#193 バンド論58|GOING STEADY
B-DASHに続いて、青春パンクの代名詞と言っても過言ではないくらい、高校時代に劇的に流行っていたGOING STEADY(通称ゴイステ)に関して語りましょう。
ゴイステはマジでめっちゃ流行ってましたね。
やはり青春感丸出しの歌詞と、激しい音と、とにかくメロディアスな曲。
当時の高校生たちのハートを鷲掴みにしましたね。
初期(1stの頃)はとにかくハイスタとブルーハーツの中間みたいな感じで、僕もこの時期にハマったんですが、後期(さくらの唄以降)は独自の色を出して、泥臭い感じのバンドになり、そしてあっさり解散するという。その生き様もなかなかパンクでしたねえ。
僕は前期の方が好きなんですが、後期も後期で好きだったりしました。
ライブで何回も見たし、コピーもやりました。
ゴイステはこの手のバンドの中ではベースが難しくて、スコア買って必死に練習してました。未だに覚えていて、ふとした時に「東京少年」とか弾いちゃいますね。
とにかく本当に甘酸っぱい、思い出のバンドですねえ。
10位 DONT’ TRUST OVER THIRTY
1st「BOYS&GIRLS」を聴いたのは17歳の夏だったと記憶してますが、なかなかセンセーショナルでした。
1曲目のこの曲、DON'T TRUST OVER THIRTYの「ワン・ツー・スリー・フォー」を聴いた時点で、「あ、これ絶対好きだな・・・」と思いましたね。
1stアルバムの1曲目だけに思い入れも強く、バンドが解散する時までセットリストに入っていた気がします。
個人的には最後の転調したサビから、最後の「ドントラスオーバーサーティー!」のところまでの展開が好きです。
結構バンド入門的な曲だったんで、友達もめっちゃこの曲はコピーしてましたね(高3の頃だけで、5つくらいのバンドでコピーしてた記憶がある笑)
9位 UNIVERSAL
そして名盤「BOYS&GIRLS」の2曲目がこのUNIVERSALです。DONT' TRUST〜からの繋がりがいいんですけど、この曲も好きでしたね。
英語はかなりイージーな中3の俺でも書けるような詞で、「きらきら星」からインスパイアされたイージーなイントロなんです、が!名曲なんです。
なんと言っても「ララーラララララーラーラーラー」のところ。ここがすごく良いですね。沁みる曲です。
この動画はPOTSHOT主催のTV-FREAKのイベントのライブ映像なんですけど、このVHSも持ってて腐るほど見てました。BANANA BOATがいいんです(知る人ぞ知るという感じでしょうが・・・)
8位 東京少年
そしてこれでしょう。
初めてこの曲を聴いたのは「バムド・ブロス」というオムニバスでした。
この頃僕は完全にゴイステに魅せられており、オムニバスでも未聴の曲があったら買わねば!というスタンスで買って、かなり衝撃受けて、学校に持ってって「お前らも聞け!」と聞かせていたら、クラスメイトの友人が「カントリーロードのカバーかと思った」と。言われてみると確かに!
この曲あたりから「ゴイステ=パクリ」というアンチ勢がdisる傾向が顕著になった感はあり、フリークの僕は心を痛めたものでした。
この曲はオムニバス収録版の方が個人的には好きですね。
そしてベースが終始グリグリしていてかなり弾きごたえのある名曲です。
7位 銀河鉄道の夜
ゴイステの2ndアルバム「さくらの唄」は、高3の7月の学祭の近くの発売で、多分ハイスタのMAKING THE ROAD振りに楽しみにして、心躍らせて、買った記憶があります・・・が、正直イマイチでした。
というのも、視聴前から半分以上の曲を知ってしまっており、未視聴で琴線に触れたのは愛しておくれだけでしたが、この曲もスルメのように、聞けば聞くほど良さに気づきましたね。
サビが若干、というかかなり「You Don't Know Have To Worry,Worry」と聞こえてしまうのが難点ですが、それ以外はロマンチックで素晴らしい。
バンドで演奏したらこの曲の良さがわかったりします。
我々の世代は、カラオケに言ったらこの曲で大分盛り上がりますね。
6位 若者たち
この曲は後期の曲で、正直この時期あたりからゴイステを聞かなくなりました(このシングルから買わなくなってしまいました)
この曲を初めて聴いたのは2002年RISING SUN ROCK FESTIVALで、1曲目に発売前のこの曲を演奏していたんです。いきなり未発表曲を演奏して戸惑うオーディエンス!!
