【櫻坂46】※長文注意※「4th year Anniversary live」の感想。
お久しぶりです。
前回書いたのがあの東京ドーム公演なので約5ヶ月ぶりとなります。
”三期生ライブ”の東京公演2日目に参戦していたので、本当はその感想でも書こうと思っていたのですが、数週間後に大阪公演が追加された為、「ネタバレになるやんあれこれ何も書けなくね?」となり書くのをやめました。(ちな書こうとしてた内容は大阪公演の配信中にXであげてました)
↑谷口 愛季が凄すぎました。
↑今の村山 美羽さんのパフォーマンスについて。
あの東京ドーム、三期生はより強くなったことを証明して臨む今回の"4thアニラ"。
「まだ上の景色がある」。そう語った後の最初の一歩はどんな景色を見せてくれるのか、また10th single・"I want tomorrow to come"はどんなパフォーマンスとなるのか。そんなことを期待しながら見に行きました。
今回は初日だけ現地参戦。席は東京ドームの初日とほぼ同じ、三塁側一階スタンドでした。2日目は配信で。
今回も、いつも通り印象に残った曲と共に振り返っていきたいと思います。
※基本敬称略
ライブ感想~印象に残った曲~
M3.何歳の頃に戻りたいのか?
4thツアーでは本編最終曲・東京ドーム公演では一番最初の曲。
9th→10thが発売されセトリのどこに入れてくるか楽しみでしたが3曲目でした。
いつ聞いてもイントロが最強すぎる。今回のZOZOマリンは何故かいつもより低音強めな音響だったので、ベース音が気持ちよかったです。(それに伴ってボーカルが弱めだったりん?って楽曲もありましたが)
あと東京ドーム公演から衣装デザインに入ってくれているMitsuhiro Higuchiさんの衣装も相変わらず素晴らしい。今回も曲のパワーに負けない衣装を作ってくれました。
個人的に好きだったのは2番サビの山﨑&森田→藤吉のダンスバトルパートの流れですね。
センターステージに全員集まっていたところから花道にばらけて2人だけ残す構図は自然とセンステに目線持ってかれました。昨年好評だった”摩擦係数”の演出を彷彿とさせます。
初日の天さんの「もっとデカい声聞かせてくれ!」って煽りも好き。「声出せ〜!」より「聞かせてくれ!」の方がよくないですか?
M4.BAN
これは正直今回の残念曲でした。2日目の現地の盛り上がり方は知りませんが。
なんかふわふわしてたんですよ。”何歳の頃に戻りたいのか?”で山﨑がブチあげて、そこから”BAN”っていうのは流れとして分かるんです。
東京ドームから継続のイントロアレンジVerだったわけですけど、東京ドームからちょっとそのアレンジを変えてるんですよね。東京ドームはマンホールからそのままの熱量持って行けるアレンジだったのに、今回のアレンジは「ん?ああBANね」って一呼吸入る感じ。その一呼吸がすごい邪魔。
結局ふわふわしたまま曲に入って、これまでアレンジしすぎたせいで1番・2番サビ終わり「ヘイ!」って言っていいの?みたいな感じになってましたし。
今は"Start over!"が代表曲となりましたが、”BAN”は大切にされ続けて欲しい楽曲です。
”3rd TOUR”のスペシャルBANから始まって、まだまだ盛り上げられる方法がある曲だと思うので。
M7.TOKYO SNOW
最近の櫻坂ライブは”マンホールの蓋の上”、このあと単独ライブでは初披露となった”もう一曲 欲しいのかい?”など、表題もカップリングもパワー系楽曲の扱いが強くなっていたので、こういうしっとり系がセトリに入るのは幅が出ていいなと。
”ブルームーンキス”が両日披露されましたが、それも多分同じような狙いだったのではないでしょうか。
そのあとの”五月雨よ”・”桜月”含めて櫻坂のライブにおいて必要なパートですからね。
個人的にはこういうチャレンジしてるのが見えるカップリング曲が増えて欲しいんですけどねぇ。
カップリングでユニット曲量産するのは別にいいんですよ。ただ作るなら”制服の人魚”とか”断絶”・”Don't cut in line!”みたいに何かしら振り切ってて欲しいんですよね。どういう組み合わせ?みたいなユニットだったり、曲もあ〜フツーのJ-POPやなーって曲が多すぎて、ね。
M11.コンビナート(1日日のみ)
個人的大好き曲。二期生の歌声大好きマンなので。
特別なにか演出があったわけでもないですが、センター・増本カラーのオレンジサイリウムに照らされ花道で輝く二期生たちが素敵でした。
9thのBACKS LIVEで披露されてましたけど、やっぱこの曲は二期生じゃないとですね〜。
Cメロの「グルーヴしそうな工業地帯(森田・山﨑)」→「鉄の階段やタンクが(大沼・松田)」→「プロジェクションマッピングみたいに(田村・藤吉)」→「映画のワンシーン入りこんで(大園・守屋)」の曲割が大正解すぎるんですよ。これ割り当てた人は本当によく分かってる。
ラスサビ転調も大好きです。僕が”断絶”でよく言ってる、「セトリに入ってて嬉しい曲」の一つですね。
M15.Start over!
