靴紐を結ぶことができない子どもたち
ここ何年かで、紐靴を履いている子どもが減ってきているように感じます。
小学生を指導していると、マジックテープの靴を履いている子どもが多いことに気づきます。運動が苦手な子どもは特にマジックテープの靴を履く傾向にあると感じています。
小学校高学年、中学生1年生でもマジックテープの靴を履いている子が多いです。また、結ばないタイプの紐?までが売れ始めています。
私の考えでは、手先の不器用な子どもたちが増え、紐を結ぶことができないため、このような脱ぎ履きしやすい靴の需要が増えているのだと思います。
運動体験の少なさの影響もあり、粗大運動が育たずに、微細な運動にも影響が出ているのだと思います。
これは、ハサミやカッターを使った工作ができなかったり、コンパス、定規を使う算数の授業にも影響がでているのではないかと思います。
改善されるべきなのは、子どもの運動体験であるはずなのですが、先に道具の方が改良されていく。より簡単に、より持ちやすく、より安全に。そんな道具の進化でより子どもたちの微細な運動体験も消失していく。
本当に困っている子どもたちも多いので、より使いやすく改良する事はとても大切な事だということは分かっていますが、その分失われていくものも多いことも事実です‼️
全てが安全に、より使いやすく、より便利になっていく世の中の風潮は今後変わることがないと思うので、このような話をしていることじたいナンセンスなのかもしれませんね❗️
使わないものは無くなっていく、または形を変えていく。ただそれだけのことかもしれませんが!