【櫻坂46】絶望の中止と皆を救った田村 保乃、そしてW-KEYAKI FES.2022、菅井 友香を語ろう。
前回、渡邉 理佐卒コンを経て、推しの藤吉 夏鈴について語ったが、その時以来の櫻坂46noteを書いてみたいと思う。
この4日間はあまりにも激動で、あまりにも充実で、あまりにも疲れた4日間だった。
ただ今回はそんな4日間だけを振り返るだけでは語り尽くせないものである。時系列を追いながら、いろいろ振り返り語っていこうと思う。
ケヤフェスの中止、田村 保乃に救われた話。
今回のW-KEYAKI FES.2022、通称"ケヤフェス"を語るのに避けて通れない話だと思う。
7/22と7/24。本来行われるはずだった日はメンバーのコロナ感染で"中止"となった。
とにかく楽しみだった。
JAPAN JAMは足を運べたが、渡邉 理佐卒コンは行けなかった。
行きたくても券がないから行けないもどかしさ程、オタクになって12年くらい?経つが腹立たしいものはない。
櫻坂46の単独ライブとなると1/9のBACKS LIVE、森田ひかる等がいる"櫻エイト"も含めたものとなると昨年の12/10の武道館での1st YEAR ANNIVERSARY LIVE以来だったからだ。
さあ久々の単独ライブ。前日15時くらいだったか。
「公演中止のお知らせ。」
理解が追いつかなかった。それこそ正直な話、渡邉 理佐や後に出てくる菅井 友香の卒業発表よりも。
このグループは試練が多いが、今回のはあまりにも酷だなと思った。
僕は藤吉以外に菅井・小林・森田・山﨑・田村の櫻坂46メッセージを購読しているが、みんな「こちらの都合で中止になった」ので、「ごめんなさい」と言ってくる。
こういうので詫びの言葉を言うのはいつからか決まった当たり前の流れというか。
メンバーのコメントで一番記憶に残ったのは、感染してしまった大沼のブログだった。
大沼はBACKS LIVEの後、センターを務めた"流れ弾"について自分の思い描いた流れ弾のセンター像を言葉にしたり、正直にブログに言葉を載せてくれるメンバーである。
だけにこのブログだけでどれだけ普段の生活で気を遣って生活をしていたのか伝わった。多分色々な制限が解除されていた中でも、とにかくグループファーストで自分の中で行動の制限や、対策をしていただろう。
今回だと小池や遠藤などもだが、ライブに賭けてたり熱い思いの子が責任を負ってしまうのは非常に辛かった。
みんなが気落ちする21日。一人みんなを盛り上げようと頑張る子がいた。
田村 保乃である。
田村は櫻坂46の3期生オーディションCMでのnoteでも述べたが、元々自身が前田敦子が好きなアイドルオタクであった為、"オタク目線が分かっているアイドル"である。
勿論自分がライブできないのは辛いし、オタク目線も分かる田村は前日で公演がないと分かったオタクの気持ちもよく理解できただろう。
でも彼女は常に前を向いていた。
このグループで誰よりもいつも笑顔でいて、誰かの生きる活力になりたいから。
何の巡り合わせか、そんな彼女が出演するバラエティ番組がこの日は19:00~と21:00~と2つあった。
「一緒に見よう」とリアルタイムで番組を見ながら、メッセージをたくさん送ってくれた。その気遣いが、本当に多くの人の気持ちを明るくしてくれた。
25日は松田の代打としてラジオ番組にも出演した。28日はアルバム発売記念のSHOWROOMとテレビ番組、30日も2本テレビ出演した。
収録なんかライブ前にやっているだろうが、ライブ中止が発表されてから、メディアで頑張る田村の姿は本当に気落ちしていたところを救ってくれた。
数も増えてきて大変だろうが、30日のメッセージでは長文で感謝の言葉を綴ってくれた。
要約すると、
・少しづつテレビに出る回数が増えて嬉しい
・この仕事が好きだし今できることは全部したい
・グループの為、自分を推してくれる人が喜んでくれると思いやらせてもらっている
ライブの前日に田村が出る番組があったのも運じゃなくて、努力が結んだものなんだなぁと。
その次の日もテレビに出てる。
間違いなく、7/21から今日まで、櫻坂46のMVPは田村 保乃だった。
W-KEYAKI FES.2022~2日間で気になった曲と総感~
中止になった公演は日を経て蘇ることとなった。日は8/19と20。
