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#810 仕事論23|何のために人は働くのか?

仕事論は仕事全体の事を書くので、ちょっと広いテーマに毎回設定を冠がておりますが、そもそも「なぜ僕らは働くのか?」という、恐らく縄文時代から続いているであろう、人間のカルマに関して考えてみました。


労働のルーツを辿ると…

日本における「労働」の初期の概念は、飛鳥時代から奈良時代(7世紀〜8世紀)にかけての律令制度に基づいて発展したと記録に残されています。
この時期、農民は「土地を耕すこと」が主要な労働とされておりましたが、国家に対する「年貢の納付」や、「軍役・雑役」といった公共のための労働が課されていたんですね。
この時代からパレートの法則は存在し、デキる労働者と、パッとしない労働者はおり、デキる労働者が身分・階級を上げたりしていったんでしょう。

その後は士農工商の概念が生まれて、農業は徐々に商業に転換され、更には明治維新以降は西洋の影響を受け、工業化とともに労働が単なる農業や手工業から工場での労働へと変化していったんですね。

そして敗戦を経て、高度経済成長でGDPはガンガンズンズングイグイ上昇し、バブルを経て、今に至る感じですね。

とにかく日本人は働き続けてきたという事です。素晴らしいですね!VIVA!
ももクロの労働賛歌が染みますね。

働こう 働こう その人は輝くだろう
働こう 働こう 生きていると知るだろう



そしてなぜ我々は働くのか?

まず、誰もが共通で働く上で必要なものは「金」ですね。
これは言うまでもありません。

しかし、「TOTO BIG 6億円が当選したらどーする?」みたいな低俗なディスカッションを誰もがしたことがあると思いますが、みんな口をそろえて「仕事は続けるだろうね・・・」みたいな話をしていました。

以前呼んだ下記の本でも書いてましたが、生活を変えないのがベターなようです。ただ出世とかは度外視して働けそうではありますよね。

故に、なぜ働くのかの大前提は「金」であることは当たり前すぎるので、そのようにTOTO BIGや宝くじなどの不労所得のビッグマネーをGETした上でも、なぜ僕らは働くというチョイスをしたのかを、ちょっと掘り下げて考えてみることにしました。


1. 社会的なつながりを持つ為

これは確実に大事でしょう。
不労所得で、毎日家から一歩も出ずに引きこもったり、毎日豪遊していると、ろくな友人ができないことは明らか。
自分のことを一人の人間として、ニュートラルに接してくれる人がいなければ、人間はおかしくなってしまう気がするので、故に社会的なつながりを残すため、人は働くのでしょう。
また金が無かった場合も、人と繋がらないで稼げる仕事なんて無いはずなので、これは絶対重要ですね。


2. 自己実現の為

マズローの5段階欲求モデルにおいて、自己実現は最上位の概念だったと記憶していますが、最低限の金を貰えて、生活ができて、承認されて…の最後に残るは「自分のやりたいことができるか」ですね。
自分のやりたいことでメシを食えている人は一握りだと思いますが、そうした「やりたいこと」を実現するため、人は働くのでしょう。
「やりがい」とも言い換えられるかもしれませんね。


3. 自己尊重の為

こういう考え方もあるようです。
仕事を通じて認められたり、達成感を得たりすることで、自己尊重感を高めることができて、成功や貢献を感じることで、自分に対する肯定的な感情が強まります。
まぁ、自分がまともであるためには、こうした自己肯定のマインドは必要なのかもしれませんね。


4. 生活のリズムを作る為

これも社会的なつながりに通じるものがありますが、仕事は日々の生活にリズムをもたらし、健康的で規則的な生活を支えることに繋がります。
働くことによって日常生活が構造化され、生活に充実感や意義を感じやすくなりますし、逆に働かなすぎたら、色々マヒしてきそうですので、やはり働くのが一番ですね。


5. 学びと成長の機会として

こういう考え方もあるでしょう。
働くことは新しいスキルや知識を学ぶ機会でもあり、仕事を通じて、経験を積み、成長することができます。


6. 趣味としての仕事

こういう人もいますね。
仕事と趣味の境界線が曖昧な人は、変わらずに働き続けるでしょう。
この感覚を持っている人が、一番幸せかも知れませんね。


7.次世代や未来の為に

そして最後にこういう考え方があるでしょう。
未来の為に、次の世代の為に、何かを残して踏み台になろうという考え。
こうした考えにお金は野暮ですね。


まとめ

そんな感じで働く理由を考えてみましたが、みんな働くのが好きなんですね。
故に、働くこと自体はみんな不満は無いと思うんですけど「人間関係」とか、「業務量」とか、その辺が嫌でみんな病んでいくのでしょう。

故に、そうした懸念を人事担当や労務担当がクリアにして、僕たちは働くべきですね!
人事と労務の責任は重いという感じでした!


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