今回一番ヤバいことやってる曲です。
東京ドームで見た時、Xで「小林がいなくなって曲の中にあったストーリーが消えた(ただその分藤吉が一人好き勝手やってやろうというパワーが、3rdアニラにあった迷いを払拭したように見えた)」と呟いたのですが、今回からその小林がいたポジションには三期生の村井 優が入ることになりました。あと土生ポジに村山 美羽。
この2人が入ったことで以前の”Start over!”にあった曲の中でのストーリーが帰ってきました。ただそのストーリーが以前と全く違うんですよ。
これまでの"Start over!"は「やり直す」ことに抗っていた小林 由依さんが受け入れるまでのストーリーがあったわけじゃないですか。これが村井の役だと全然違って。
2番Bメロの「防犯カメラに〜」からです。小林ポジに入る村井が藤吉に突き飛ばされてるんですよ。この時点で脳内!?!?です。
次の「誰も見ていない 自由が欲しいだけ〜」でその村井が藤吉を捕まえに行って振りほどかれるんですよ。最後「だから 他人の目気にすんな」で村井が藤吉に抱きに行くけどそれも振りほどかれると。
誰か説明してください。これまでの藤吉→小林に抱きつく構図が真逆になってるんです。
新せ界で公開されていた"Start over!"の設定資料を見直してみました。その資料では「メンバーの方向性」という項目でそれぞれのメンバーの役割が記載されています。
小林 由依の方向性は「強さの中に弱さが見える女の子」。小林以外のメンバーにも一人一人メンバーに合った細かな方向性があったことを考えると、今回から入った村井には新しい役割が与えられたように感じます。ではこの村井の方向性を作ったのは加藤 ヒデシン様なのか、はたまたTAKAHIRO氏なのか、ナスカ大先生なのか・・・こればかりは分からないですね。誰でもいいから解説求む。
そうなると藤吉 夏鈴さんに与えられた方向性も変わっていそうです。
藤吉の方向性(新せ界ではセンターのキャラと記載されていました)は、
・自由で気まま
・思うままにルールを無視する(そこを楽しんで欲しい)
・子どもっぽくはしゃぎ回る
・その屈託のない笑顔は、アイドルが誰かに向けた時の笑顔ではなく本気で楽しんだ時に出るようなそんな魅力的な表情でいて欲しい
→その行動が他メンバーに解放を与えて新しい景色を見させてくれる、メンバーは彼女と触れ合い変わっていく
こんな役割でした。ライブにおいてこの役割が明確に見られたのは取り上げた2番Bメロの小林とのシーンだったわけですが、村井との絡みじゃその役割ではなくなってますもんね。
今回の藤吉を見ていると小林が消えて(卒業)、それを必死になって探す藤吉→それを諦めさせるために止める村井…というストーリーが一番しっくりきます。藤吉さんはこれで合ってそうな気がしますが、村井の役割はちと違うような。。。今はオタクの考察タイムですね。いずれ正解がわかることを願っています。
藤吉さんは『B.L.T. 2024年7月号』で「小林さん以外の他の誰かが入ってくれたことを想像すると、なんか感覚的にちょっと違うのかな」と話していましたが、どうでしょう。新しいストーリーになったことでその考えも変わったように見えました。
また去年のアニラの時点であった「あの時の景色」を超えられるかという葛藤・「飽きられてしまうのではないか」という不安はひとまず払拭したように感じます。
いつだってスタオバは最強。そして新・Start over!の始まり。
最強の曲第二章、早くまた見たいです。
M17.マンホールの蓋の上
個人的大好き曲その2。
もう小細工の追加は不要、完全に今のバージョンで固まりましたね。
