【ライフハック】「逆ギレ」する人の心理
あなたは誰かにマナー違反などを指摘した時に、「逆ギレ」されたことはありますか。
こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。
この記事では、他人にマナー違反など自分でも悪いと思っていることを指摘された人がなぜ逆ギレをするのかということを共有します。
「逆ギレ」は理不尽な行動
「逆ギレ」は一般的には、明らかに当人に非があり、本来謝罪するべき人が、開き直って逆に怒り出す現象のことです。
例えば、歩行者の信号無視や障がい者用駐車スペースへの健常者の駐車など交通ルールの違反を他人から指摘された人が反省など一切せずに、「うるさい。俺の勝手だ」などと指摘した人に声を荒げるようなことです。
こうした現象は「認知的不協和」というバイアスが原因あると考えれば理解できます。
「逆ギレ」の原因
認知的不協和とは、自分の中で矛盾した複数の認知(考え、行動、信念、態度)を抱えた状態のことです。
よく言われるのが、「タバコには自信や周りへの健康への害があると知りながら、人前でタバコを吸う」という事例です。
「タバコは健康に害がある」「自分はタバコを吸っている」という2つの矛盾した認知があるので、認知的不協和の状態にあります。
そしてその認知的不協和を解消するために、「タバコを吸っていても長生きする人はいる」とか「タバコを吸っている人の寿命が短いという明確なエビデンスはない」とか、論理的ではない説を信じて、認知的不協和を解消しているのです。
マナー違反を指摘されて逆ギレする人も、「マナー違反は悪いこと」「自分はマナー違反している」という認知的不協和にあるのです。
「逆ギレ」して自分の矛盾と不快を解消する
人は認知的不協和に陥ると不快になります。
そのため自分の中の矛盾を解消して不快を解消しようと、自分の中の矛盾をなくそうとします。
その自分の矛盾をなくし、不快を解消する行動の一つに「逆ギレ」があります。
マナー違反の指摘に逆ギレし、強い態度に出ることで相手を責めて、無理やり相手を納得させようとしているのです。
認知的不協和の解消方法
認知的不協和の解消方法は主に以下の4つといわれています。
1.行動を変える→マナー違反をやめる、タバコをやめる
2.認知を変える→そんなマナーはない・知らない、タバコが身体に悪いという証拠はデマ
3.新たな認知を加える→人に迷惑をかけないマナー違反はOK・タバコをやめると太って健康に悪い
4.選択的に情報に接する→急いでいるときはマナー違反してよい・〇〇さんもタバコを吸っている
逆ギレはこのうちの2か3で矛盾を解消しようとしている言動がヒートアップした結果なのです。
逆ギレされたら引くのが一番
逆ギレした相手は、悪いと思っていながらも、認知が歪んで強い態度に出ている状態ですから、いくらこちらが正論を言っても相手は態度を変えません。
そういう相手からは距離を置くのが最善です。
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以上、Boschでした。