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#409 蹴球論40|2023年 国際親善試合 日本 vs ドイツ

昨日開催された親善試合がメチャクチャ激アツだったので、予定を変更して昨日の親善試合のレポートをお届けします(元々蹴球論40ではは2003 東アジア選手権を書く予定でした)


今回のマッチメイクの背景

日本 vs ドイツと言えば、9ヶ月前のカタールW杯での激戦が記憶に新しいのではないでしょうか。

あの試合は前半はボコボコにされて、イルカイ・ギュンドアンにPKを決められ、誰もが「絶対勝てねー!」と思ったものでしたが、後半の森保采配が当たり、奇跡の逆転勝利
W杯で、過去の優勝経験国に勝利したのも初めてだし、逆転勝利したのも初めてで、この勝利で勢いに乗りグループ1位突破しましたが、対照的にドイツはこの試合の敗戦で勢いに乗れずグループリーグ敗退となりました。

故に、ゲルマン民族たちは「腐れジャップめ!」と怒り狂っており、その溜飲を下げるべく、ドイツサッカー協会がリベンジ目的で組んだ試合であり、「1億円やるからドイツに来てくれ」とかなりのVIP待遇で招かれたんですね。
日本としても、本気のドイツと試合できるのは経験になります。サンドニの悲劇の再現も十分に有り得るマッチメイクでしたが、虎穴に入らずんば虎子を得ず。負けたとしても経験になるという思いでセットされました。


スタメン

GK 12 大迫 敬介(サンフレッチェ広島|日本)
DF   2 菅原 由勢(AZ|オランダ)
DF   4 板倉 滉(ボルシアMG|ドイツ)
DF 16 富安 健洋(アーセナル|イングランド)
DF 21 伊藤 洋輝(シュツットガルト|ドイツ)
MF   5 守田 英正(スポルティング|ポルトガル)
MF   6 遠藤 航(リバプール|イングランド)(Cap)
MF   8 鎌田 大地(ラツィオ|イタリア)
FW   7 三苫 薫(ブライトン|イングランド)
FW   9 上田 綺世(フェイエノールト|オランダ)
FW 14 伊東 純也(スタッドランス|フランス)

しかし、この所属を見ると、もうヨーロッパの中堅国並みですね。
ベンチにも久保 建英(レアル・ソシエダ|スペイン)がいると思うと凄いです。
昔なんて、三浦 知良(ジェノア|イタリア)しかいなかったと考えると、隔世の感があります。そして30年経って未だに三浦 知良(UDオリヴェイレンセ|ポルトガル)海外組だったりするんですけど笑

で、W杯と変わったのはGKが権田から大迫に、DFも右が酒井ゴリから菅原、左も長友から伊藤へ変わり、CBも吉田が抜けて板倉&冨安に。
中盤より前は基本的に踏襲ですね。

やはり、改めてですが、W杯の経験を乗せるのであれば監督は続投の方が良いですね。
謎に4年単位でリセットしていましたが・・・


前半戦

正直!寝ていたので見ていません!
もっと言うと試合があったのも認識できていなかったんですが・・・

起きるとAbemaからPUSHが届いており、日本vsドイツ ハイライトと結果を書かない粋な演出 & ハイライトもコンパクトにまとめて動画が置いてありました。
Abemaはこの辺のUX提供がメチャクチャ上手いですよね。

ドイツのスタメンを見ると、GKはマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)、DFはアントニオ・リュディガー(レアル・マドリッド)と、他にもキミッヒ、ニャブリ、サネ(バイエルン)やギュンドアン(バルサ)と、やはり負けられないガチなメンツでした。

ですが、前半11分に右サイドから菅原がクロスをあげると、飛び込んだのは伊東純也!!アントニオに競り勝ち、あっさり先制!熱い!

否、その直後の前半19分サネにやられてしまい、1-1の同点に追いつかれるんです、が!わずかその3分後!
同じような形から菅原→伊東と繋いで、最後は上田綺世が決めてクソあっさり勝ち越し!つえー!笑

そしてその直後にもパスカットして、倒れたアントニオを横目に上田綺世が決定的な1vs1のチャンスを得ますが、これはシュテーゲンが止める。さすがです。

他にも左から三苫が2人抜きのドリブル決めたり、相変わらず脅威になっていました。
三苫が脅威になっているが故に、右からガンガン攻めれたのでしょう。

そんな感じで2-1で後半へ。


後半戦

そして後半に入りますが、後半から日本は5バックに移行。チャンレンジングでいいですね。
この日は冨安がキレキレだった様で、サネのドリブルも後ろから追いついて完璧なディフェンス。

そして途中出場の浅野が決定機を迎えますが、これもシュテーゲンが止めます。とにかく日本がつえーのなんので、圧倒的に押しまくりでした。

で、後半ロスタイムですかね?
集中力が切れていたアントニオのパスを拾った久保くんが独走し、GKと1vs1でパスをしてジャガーのごっつあんゴールをお膳立てして3-1とし、更にその直後に久保くんが左から中央の田中碧の頭に合わせて4-1!

そんな感じで本気のドイツに4-1で圧勝!
凄くないですか?


おまけ

20年前、ドイツとはキリンカップで対戦しています。
この試合が意外にも日本とドイツの初対戦だった模様です。
ジュニアユースの決勝とかで試合していた記憶がありますが、これはフィクションの話でしたね。

で、この試合は日本がホームでしたが、ほぼ何もできずにクローゼとバラックにいいようにやられて、0-3で完敗
点差以上に絶望を感じたものでしたが、20年経って・・・この屈辱を晴らしてくれました。

まぁドイツも紆余曲折があるので、また強くなる時期は来ると思いますが、とにかく日本がかなりいい時期に来ています。

日本サッカー界最大のツンデレと言われている、S・越後ことセルジオ越後もドイツ戦を絶賛!


次のトルコ戦も楽しみですね!

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