ライブを重ねるたび曲が育っていく感じがたまらなく好きです。どんどんクラップが大きくなってきました。
今回はユニット曲多めだったりで、いつもに比べれば出番少なめの森田さんですがやっぱり強い。
今までで一番大人っぽく見えましたね。また一つ魅せ方の幅が広がったように感じました。
あと自分が東京ドームで褒めていた、ラスサビ前の的野×藤吉の「マンホールの蓋の上」が二画面演出(東京ドームの摩擦で言ってた森田×山﨑をモニターに分割して映すやつです)になってて感動しました。運営、やるやん。
最近の運営はその辺のオタク需要よくわかってますよね。(ただ配信には対応していないようで2日目配信見ながら「おい!」となりました)
M18.もう一曲 欲しいのかい?
先ほど”TOKYO SNOW”で取り上げた最近の櫻坂ライブのトレンド・パワー系楽曲です。
ロッキンに行ってない方は今回のライブが初見、私は蘇我で経験済み。
もう手上げまくってました。
元音源の声の加工があんまり好きじゃなかったんですよね〜。
ただライブで聞いたらその加工が取れて普通に聞けるようになってました。聞けるようになったらあとは無我夢中に楽しみ態度で示すだけです。
東京ドームの超脳筋セトリでもそうだったように、パワー系曲でも一人一人が呑み込まれずに負けないのは櫻坂の良いところ。三期生でもフェスでそういう空気を経験してるのはデカいですね。
そしてもう一つすごいのはこの曲の後にやる曲がちゃんと強いこと。
”承認欲求”はいつだってライブTier S曲です。
M21. I want tomorrow to come
本編ラスト曲。一番楽しみにしていた曲でした。以下IWTC。
最近櫻坂の表題曲は神様(康なんですけど)からその時期のグループに合う、ガン刺さりする曲が舞い降りて来ることがありますが、(全てをひっくり返した"Start over!"と東京ドーム前の"何歳の頃に戻りたいのか?"がいい例ですね)「今回のIWTCもその枠だったんだな」と2日目の配信で感じました。神曲です。
神様(康)はこれまでの"Start over!"と”何歳の頃に戻りたいのか?”では「自分たちに向けたメッセージ」を歌詞に授けていましたが、今作のIWTCでは「メンバーからBuddiesへのメッセージ」を歌わせている気がします。
東京ドームの2日目、山﨑が「一人一人にいろんなことがあるけど、辛い時には私たちのことを思い出してもらって、少しでも気持ちが軽くなれば」と話していたことを思い出しました。(今回山下の後のMCでも似たことを話してましたね)
山下や山﨑の言葉を聞いた後だと、「辛い時はこれ聞いて頑張って!」というBuddiesへのメッセージソングに聴こえてきます。
今のメンバーとBuddiesの関係って本当に良いじゃないですか。苦しい時も支えあって、東京ドームにまで繋がって。
で「その先の景色」を見るために、これからも一緒に進もうぜ!という思いが形になったのがIWTC。メンバーとBuddiesを結びつけてくれる、大切な曲になりました。
…と思ってるんですけどどうでしょう。
この壮大な楽曲にどんな演出施すんだ?とか思ってたんですけど、特別演出もいらなかったですね。
山下の言葉、それだけでもう十分でした。
センターが楽曲を解釈できているグループは強い。
総感
このnote書く前は色々書いてやろうと思ってたんですよ。主に”BAN”がふわっとしてたのと"TOKYO SNOW"のところで触れたカップリングについてなんですけど。ただこうやって自分の好きだったポイントまとめたら普通に満足度の高いライブやったんやなと。今回も理解らされてるな〜。
やっぱ再三触れてるパワー系楽曲を聞いたらやられちゃうんですよね〜。それ終盤に畳みかけられたら満足度高く終われちゃうんですよ。ずるいです。
