し、僅か10分でプロ初ゴールを挙げたまさに異次元のストライカーなんですが、見かけの厳つさとは裏腹にとにかくプレーがシンプルで、無駄な動きが少ない。得点を獲ることにのみフォーカスした動きでペナルティーエリアで全力を注ぎ、効率よくゴールに迫るタイプなんです。
法政大学時代から気になってはいたんですが、さすが養和の生んだ怪物。プロ1年目ではJ3でさほど先発出場が多くない中でも7得点、そして2年目にして初のJ2の舞台ではここまで6試合の先発出場を含めて13試合出場、なんと出場6試合連続得点を含む8得点を挙げています。大宮戦ではプロ初となる1試合2得点も達成。
これからが楽しみですが、もしかするとこの夏でのステップアップの可能性もあるかもしれません。プレースタイル的に適合するクラブを選びそうなタイプではあるものの、ハマれば間違いなくJ1でも大爆発できる選手です。できればその得点力で北九州を2年連続昇格でJ1に導き、J1で暴れる姿を見てみたいですね。
荒野拓馬(Takuma Arano)
コンサドーレ札幌 所属
1993年4月20日生 (27歳)/180 cm
コンサドーレ札幌U-18出身
【経歴】
2012年~ コンサドーレ札幌
高校2年生でJ2デビューを果たした彼は、相手のPKになった瞬間にペナルティスポット付近の芝を削って怒られたり、先日は競り合って倒れた相手の足を蹴るなどの行為もありましたが、本当にJリーグの中でも能力の高い、非常に優れた選手の1人です。
運動量とリーチの長さ、ボール奪取能力が非常に高い。そして良くも悪くも熱血で勝負に対してストイックになるタイプです。ルヴァンカップ決勝戦、相手選手の退場に対して主審に、「そういうのやめてよ」と猛抗議をしたかと思えば、PKキッカーに声を掛け、「どっち蹴るの?」と心理戦を仕掛けるなど、本当にエンターテイナーとしても見ていて面白い選手です。
本職はセンターハーフのはずなんですが、あらゆるポジションをこなし、気づいたら今年は0トップの最前線まで任されたりしているほどのオールラウンダーになっていました。10節終了時点で既にキャリアハイに並ぶ4得点を挙げており、この数字は今後さらに伸びると思われます。
現在、フードロスを減らすため、『Rescue Hero レスキューヒーロー フードロスをなくすプロジェクト』という企画をやってるそうですが、先日の清水戦、試合中にPKを蹴る直前の金子翔太に声を掛けて1分ほど談笑した翌日、その金子選手がこのプロジェクトを宣伝していましたね。これはもしかして・・・そういうこと!?
バングーナガンデ佳史扶(Kashifu Bangunagande)
FC東京 所属
2001年9月24日生 (18歳)/175 cm
FC東京U-18出身
【経歴】
2018年~2019年 FC東京U-23
2020年~ FC東京
一昨シーズンの夢の島で行われた北九州戦で初めて見て惚れ込み、以降追っていた選手ですが、世代別代表にも選出され、昨年のルヴァンカップでの驚異的なトップチームデビューを経て、今季からトップチームに昇格しました。
ボール奪取と思い切りのいい攻め上がり、そして大胆なクロスが特徴的で、同世代やJ3の中ではフィジカル面も強いですね。数年後には日本代表の左サイドバックに君臨する長友佑都のポジションを奪うことになるでしょう。
パリ五輪世代の中では最も優れた日本人サイドバックと言っても過言ではないはずです。昨年のルヴァンカッププライムステージのガンバ大阪戦2試合を観た方はお分かりかと思いますが、技術もさることながら、ガンバの並み居るメンバーと対峙しても全く物怖じせず、大胆に仕掛ける姿勢が非常に印象的でした。いつJ1で出てもおかしくないですし、いつ左サイドバックのレギュラーを奪ってもおかしくない。
U-23チームのJ3撤退や代表活動の停滞によって試合への出場機会が限られ、試合勘に不安はありますが、それでもトップチームの試合にベンチ入りするようになっています。J1デビューもそう遠くないうちではないかと思います。
河田篤秀(Atsushi Kawata)
徳島ヴォルティス 所属
1992年9月18日生 (27歳)/177 cm
阪南大学付属高校→阪南大学出身
【経歴】
2015年~2016年 アルビレックス新潟シンガポール
2017年~2018年 アルビレックス新潟
2019~ 徳島ヴォルティス
