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#858 TV論43|風雲!たけし城

天を突き、高くそびえ立つこの城を、人は「たけし城」と呼ぶ。
今まさに、この城を巡って、
壮絶なる戦いの火蓋が切って落とされようとしていた――

僕が人生で一番最初にTV番組にハマったTV番組は、再放送していたキン肉マンのアニメか、特撮の超新星フラッシュマンか、この風雲!たけし城のどれかだったと思っています。
放送が終了したのが1989年4月なので、7歳とかそれくらいだったと思っていますが、とにかくメチャクチャ大好きでしたね。

そんな小1の僕のハートを大きく揺さぶった伝説の番組「風雲!たけし城」を本日は紹介しましょう。


「風雲!たけし城」とは?

「風雲!たけし城」は、1986年5月2日から1989年4月14日までTBS系列で放送されたアトラクションバラエティ番組で、毎週金曜の20時から放送されていました。

ビートたけしが城主を務める難攻不落の「たけし城」を落とすため、毎回約100人の一般応募者からなる攻撃軍を谷隼人“隊長”が率い、緑山スタジオに作られた、たけし軍が仕掛けた数々の難関(ゲーム)を攻略するという番組で、その難関がハードであり、バラエティ溢れていて、本当に大好きでした。

メインの登場人物は3人です。


たけし城:殿(ビートたけし)

圧倒的権力を持ったたけし城の城主であり、殿です。
恐らく領主の支持を下げずに苦しめる、バカ王子みたいな王政を敷いていたと推察されますが、毎回谷軍率いる一般参加者たちを返り討ちにする、悪い殿でしたね笑
この時期はたけしの挑戦状をリリースしたり、とにかく最高のエンターティナーでした。映画を撮る少し前ですね。


たけし城:家老(そのまんま東)

そのまんま東の記憶が残ってますが、初代家老は石倉三郎だったようです。
とにかく暴れん坊の殿の補佐役として、板挟みになる苦しき中間管理職ですね笑


谷城:攻撃隊長(谷隼人)

たけし城と敵対する関係性を持った「谷城」の攻撃隊長であり、たけし城の陥落を目的に、一般参加者を率いる立ち回りですね。


そして、何よりメインは一般参加者ですね。
一般参加者がこの番組の主役だったと言っても過言ではないでしょう。


「風雲!たけし城」の魅力

続いて「たけし城の魅力」を整理してみました。


1. 一般参加者が活躍する設定

やはりこれが楽しかった気がしますね。
以前にSASUKEを紹介した時にも書いていますが、このような何物でもない一般参加者に感情移入し、応援するのが楽しかった記憶があります。
僕がSASUKEで、山田さんは言わずもがな、秋山さんや長野さん、山本さんといったSASUKEオールスターズを応援するのは、この番組の影響が大きいでしょう。


2. 趣向を凝った難関

とにかく難易度がかなりエグく、尚且つ人を食った笑えてしまう企画が多かったですね。「〇〇でポン」みたいな感じで名前も適当でした笑
みんなで着ぐるみ着て、企画に興じるその姿は今考えると・・・(3に続く)


3. バブリーな企画

そして時はバブル時代です。
総工費は1億円を超えるとのことですし、とにかく鬼のように金掛ってますね笑
前述のアホな企画の製作費だけでもそうですし、毎週100人の一般参加者を集めるのはスタッフの人件費とかもエグかったでしょうし、とにかくバブル期ならではの大盤振る舞いですが、それが夢があって楽しかったですね。


「風雲!たけし城」の好きだった難関BEST10

10位 国境の壁

まずは参加者をふるいにかける「国境の壁」ですね。
これは恐らくほとんど全員に近い感じで突破できるのだろうと思っておりますが、谷隼人の「行け―!」で一堂に100人の視聴者が壁に向かって走るシチュエーションが最高に熱いですね。
あと、関門クリア後に参加者が森の中を駆け抜けて、テロップで100人→85人とかの残り人数を表示させる演出も好きでしたね(若干バトルロワイアル風な)


9位 戦場にかける橋

これはなかなか無理ゲーなチキンレースですね。
勢いをつけてサーフボードに乗り、見えずらいですが図の緑の矢印を超えるギリギリのエリアで止めなければならないという難易度Xの競技です。
放映されていたのはビビってしまい届かないか、目測を見誤り池にドボンするかのどちらかでしたね笑


8位 キノコでポン!

回転するキノコに捕まって、対岸を目指すというウルトラアホ企画ですが、これはSASUKEにそのまま使われていますね。
ちなみにたけし城のロケ地と、SASUKEのロケ地は同じ緑山スタジオですね。


7位 ローラーゲーム

これも似たようなものがSASUKEにあったと記憶していますが、これもまた難易度Xの難関ですね。
僕は他はできるかも知れませんが、これはマジでできる気がしない難関です。


6位 天国と地獄

これはターザンロープで、池の真ん中にある小島に飛び降りれればOKという、これまた難易度が高く、これまたSASUKEに(略


5位 悪魔の館

これはかなり覚えています。
窓のない小部屋が連なる迷路のような部屋に入り、そこにいるストロング金剛・丹古母鬼馬二という2匹の悪魔から逃れてゴールするという難易度Xの企画です。
とにかくこれは相当難しかったのではないでしょうか?
かなりトラウマになりそうな企画ですね笑


4位 玉ったもんじゃない

これはメチャクチャ好きでしたね。
上からパチンコのような形で障害物をかき分けて、降りてくる玉を見ないでキャッチするという難易度の高い企画であり、何故かこれが凄い好きだった記憶がありますね笑


3位 まわってビーチボーイズ&ギャルズ

ビーチボーイズの「サーフィンUSA」を聞くと、この関門を思い出す方は多いかと思いますし、僕もこれは未だにBGMが脳内再生されるくらい印象に残っています。
楽しい企画でしたね。


2位 竜神池

そしてこれもかなり印象に残っていますし、たけし城と言ったら竜神池というくらいメジャーな関門でしたね。
本物と岩と、偽物の発泡スチロール(?)の岩が混在している池を渡らなければならない、これまた難易度の高い企画です。
これは本当にやってみたかったものでした。


1位 ジブラルタル海峡

そして一番印象に残っているのは、このジブラルタル海峡ですね。
コンバットのテーマ曲を聞いたらこの番組を思い出す方も多いでしょう。
黄金の玉を持って、妨害を耐えて橋を渡り切るというシンプルな企画なのですが、番組終盤を盛り上げる鉄板な企画でしたね。
大好きでした。


ラスト カートバトル

そして最後の最後はたけしとカートで戦うんですが、これはあまり好きじゃなかった記憶があります笑
もう終わりかと言う虚無感があったのと、あとはたけし軍が強すぎて毎回マンネリ化していたのが恐らく理由ですね笑


そんな感じですが他にも鬼のような関門がありました!
是非、チェックしてみてください!


まとめ

そんな感じで思わずエキサイトして書いてしまいましたが、何気に割と最近、Amazon Primeで令和版たけし城が放送されていたみたいですね。

そしてYouTubeでちょっと見てみると、海外のアフレコの動画が鬼のようにありました。海外でメチャクチャ人気あるみたいですね。
日本のカルチャーはやはりまだまだ捨てたもんじゃないですね!

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