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無限に続くしゃっくりを止める方法
正月からちょっと体調を崩していて、そのせいかしゃっくりがよく出るようになってしまっていた。自分の体質を振り返ると、確かに気管支が弱くて、体調が悪くなるとすぐ喉を痛めてはいたのだが、しゃっくりが出て悩んだことはなかった。
インターネットで調べてみると、一般的にしゃっくりを止めるというのは難しいことのようで、冷たい水を飲むとか息を止めるとか、そういう話が出てくる。今回は病院で医者に相談し、薬剤師にも相談したので、その結果をまとめる。
症状
1回出始めると2,3時間止まらなくなる(最長7時間)
民間療法(息を止める、など)は一切きかない
就寝中も突然発生する
ゆっくりなペースでしゃっくりが出ているわけではなくて、1呼吸する間に1回しゃっくりが挟まるペースで出てくるので、普通に疲れるし、肋骨周りが痛い。就寝中も同じ調子なので眠れない。
出やすい時期やきっかけのような、傾向は特になさそうだった。ベッドからおきただけでしゃっくりが出たり、最終的には水を少し口に含んだだけでしゃっくりが出始めたときには、もう笑ってしまった。
医者からの助言
基本的に治す手段は難しいと前置きしたうえで、強いて治療を試みるなら・・・という観点で2点紹介して頂いた。
精神薬の服用
精神病に使う薬が効くらしい。そうなのか。ただ医者が積極的に処方したがらなかったので、なんとなく察して、結局使うことはなかった。
漢方薬の服用
確かにインターネットで調べると漢方が効くと出てくる。芍薬甘草湯はドラッグストアでもよく見かけるもっともポピュラーな漢方薬のひとつだが、医者から勧められたのが柿蒂湯(していとう)。もちろん聞いたことも見たこともないが、柿のへたを煎じて飲むらしい。マジか。
柿蒂湯
これもまた市販されているらしいが、市内数件のドラッグストアをまわったところ、どこも取り扱いがなく取り寄せとのこと(2~4営業日で発送くらいのスケジュール)
近所に漢方薬局があったので、ダメ元で相談しに言ったところ、その場で処方してもらえた。漢方薬局自体初めて行ったのだが、中は普通の薬局とそう変わらないし、市内に漢方薬局結構あるもんだと知った。
作る
漢方初心者の私だが、処方頂いた生薬は簡単に服用できる。30分とろ火で煮出すだけだ。火にかけると甘くてリラックスする香りがキッチンに立ち込めてくる。癖になりそう。
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一回煮出すと1日3回分の漢方薬が出来上がるので、3回に分けて飲んでいく。
頂く
香りはハーブティーのような、正直期待を大きく上回る素晴らしい香りだったが、気になるは味。
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マグカップに入れると、鍋のなかだと気にならなかったが、お茶ともなんとも似つかないような謎の液体。雲行きが怪しくなってきた。
味は・・・思ったよりは飲める。美味しくはない。生姜が効いていてスパイシーなので、渋い感じを気にせず飲める。まぁ100cc程度なので、美味しいかどうかを考えているうちに飲み干せてしまう感じ・・・。
薬効
結論として柿蒂湯がしゃっくりに効いたかどうかという点については、服用開始して2日後にピタッと止まった。(つまり6回ほど飲んで効果が認められた)
後日関連する論文をたまたま見つけたが、服用開始から2~4日で効果が出るようなので、本当に効くんだなと感心した・・・。
対象者の59.3%で奏効し,症状軽快例を含め全体の66.7%に効果が認められた。投与後2日以内に効果を確認できる例が多く,有効例の88.9%が投与開始4日以内に効果を確認できた。