最優先事項を優先する①(7つの習慣 第3の習慣より)
前回スティーブン・コヴィー氏の『7つの習慣』における「第2の習慣」に関してnote初投稿をしましたが、意外と多くの人に見てもらっていたので続編を投稿します(読んでいただいた方々、ありがとうございます)
前回の投稿はこちら☟
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今回は『7つの習慣』のうち第3の習慣【最優先事項を優先する】について投稿します。
言葉にすれば最優先事項なので優先されるのは当然です。
しかし私たちは本当にそれができているでしょうか。
まず最優先事項とは何か。私生活をベースに例示します
■ 最優先事項
・自己啓発
・音楽活動(日々の練習から演奏本番まで含め)
・健康維持(主にランニング)
・読書
・勉強(語学学習など)
・家族、彼女、大切な友人たちとの時間
・新たな人間関係の構築
などがあります。
一方で日々の中での最優先ではない行動を考えると
▼ 最優先事項ではない
・職場での仕事に集中していない時間(仕事上の愚痴や噂話)
・脱線する会議や、量は多いが内容が伴っていない書類
・SNS、ネットサーフィン
・多くのテレビ
・明確な意図がないメールのやりとり
つまり最優先事項とは自分のより良い人生のために優先されるべきことを指します。
しかし、私たちは気が付けば最優先ではないことに時間を費やしてしまいます。
勿論息抜き程度には良いと思います、私もゲームやアニメは大好きなので。ただ時間の使い方を心得ているかどうかです。
皆さんも1日における行動を振り返ってみてください
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では、なぜ私たちは最優先事項ではないことに時間を使うのか。
それは当然ですが自分を律することが出来ていないからです。
特に年末年始で来年の目標を立てると思いますが、1年間目標をキープできるでしょうか。否、大抵はうまくいかないと思います。
目標達成には自分自身に対して効果的なマネジメントが必要であり、それこそが【最優先事項を優先する】の考えを身につけることです。
これを実行するには、その時々の感情や状況に流されず、自分の価値観や原則に従い、自分を裏切らない意思の強さを要します。
下記は、本書中のE.N.グレーの言葉を引用です。
『成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということである。彼らにしてみても、必ずしも好きでそれを行っているわけではないが、自らの嫌だという感情をその目的意識の強さに服従させているのだ』
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それでは話を抽象論から少しだけ具体論に移します。
どうやったら最優先事項を優先できるか。
それにはまず時間管理を理解しないといけません。時間管理の本質は「優先順位をつけ、それを実行する」に尽きます。
特に会社で働いている方は、To doリストを作成したり、予定表やカレンダーに締切等を書き込んでいると思います。
簡単な業務内容であれば、それで事足りますが自分の生活をそれで管理できるでしょうか。
スティーブン・コヴィー氏は下記の表を提案しています。
私たちは基本的にこの4領域のどれかに時間を使います。
活動を決める要因は緊急度と重要度です。
緊急度は、目に見え早く処理すべき事項です。期限が決まっている仕事や宿題・課題など、あるいは病気やケガなどがあります。
一方、重要度とは結果に関係します。個人のミッション、価値観、優先度の高い目標の実現につながるものです。目に見えないものも多いです。
緊急の用事には私たちは受動的に反応(react)します。
一方「緊急ではないが重要なこと(=第Ⅱ領域)」をするには、能動的に動く(act)必要があります。
言われたら簡単ですが、常にこの感覚を持ち続けるのは非常にハードです。
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細かい説明は割愛しますが、傾向として私たちはまず第Ⅰ領域(緊急∧重要)に時間を使います。
仕事でもプレイベートでも、急ぎのものに対して動かざるを得ません。
問題は第Ⅰ領域の次に、第Ⅲあるいは第Ⅳ領域に時間を使ってしまうことです。ついつい第Ⅱ領域を後回しにしてしまいます。
その理由は、第Ⅱ領域は向こうからは決して我々に近寄らないからです。
この領域に入るには、自分自身にエンジンをかけ、ハンドルを握って、心と身体のアクセルを踏みこまないといけません。
前述しましたが、そのために意思の力が必要なのです。そうでないとエンジンがかけられません。
ちなみに効果的な人々は第Ⅲ、Ⅳ領域を避けようとします。ここに分類されるものは緊急であろうがなかろうが、重要ではないからです。
人間関係を育てる、ミッションステートメントを書く、長期計画を立てる、身体を鍛える、予防メンテナンスを怠らない、準備する。
やらなければならないと分かっているが後回しにしがちことに、効果的な人は時間をかけます。
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勿論考え方には賛否両論あるでしょう。
私もこれがすべて正とは思っていません。
しかし本書を通して自分を考え直すきっかけになったのは間違いないです。
本投稿では割と抽象的内容が主でしたが、次回の投稿ではこの第Ⅱ領域で生きるために、具体的にどういう考えや手法があるかを、自分の経験も混ぜながら書けたらと思っています。
もし興味があれば、そちらもご覧いただけますと幸いです。
ご精読ありがとうございました。
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