【シニア投資】「長期・積立・分散」投資のデメリット
こんにちは、Bosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。
あなたは資産運用や投資を行っていますか。
最近は、2024年からのNISA(少額投資非課税制度)の制度改正を控え、個人による投資もブームの兆しを見せています。
では、投資の王道と言われる「長期・積立・分散」投資についてご存知でしょうか。
実際に金融庁もこの「長期・積立・分散」投資を推奨しています。
しかし、投資は、ただ、やみくもに人やマスコミの推奨通りに行えばいいというものではなりません。
良いとされる情報のデメリットまで分かったうえで、自分にあった投資の方法を自分で判断して行うことが大事です。
この記事では、この「長期・積立・分散」投資のデメリットについて共有します。
「長期・積立・分散」投資とは
一般的に「長期・積立・分散」投資とは、以下のような投資方法になります。
長期:10年以上の長期の期間売却しない長期間投資する
積立:毎月決まった日に一定額を購入し続ける
分散:さまざま銘柄や金融資産へ広く投資する
「長期・積立・分散」投資は投資のリスクを減らして安定した投資成績が期待できる投資方法と言われています。
特に投資の初心者向けの投資方法として、広く知られています。
「長期」投資のデメリット
すぐに利益が出せない
長期投資は10年以上の長期間、売却しないような投資ですから、当然、短期間では利益を出せません(出しません)。
たとえ、1年で投資金額の10%以上の利益がでても、それはあくまで、その時点で売却したと仮定した理論上の利益ですから、現実的な収益ではありません。
もし、その時点で売却してしまったら、その後に得られたであろう利益を手放すことになります。
長期間待つ必要がある
これも当然ですが、利益を手にするためには、10年以上の長期間が経過するのを待つ必要があります。
すぐに利益を手にすることができないということです。
「積立」投資のデメリット
余裕資金がある場合には期間損失になる
投資できる十分な資金があるのに、わざわざ毎月少額を積み立てるのは、せっかくの投資機会を失っていることになります。
投資はできるだけ早く始めた方が有利であるという原則もあります。
特に、今後右方上がりで上昇すると見込まれる場合は、できるだけ多くの資金を投資したほうが多くの利益が見込めます。
買いたいときに買えない
基本的に積立投資は、毎月同じ日に購入しますので、逆に言えば、買いたいときに買えないということです。
今が買い時だと思われる場合でも、次の購入日まで指をくわえて待つことになります。
「分散」投資のデメリット
利益が減る
分散投資は何種類もの違った値動きをする資産に資金を分散して投資する手法です。
なので、リスク(値動きの大きさ)をマイルドにする代わりに、リターン(利益の大きさ)もマイルドにしてしまいます。
ある資産に集中投資していれば、得られたであろう大きなリターンが分散投資のために、何分の一かに減ってしまいます。
分散の効果を出すのが難しい
別々の資産を組み合わせて投資しても、同じような値動きをする資産であった場合は、分散の効果は小さくなります。
理想なのは正反対の値動きをする資産を組み合わせることですが、そんなにうまくはいきません。
ましてや、資産の数が増えるとそれだけ、どの割合で組み合わせるのがいいかは難しいです。
また、過去のリスクやリターンは詳細のリスク、リターンを保証するものではないですし、分散の割合を定期的に見直すリバランスをする必要もあります。
まとめ
長期・積立・分散」投資にはメリットがあり、金融庁や多くの金融機関が推奨する投資方法ですが、デメリットもあります。
デメリットを知ったうえで「長期・積立・分散」投資で資産形成を目指しましょう。
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以上、Boschでした。