中止前予定されていた2日目の尾関と原田の卒業セレモニーも同じく2日目に行われることになった。
中止になった時点で、欅坂46がそうだったように、配信で場を設けるのではと思っていただけによかったねと素直に感じた。
因みに初日に行った僕の席はD5。サブステが近い席だった。そんなことより、久々のライブ、櫻坂46の曲を爆音で浴びられて、メンバーが楽しむ様子を生で見れることが楽しみでしかなかった。
M1は両日とも欅坂46の”太陽は見上げる人を選ばない”。
7月に既に行っていた日向坂もそうだったので、ここは決まっていたんだろう。
間奏で感謝の言葉を口にするキャプテン菅井。初日は今にも泣きそうな表情だったが、よく耐えた。
M2で"Buddies"を持ってきたのはもしかしたら当初の予定ではなかったかもしれない。山﨑 天が昨年のケヤフェスで「今日から皆さんはBuddiesです!」という、会場的に思い入れがある曲だから最初からそうだったかもしれないが、中止以降、ファン・Buddiesへの感謝を常々発信していたメンバーからの提案なのではないかと感じた。
なぜ恋とカメラワーク、本人に聞いてみた
この2日間の"なぜ 恋をして来なかったんだろう?"(通称:なぜ恋)のカメラワークは抜群だった。
なぜ恋が「櫻坂46の世界観の中でセンター・藤吉ワールドが行われている」というのは前回の藤吉 夏鈴noteで述べた通りである。
広げる手や表情。曲中で起きるふとした笑顔が藤吉ワールドに引き込んでいくのだが、この2日間は映像でそれがよく伝わった。
特に素晴らしかったのが2番である。
サビ前の「誕生日はどういうプラン」と、サビ終わりの「迷っている人たちよ すぐに告白しちゃいなさい」の後。ここの手の動き→表情のカメラワークが完璧だった。
あまりにも完璧に2日間手の動きについていったので、21日のミーグリで本人に聞いてみた。
「リハ等の段階から絶対手の動きを収めるようになってるのか」と質問したところ「全然したことない」らしい。
そうなるとある程度回数を重ねる中で、スタッフが予測の中で撮っているんだろう。
配信ライブのカメラワーク問題は都度あるが、なぜ恋と"偶然の答え"ではカメラワークが抜群だったので、藤吉センター曲はカメラマンとの共同作業でより良いものとなっている。本人は全然知らないうちに。(ただなぜ恋は見たいので水はいいです)
菅井 友香と田村 保乃パート
このnoteは同じ人が度々出てくる。
菅井と田村は2ndまでのフォーメーションの関係で同じパートを務めることが多い。
例えば"Buddies"だったら「Yo! 僕たちはあの頃と同じだろう?」、"偶然の答え"なら「唐突に思ったよ 冷やかされたいって」といったように、何個か存在するが、いつもライブの時、2人とも生で歌いに行く。(当たり前と言えば当たり前だが)
今回はその二人の歌声が非常に印象に残っている。
そんな2人の歌声は今回のライブは強く聞こえ、音程の外しも少なかった。
松田とかもだが、歌で声が出るメンバーはやはり残る。「誰が良かった?」という問いの候補に間違いなく入ってくる。今回は菅井と田村はその2人だった。
菅井はこのライブ、声も含めて気合いが入っているのは目に見えて分かった。最初は中止になった時、いの一番にブログをあげた、キャプテンとしての気持ちの乗りなんだろうと思っていたが、今思うとそれだけではない要因があった。
(初日のみ)ジャマイカビール→制服の人魚の提案
初日のメインパートは完全にここだった。
武道館での披露同様軽いダンストラックを挟んで"ジャマイカビール"。
多分アルバムに入っているので、全国ツアーは全公演披露だろうが、この曲は前フリたっぷりでやっていい。
とにかくジャジーな曲調がノれる。武道館の2回しか披露してなくて、生で見たのは1回だけなのに、サビの「未練たらたらだ」のとこの振りは確かに覚えてて、踊りたくなる。あっという間に終わってしまう。3分ちょいなのが惜しいがその短さがいい。
あと衣装は前回から引き継ぎだが、一生このパンツスタイル衣装で披露して欲しい。あの衣装じゃないと満足感が全然違いそう。
その次は4thミニライブで散々語り散らかし、普段Twitterでも語り散らかしている"制服の人魚"。
衣装まさかの制服。制服というかセーラー服。