ただそれだけだといずれ見てる側に飽きは来ますからね。だからこそカップリング曲にもう少し力を入れて欲しいわけですよ。
今直近3シングルのカップリングでライブ定番になったorなりそうなのってマンホールともう一曲、あとNextなぜ恋枠として何度 LOVE SONGを~くらいじゃないですか。それじゃ少ないんすよ。ホームランは求めないんでもう少しヒットが欲しいです。
そんな中でも”Start over!”が全く新しいストーリーとなったのは朗報です。既存曲でもまだまだ可能性があることを示してくれました。
ただ単に小林→村井、土生→村山に代わっただけじゃなく、ちゃんと見るとこれまでと違うストーリーになってるのが良い。「●●ポジに▲▲が入ったのエモい!」で終わらせないあたり、”Start over!"はやはり特別な曲ですよ。韓国に行ったメンだけで"Start over!"が披露された際、いろいろ言う人がいましたが。
一人一人に方向性を持たせてたのが天才すぎますね。この先どうなっていくかめちゃくちゃ楽しみです。その流れでBANも頼む。BANを救いたい。
これにて2024年の櫻坂46全員で行う単独ライブは終了となります。
少し2024年の櫻坂46を振り返ってみたいと思います。
1月31日、小林 由依卒コン初日の日ですね。
その日小林 由依が見せてくれたパフォーマンスがあまりにも偉大すぎて。
「これこの人が抜けて本当に大丈夫か…?」と思ったオタクは私以外にもいたはずです。
ただこの子たちは本当にすごいです。5月、JAPAN JAMで見た時ですね。
8th BACKSの感想noteでも書きましたが、本当にその穴を感じさせなかったんですよ。4thツアーを経て、めちゃくちゃ成長してる姿をみれて安心しました。
偉大な人が自信を持って託した後輩たちはすごかった。
そのあと東京ドームがあって。2年連続紅白出場も決めました。
個々で見たら悔しい思いをしたメンバーもいたはずです。
私の推しメン・村山 美羽はまさにその一人でしょう。
今思い返すと今年って7thのBACKS LIVEから始まったんですね。
その7th BACKS LIVEで肩を並べていた的野 美青が、その次の8th singleでは選抜メンバーとして活動していく姿は本当に悔しかったはずです。
でもその悔しさがあったからこそ、彼女は今年目標としていた「誰かに似てる似てないではない、自分の色」を見つけることができました。
「私はこんなにできるんだ」という、自分の存在意義を全力で観客に伝えること。
彼女にしか出せないパワーがそこにはあって。落ちたことを美談にしたくないですが、あの期間、あの立ち位置にいた彼女だけが経験した思いが生み出した彼女にしか出せない色です。
今や2作連続選抜メンバー。立派に成長しました。
来週は10th BACKS LIVEがあります。
参加するメンバーはもちろんそれぞれ思いがあるでしょうが、今回人一倍強い思いがあるのは村井 優でしょう。
いや、めちゃくちゃ楽しみなんですよね、今回のBACKS。別に行くわけじゃないんですけどね。
リバウンドメンタリティを持った村井がどういうパフォーマンスを見せてくれるのか。そしてそこで得たものをどう5年目の櫻坂46に還元してくれるのか。
もちろん他のメンバーも楽しみ。全員可能性は無限大なんですよ、本当に。
「櫻坂がある限りゴールはない」。
キャプテン・松田 里奈をもって年内最後のnoteを締めさせていただきます。
今年もありがとうございました。
5年目も、登り坂だけを歩き続けられますように。
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