大学時代から全日本選抜にも選ばれ、大学卒業後にシンガポール移籍を経て日本に逆輸入された「ファイティング・ストライカー」。闘争本能をむき出しに戦う姿勢と、大胆さや図太さが印象的な選手です。
ミドルシュートでも強烈かつ正確にゴールマウスを狙えるほどのシュートレンジの広さ、フィジカルの強さを生かしたポストプレー、そしてゴールへの意識の高さを持った生粋のセンターフォワードですが、野次を飛ばした相手サポに「ファールやろが!うっさいねん!」と野次り返すほど気が強いのも特徴です。ちなみにその現場に居合わせましたが、周囲が「おおっ」と異様にどよめいたのを覚えています。あの瞬間、河田篤秀を好きになりましたね。
シンガポールリーグでは2016年に年間最優秀選手に選出されるほどの活躍を見せていましたが、ここまでJ1通算3得点。J2では昨シーズン13得点でキャリアハイを記録しました。もし昨シーズンの活躍を今シーズンも見せられれば、徳島のJ1昇格、あるいはJ1上位のクラブへのステップアップがあるかもしれません。
〈外国人選手〉
ジェイ・ボスロイド(Jay Bothroyd)
コンサドーレ札幌 所属
イングランド国籍
1982年5月7日生 (38歳)/190 cm
【経歴】
2000年~2003年 コヴェントリー・シティ
2003年~2004年 ACペルージャ
2004年~2005年 ブラックバーン・ローヴァーズ
2005年~2006年 チャールトン・アスレティック
2006年~2008年3月 ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
2008年3月 ~4月 ストーク・シティ
2008年6月~2011年 カーディフ・シティ
2011年~2012年 クイーンズ・パーク・レンジャーズ
2012年~2013年 シェフィールド・ウェンズデイ
2014年 ムアントン・ユナイテッド
2015年~2016年 ジュビロ磐田
2017年7月~ 北海道コンサドーレ札幌
アーセナルユース出身の元イングランド代表。世代別代表でも各世代で出場経験を持っているものの、アーセナルではユース監督の前でユニフォームを叩きつけたことでトップ昇格どころか僅か100万ポンドでコヴェントリーに売り払われたり、なかなかチームに適合できなかったり、やっとの思いで到達したプレミアの舞台では自分の武器が通用しなかったりと、苦しい思いを何度も味わってきました。
しかし失意のタイ挑戦を経て流れ着いた日本では、磐田退団の引き金として有名な「ペットボトル事件」こそあれど、磐田ではリハビリ中にも関わらずチームのJ1復帰のために決起集会を開催したり、札幌では、「同じ病気を持つ人に希望を与えられるような活動もしていきたい」という思いからてんかんの持病を公表したり、コロナで打撃を受けたクラブのために総額1億円弱にのぼる給与の一部を返上する発案をしており、本当に人のためにという思いが強いんでしょうね。というか日本のこと本当に気に入ってるんだろうなというのを感じます。
高い身体能力、フィジカルを武器にゴールを量産し、これまでの経験を生かしてチームに落ち着きと情熱を与える存在です。38歳になってもその威力は衰えず、これまでJリーグで記録も記憶も残し続けているイングランド人選手となっています。札幌では加入初年度は半年間で残留に大きく貢献し、以降はクラブの大躍進、そして昨年にはクラブ史上初のルヴァンカップ決勝進出にも貢献しました。
とにかく札幌だけでなく日本が好きで、日本人のために、日本サッカーのために、という思いの強さが彼の好きなポイントですね。特に岡崎慎司に対して「日本に帰って来て若い選手たちに還元して欲しい。どうしてアジアの他の国へ行くんだ?もう1度日本での君のプレーを見せて彼らの成長を助けてやれよ!」という怒りのメッセージを送ったエピソードからは、この国のサッカーの発展に対して彼なりの強い思いを感じました。
ルーカス・フェルナンデス(Lucas Fernandes)
コンサドーレ札幌 所属
ブラジル国籍
1994年4月24日生 (26歳)/174 cm
【経歴】
2013年 CRB
2014年 フルミネンセFC
2015年2月~4月 ボンスセッソFC
2015年4月~12月 ルヴェルデンセEC
2016年1月~7月 アヴァイFC
2016年7月~12月 アトレチコ・パラナエンセ
2017年1月~7月 フルミネンセ