個人的には「制服路線」か「人魚路線」、どっちかだと思っていたので、「制服路線」で来たか~という感じだが、山﨑の制服がセーラー服なのは真ん中で揺れている。まあ「制服の重さ」について話すちょっと古い歌詞には合ってていいのか。
森田の制服は最高に良い。
始まりの「門限何時か聞かれたって」の山﨑の声が生で聞けただけで満足だった。あと現地で聞いてて確信したが、「こうしてちゃいられない~」からの守屋の「IDを見せてください」がまだ曲続いてくれるの!?的なおかわり感があってたまらない。本当に一曲で120%満足できる。
4thミニライブnoteで「どこまでデカいキャパでどんだけ後ろの席でもこれが見れればいいよね、って今後、僕は思ってしまいそうです。」と述べていましたが、その通りでした。(↓人魚について散々語ってます)
この横ノリ系2曲、サイリウムが振りにくいしサイリウムなしで横にゆらゆら揺れるだけのアイドルライブの時間帯があってもいい気がした。
(初日のみ)今後一番の楽しみになるかもしれない、断絶
個人的に今回ライブで大好きになった曲である。
4thミニライブ感想noteでは車間距離と制服の人魚で爆上りしすぎて"断絶"の感想が「どっちがえっち」という凄まじくくだらないことが一番になっているが、今回は違った。
まず元の曲のギター&パン振りが印象に残る楽曲だが、現地にいると、このギターの音が右から聞こえて来たり、左から来たり、後ろから来たりするのが超楽しい。
それ以外も振りも真似しやすくて歌詞にまつわる小ネタ要素が散りばめられてたり。ラスサビ前、6回の指が抜かれる小林もかっこいい。なぜ恋といい、指の撮りに強いカメラマンがいるな。
前述の通り、センター・田村の歌も目立ってた。ジャマイカビール→制服の人魚という強い2曲の後でも全く引きを取らない満足感だった。
YESかNOかどっちはえっちだった。
(2日目のみ)欅曲・コンセントレーションとカレイドスコープ
守屋茜と渡辺 梨加では青空とMARRY曲、渡邉 理佐卒コンでは"二人セゾン"などと、一期生の卒業の際は欅曲の封印を解くようになってきた。
今回は尾関と原田、「それぞれのやりたい曲」として、欅坂46LAST LIVEでのみ披露されていた"コンセントレーション"(尾関)、"カレイドスコープ"(原田)が披露された。
"コンセントレーション"は「幻の9枚目Singleアンダー曲」として知られている。MVがある予定だったが、それも幻となってしまったらしい。
今となっては中心メンバーの山﨑がいるのが、この曲が今なお語れる大きな要素だと思っている。
それで言うと"カレイドスコープ"も近いものがある。
曲自体櫻坂になった今こそ違和感はないが、欅坂時代には珍しいゴリゴリのアイドル曲となっている。
この曲も森田と藤吉がおり、LAST LIVEを改めて見るとアイドルスマイルをしている藤吉だったり、可愛く踊る森田が見れるのは貴重である。
ユニット曲はライブでの披露も限られる。
ましてやこの2曲はそもそも披露できたタイミングが1回のみ。しかも無観客。
コンセントレーションの衣装はその幻のMV衣装らしい。カレイドスコープの衣装は欅坂46LAST LIVEと同じものだ。
渡邉 理佐卒コンの"制服と太陽"でも感じたが、欅坂の曲が彼女らの思い出であり、その日々を思い出すものになっているというのは時の流れを感じる。
余談だが、藤吉さん本人に「カレイドスコープに選ばれた時どう思ったか」も聞いてみた。
答えは「「なんで」と思ったし、なんでこの6人(上村・原田・井上・武元・森田・藤吉)なのかは今でも不思議」「なんでかは聞いていない」とのことである。
探しても答えはお偉いさんにしか分からないわけだが、そんな不思議なメンバーによって原田の最後にやりたい曲が生まれたなら良かったなと。
ブルームーンキスの歌い出しがヤバかった件について
これは今回のライブで1番レベルに記憶に残っている。
"ブルームーンキス"は去年のケヤフェスから、直近の渡邉 理佐卒コンと、やる前壮大な前フリがあるわけだが、それは今回も変わらなかった。
今回のハイライトは間違いなく歌い出しの森田 ひかる。
2日目も良かったが、個人的には1日目の歌い出し前の表情は今後越えられるのか?というレベルで良かった。
あとブルームーンキスはぴょんぴょん飛び跳ねる振りが多くて可愛いのだが、意外と知られていないような気がする。渡邉 理佐ポジに入った井上もっちゃんと嵌っていて良かった。
