草相撲
皆さん草相撲って知っていますか?
上の写真のように、草と草を絡めて引っ張りあって、草が切れてしまった方が負けという遊びです。
本来はオオバコの草を使うらしいのですが、どんな草でも良いというルールで行うと、とても面白くなります。
どんな草が強いのかということを考えながら探すことになるので、自然と色々な草を探索することになります。
また、この遊びは引っ張るという運動体験や、握る力をつけることができたり、お互いの葉っぱが強い場合、引っ張り合って草が切れた後にバランスが崩れるのを立て直すというバランス能力のトレーニングにもなりますよ。
公園で私も息子とよく対戦するのですが、時々、他の子どもたちも参加してくることがあります。
このような遊びを一緒に行っていると、葉っぱを握るのが弱い子もいます。引っ張り合うと握っている手から草がすぽっと抜けてしまうことがあります。
指先のつまむ力や握る力が弱いのは粗大運動の体験の少なさが関係しています。
普段から粗大運動(体を大きく使う運動、跳ぶ、走る、投げる、よじ登る)などの体験が少ない子どもは、微細な運動(字や絵を書く、ハサミを使う)が育っていかない可能性があると言われています。
微細な運動体験は粗大運動の上に成り立っていますので、粗大運動を体験することは非常に大切だと言われています。
字を書くこと、ハサミを使ったり、いろいろな道具を使う体験も重要ですが、その前に粗大運動を沢山遊びの中で体験する事で、微細な運動も成長します。
ぜひ皆さんも、子どもと一緒に草相撲で遊んでみてください!!