2017年7月~12月 アトレチコ・パラナエンセ
2018年1月~7月 パラナ・クルーベ
2018年7月~12月 ECヴィトーリア
2019年~ 北海道コンサドーレ札幌
ジェイと同じ北海道コンサドーレ札幌に所属する技巧派右ウイングバックで、「ベビーフェイス・アサシン」と称されるブラジリアン。昨年レンタルで札幌に加入してチームに貢献し、今シーズンからは完全移籍に切り替わって札幌に貢献しています。
とにかくドリブルの技術が圧倒的に高い。細かいステップで見せる変幻自在のドリブルは止めることが困難で、まさにJリーグでナンバー1のドリブラーと言っても過言ではないです。クロスの精度も高く、ピッチ上では熱いキャラクターを持つ彼は、今シーズンはゴールに対する意識も向上していると思います。特に今シーズンの鹿島戦、あと数プレーで逃げ切って勝てる展開で見せたドリブルでのカットインからのフェイントを入れたゴールは、彼の魅力を最大限に詰め込んだシーンと言えるでしょう。
この見ているだけで期待感が湧いてくるドリブルには本当に惚れますね。特に今シーズン、「この次にどんなプレーを仕掛けてくるか分からないボールタッチ」が昨年にも増して多くなってきたんじゃないでしょうか。そのままドリブルで縦に行くのか、それともクロスを入れてくるのか、あるいはフィニッシュに持ち込むのか、ここまで観るのが楽しいブラジリアンはJリーグでは久々に見た気がします。
ダンクレー(Dankler)
ヴィッセル神戸 所属
ブラジル国籍
1992年1月24日生 (28歳)/187 cm
【経歴】
2011年~2013年 ECヴィトーリア
2013年~2015年4月 ボタフォゴFR
2015年4月~7月 ジョインヴィレEC
2015年7月~2016年 ボタフォゴFR
2016年~2017年 GDエストリル・プライア
2017年~2018年 RCランス
2018年~2019年 ヴィトーリア・セトゥーバル
2019年~ ヴィッセル神戸
この記事の最後を締めるのは、超ワールドクラスも活躍するタレント軍団、ヴィッセル神戸の最終ラインに君臨する「サンパウロのブルドーザー」、ダンクレーです。昨シーズンの開幕直後に加入するや、5日後のリーグ戦でいきなり先発デビュー。そのまま最終ラインの柱の一角として定着し、天皇杯制覇に貢献。今シーズンもゼロックススーパーカップの獲得に貢献しています。
正直、昨年はダビド・ビジャの加入もあってなかなかその名前が表に出ることはありませんでしたが、神戸にとって最も成功した補強だと思っています。なにせこれほど特異的なサッカーを最終ラインから支え、数字だけでない部分でもチームを支え、最終的にタイトル獲得にも大きく貢献している選手をたったの50万ユーロで獲得しているんですからね。フェルマーレン加入後も彼とともに最終ラインを支え続け、チームの好転に繋げたことが何よりの証拠です。彼なくして昨シーズンのリーグでの好転、そして初タイトルはあり得なかったと言ってもいいでしょう。
とにかく身体能力も選手としての能力も常人じゃない。センターバックにも関わらず、高さやフィジカル、ボール奪取能力だけでなく、速さもパス精度も兼ね備え、さらには攻撃力も持っているのが特徴です。特にほとんどのゲームで80%以上のパス成功率を誇っていることは、彼のポジションを考えれば非常に驚異的だと言っていいでしょう。ちなみに同僚の郷家友太曰く、シュートもストライカー並みに上手いそうです。下手すりゃ最前線もできるんじゃないですかね?
昨シーズンのアウェイ磐田戦の決定的得点機阻止のハンドのように、勝負に対して熱くなりすぎる部分もあるとはいえ、チームを最後列から支える選手としてのメンタリティを持ち合わせ、不可欠な存在になっていることは間違いありません。
いかがだったでしょうか?気に入った選手、気になった選手はいましたか?もし推し選手が被った!とか、めっちゃ面白そうな選手見つけた!という人がいればそれは非常に嬉しいことです。是非注目してみてください。
(気が向いたら)そのうち海外サッカー編もやろうと思いますが、たぶんこれは本当にそのうちやるでしょう。乞うご期待!
※もしご興味があれば、以下のマガジン「Y.S.C.C.試合レビュー」もご覧いただければ幸いです。
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