(初日のみ)摩擦係数で感じたジレンマ
初日はWアンコールという珍しい事例が起きた。
それもそのはず、新曲・"摩擦係数"をやっておらず望む声が生んだものだろう。
衣装はMVと同じ白でパンツスタイル。
音質問題も会場のバカデカい音量なら全く気にならない。ギターとベースの音がよく聞こえる。
「摩擦係数は歌というよりダンスで魅せるダンス曲だな」(昔の康で言うBegginerとかUZA的な)と思っていたが、その辺よりは歌詞も音嵌め&韻踏み箇所、「優等生は皆 勝ち組は今 わかったような口を聞く」「愚か者め どうしたって ただ損をするだけだって」「刺さっている棘 自己嫌悪だけ」が聞いてて縦ノリしたくなる。
なによりステージ上で今回のコンセプト・理性と野生の構図が表現されているのが面白い。なんかのストーリーが行われているみたいで集中して見たくなる。
会場の反応を見ると、最後の「ま・さ・つ」も好評なようで何よりでした。
ただ今回のを見ちゃうとパンツスタイル以外披露なくね?と思ってしまう。ジャマイカビール然り、曲によって「この曲の衣装はこれ」というのが出てきているのが櫻坂の今後のセトリ組みが難しくなってきそうな気がする。
ライブ総感
単純に去年が2ndまでで、今回がアルバムまでと、曲数が違うというのもありテンポ感がだいぶ良くなっていた。
ダンストラックもこれまでの音楽とは違い、断絶のイントロをリミックスしてたり、ブリブリのダンスミュージックではなかったのも好感。
途中途中の演出も今回挙げなかったが、"車間距離"が森田が車に乗って移動するというクサい演出があったり。車間距離は歌詞がクサいので個人的にはアリだと思います。
セトリの充実感で言えば個人的には初日に部があるが、2日目も2日目で"microscope"が入っていたり、無言の宇宙があったりと楽曲的満足感はあるものになっているのではないだろうか。
あと3rd以降の曲は「この曲サイリウム振りづらいな」というのが多く感じた。個人的にはなしで曲に身体をノラした方が気持ち良かったです。
縦ノリ横ノリ、曲によって揺れるのが気持ちいい。だから櫻坂のライブは音楽を浴びに行くだけでも楽しく感じる。
JAPAN JAMでフェスぶち上げ曲に一気に踊り出た"Dead end"をやらなかったのは少々意外だった。アルバムツアー一発目に取っておいてるのか。
キャプテン・菅井 友香の卒業と思い出
ケヤフェスから2日後の22日21時。
菅井 友香が櫻坂46卒業を発表した。
僕はスマホを開いた瞬間奇跡的に通知が来て、勢いで開けて読んでしまったので、身構えることもなく不意で言われたような感覚だった。
僕は欅坂46は0から見れている。
今でも尾関の体力測定や、原田の変人人ケーキなんかは思い出すし、菅井のお嬢様エピソードの衝撃も思い出す。
そんな菅井と初めて生で会ったのは漁ったら2016年の12/18、名古屋での二人セゾンの握手会だった。
3rd Singleでもまだみんな握手会に慣れていなかった。日向坂(当時けやき坂)が、人が来ないという、今でこそ笑い話や、ネタ映像になっているのはこの時ではないだろうか。とにかくみんな全力でオタクの対応をしていた。
話の内容はうっすら覚えてる。「アニメが好き」という菅井におすすめのアニメを聞いたのと、「手を繋いで帰ろうかが好き」ということを伝えた覚えがある。
「なんだその質問」と思うが、当時はまだ彼女たちの情報も少なくて、とにかく知りたいの好奇心の一心だったんだろう。
やっぱり話すと印象通りの優しい子だった。あとやっぱり育ちの良さが雰囲気で感じる。
あとなんと言ってもとにかく一生懸命だったのが伝わった。
今でも「大根役者」みたいなことを言われるが、それは昔から変わらない。大根かもしれない。けど、常に一生懸命100%で、前向きにアイドルに向き合ってるのが伝わって好きだった。それは今でも変わってない。
年明けの1/21だったか。
二人セゾンの全国握手会で菅井のキャプテンと、守屋茜の副キャプテン就任が発表された。この時は会場で見ることができた。
守屋茜はこの時から熱血キャラで、就任が発表された時も(たまに動画が流れるやつ)気合いで漲っていた。
菅井は不安が表情から溢れていた。いつもよりわたわたした感じなのは、今でも覚えてる。