その時は「よくわかんねー曲だな」と思っており、今でもよく分かってないんですけど、響くものはあります。
Aメロが一番好きなんですけど、「パンクロックを聞いた 世界が真っ二つに軋んだ」がいつ聴いても痺れます。
5位 TANPOPO SONG
この曲はそんなメジャーじゃないんですけど、めっちゃ好きですね。
1stの8曲目なんですけど、多分アルバムの中では一番BPM早くて、コーラスがめちゃくちゃ美しいんです。もうコーラスが最高!サビとか全然琴線に触れないですから笑
ゴイステは何回かライブで見たけど、この曲は一度も聞けなかったのが残念。
4位 YOU & I
この曲はゴイステの1stシングルにして、初期の代表曲ですね。
高校時代何度この曲を聴いただろうか・・・最高に好きな曲です。
この曲もベースが好きすぎてよく弾いてました。未だに弾けますね。
シンプルな曲ですが、とにかくメロディと歌詞が美しい。
この歌詞しかハマらないだろうなって感じがしますね。
そしてこの動画、2002年のRISING SUNの動画でした。
あまりこの曲をやった印象は残ってないんですけど笑
3位 BABY BABY
そしてなんと言ってもこれでしょう。
YOU&I同様、この曲もメロディと歌詞が最高にあいまっていて、この歌詞があって曲が最高に聞こえるって感じがします。
サビとかも「BABY BABY、BABY BABY」はもちろんですが、「君を抱きしめていたい」とか、このフレーズじゃないとハマらない感じしませんか?
うまく伝えられてない感がありますが、とにかくそういうことを思います。
あと今思い出したけど、高校時代に同じクラスで可愛いと思っていた子にこのCD貸した記憶ありますね。それだけなんですけど笑
そう言うメロウな思い出もあります。
あとそう言えば、前職時代に同僚と3人でカラオケに行った時、妻からのメールで子供の妊娠が発覚した時に、この曲歌いましたね笑
そんな節目での思い出の曲です。
2位 アホンダラ行進曲
これは俺の中で賛否両論だった2ndアルバム「さくらの唄」の1曲目。
初めて聴いたのはアルバム発売前、下の動画でもある「東京初期衝動」というフリーライブで、これがViewsicあたりで放送してたんです。
高校の寮で、VIPな友人がこの有料チャンネルを契約していたので、VHSに録画させてもらって発売前からこの曲をずっと聴いて、なんてカッコいい曲なんだ!と興奮してました。
Aメロでしんみりと聞かせて「アーホンダラー」で大爆発。そしてイントロから畳み掛けるサビ。若干「果てしない大空と〜」と聞こえなくもないですが、当時18歳の僕には「まだ見ぬ明日に 何があるのか 何があるのか 僕は知らない」のフレーズは最高だった。
未だに聴いたら高校時代にタイムスリップする、名曲です。
1位 童貞ソーヤング
アホンダラ行進曲と悩みましたが、なんとなく今の感情でこの曲を1位にしました。
この曲も前述の若者たち同様、初めて聴いたのはGREEN DAYの来日公演でゴイステがフロントアクトだったライブで、発売前のこの曲を演奏し、オーディエンスはまぁ盛り上がらない笑
イントロのリフと、「一発やるまで死ねるか!」という叫びだけ印象に残っていましたね笑
これは大学1年生の6月とかそれくらいだったと記憶してますが、インディーズでオリコンで確か3位くらいになって話題になってましたね。朝のニュースか何かで「童貞ソーヤング」と流れていたのはアヴァンギャルドでしたね笑
とにかくメロディが多分ゴイステ史上最高にメロウなのは言うまでもないんですが、ギターのリフもベースラインも全てがエモいんです。泣けますね。
とにかくメロディが最高に美しく、中でもサビのメロディ、ドラムのリズム、ハモリなど最高。最後に転調するところも凄くいい。
歌詞はそんな共感できないし割とどうでもいいんですけど笑
以上、思ったよりエキサイトして書いてしまいました!
やっぱ思い出ですね!
銀杏BOYZになってからは正直そんな真剣に聴いてないんですけど、結構今もゴイステ時代の曲を歌っているようなので、YouTubeとかでつい聴いちゃったりしますね。
とにかくそんな青春のバンドでした。