今思うと、菅井には嫌な予感があったのかもしれない。
なぜなら彼女らは二人セゾンの最後の方から、平手 友梨奈が輪の中から離れだしていたのを勘付いていたことを、ドキュメンタリー映画で明かしているからだ。
その後のグループの流れは皆の知っての通りだろう。
グループの世間への認知度は"アンビバレント"や"ガラスを割れ!"で右肩上がりで上がっていく中、内部の空気はその勢いと反比例していった。
特に欅坂としての最後の方はもどかしさしかなかっただろう。
渡邉 理佐も卒業前最後の番組で語ったように、「年一回でしかCDが出せないという状態」はグループ全員のモチベーションに関わってくる。
菅井にも容赦ない言葉が飛んでいるのをよく目にした。
あの頃の欅坂46のオタクというのはハッキリ言って刺々しかった。(現在はそういう空気はない)
何がきっかけかは分からない。ファン層の問題なのか、それともグループの雰囲気がもたらすものなのか。とにかく皆が自重せず声をあげてたのを覚えている。
その中で菅井 友香の精神状態が本当に心配だった。
精神の不安定に苦しむアイドルはいる。
昔を見れば松井 珠理奈、最近だと日向坂のセンター・小坂 菜緒。そういった周りからの期待による圧に押しつぶされる子は1人は出てくる。
菅井 友香も勿論個人として期待されていただろうが、そういった期待の圧が生む精神の不安定よりも、言葉による中傷から精神状態を乱さなければいいなと、本当に心配だった。
そこでも乗り越えられたのは、彼女の持つ優しさについてきたファンの支えがあったからだろう。そう考えると、彼女がいつもファンに感謝の言葉を述べるのが頷ける。
そして櫻坂46としてのリスタート。
「欅って書けない?」から「そこ曲がったら櫻坂?」に変わった一発目、いつもの大根役者のぎこちない感じでも心機一転、番組を盛り上げようとする菅井を見て微笑ましかった。
グループは2シングル連続で森田 ひかるをセンターに据え、CW曲も山﨑 天、藤吉 夏鈴がセンターと、2期生が櫻坂46の中心になるということは誰が見ても分かる流れだった。
それでも”BAN”のMVで映る菅井の表情を見た時、「2期生中心となる中で、ちゃんと支えて魅せる"欅坂の"1期生」というグループが誇らしかった。
今でも僕は声を大にして言いたいが、あの頃、欅坂46を離れたオタクは"BAN"のMVを見てほしい。
「櫻坂46、いいよ」と自信を持っておススメできる。あの頃苦しんだ1期生が今度は2期生を支えながら、ちゃんと自分たちも目立っている姿を見て、「もっと早くこの光景が見たかった」と思った。
「この空気がいいな」と感じていたのはみんな同じだろう。
今はグループの空気に気を遣う必要はない。自分とも向き合える時間ができたからこそ、菅井は3rd Single"流れ弾"の選抜発表後、フォーメーションについてメッセージを送ったのだと思う。
2列目左外の菅井のメッセージを要約すると、
・変わり映えしなくて申し訳ない
・なにかが足りないんだと思う
・もっと応援して楽しいと思ってもらえるように、見つけてもらえるように
・ダンスも歌もこの場所でベストを尽くす
この時の言葉が4th Single期間をミュージカル・カーテンズに充てるきっかけになったかは定かじゃないが、一つの変化・成長の為に受けたことは間違いないだろう。その結果、今回のケヤフェスではこれまでの菅井より目立っていた。
カーテンズを経たアイドル・菅井 友香は絶対良くなる。僕は確信していた。
そして事実良くなった。それがケヤフェスでちゃんと見れた。
さあ、これから先もっと見たい。そう思った時にはもう菅井の中で決心してしまっていた。
この一年馬術アンバサダー・レコメンパーソナリティを卒業してから常に付き纏う2文字ではあった。勿論年齢も含めて。
何度も言う。カーテンズを経たアイドル・菅井 友香をもっとステージで見たかった。
今はそんな"残念"という惜しむ感情と、常に先頭で言葉や人々の目線に撃たれ続けた彼女の決めた決断に、慰留なんかできやしないよという"感謝"の感情が入り混じっている。
あと2か月、まだまだアイドル・菅井 友香は成長できるし、その姿を見せてほしい。
長文になりました。
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