【シニア投資】あなたの投資がうまくいかない理由
こんにちは、59歳から本格的に投資を始めて、2年で10%ほど(2022年7月初旬)の含み益を獲得したをBosch(ボッシュ)です。
私は、東証プライム市場上場のIT企業を昨年退職し、現在は再雇用で就業継続中の一般男性です。
あなたは将来のために資産形成、資産運用を行っていますか。
順調に投資で資産を増やしていますか。
この記事では、投資がうまくいかない理由になる人間の心理の特徴を共有します。
投資がうまくいかない理由
目先の利益を優先するから
投資とは、将来の豊かな生活のために行うものですから、現在の利益ばかりを重視しすぎて、投資の種銭がないということでは、十分な貯蓄や資産形成ができません。
また、現在の利益を優先して、問題解決を先送りしたり、現在の利益を優先したことを後になってから後悔したりします。
そうした人の傾向は「現在バイアス」として知られています。
近くの利益は過大評価し、遠くの利益を過小評価するという傾向です。
今の生活を犠牲にしてまで、投資をすることはないですが、将来のための計画と準備はしっかりと行いたいものです。
絶対損をしたくないから
損が出た銘柄を売った方がいいと思った場合でも、なかなか売ることができずに、さらに損を拡大させることがあります。
これは「損失回避バイアス」と言われ、人は「得」よりも「損」のほうが、2倍の大きさで感じるためです。
また、人には自分の所有しているものを高く評価するという傾向があるため、それを手放したくないと考えます。
「保有効果」といわれるバイアスで、買値よりも低い価格では売りたくないという感情が働きます。
これも損失が出ているにもかかわらず、売るタイミングを逃す原因になります。
自分だけ儲け損ねたくたくないから
仮想通貨のように高いリターンで話題になっている投資商品に投資をしないことで大きな儲けを逃したくないためにリスクも大きい商品に投資をしてしまう人がいます。
人には後悔をしたくないと考える傾向があります。
これは「後悔回避バイアス」と呼ばれるものです。
このリターンが高い商品に投資をしなかったことを後悔したくないと考えるのです。
投資に絶対ということはないので、しっかりと自分のリスク許容度の範囲内での投資を心がけたいですね。
自信過剰だから
人はマーケットや値動きなどの将来の予想などについて楽観し、過剰なリスクを取ることがあります。
特に男性は自分自身の知識や能力に自信過剰になり、楽観的になります。
これらは、「自信過剰バイアス」や「楽観バイアス」と呼ばれています。
また、自信過剰になるため、自分の予想と違う他人の予想を受け入れないという傾向もあります。
どんな時も謙虚でいたいものですね。
過去の傾向を過信するから
過去に起こったことは今後も継続する「2度あることは3度ある」と慎重さを書いた予測にもとづいて行動することがあります。
これは「外挿バイアス」という過去トレンドへの過度な依存という傾向です。
ランダムウォーク理論にもとづくと投資における株価の動きは予測は不可能です。
過去のトレンドや過去に起こったことにとらわれすぎると正確な将来予測ができなくなります。
お金に色をつけているから
投資して得られた利息や配当金は再投資したほうが資産形成に有利ですが、つい浪費に回したりします。
人は同じお金の支出でも、お金の出所や使い道で判断が変わることがあります。
これを「メンタルアカウンティング」といいます。
たとえば、汗水垂らして働いて稼いだ100万円は慎重に使うのに宝くじの当選金の100万円では浪費に使ったりします。
100万円は100万円の価値しかないのにです。
印象に迷わされるから
最近のニュースなどで話題になっているテーマや銘柄など、目立つものが将来性があると投資しても、すぐに下落することもあります。
人は目立つものやよく知っているものに目が行き、客観性に欠ける判断をすることがあります。
これは「特徴バイアス」とか「利用可能性ヒューリスティック」といわれるものです。
目立っているものよく知っているものはすでに今がピークになっていて、あとは下がるだけなのかもしれません。
また、金融機関や証券会社は自分たちに都合の悪い情報は探しにくくしますので、分かりやすい目立つ情報だけで投資判断はせずに、目立たないマイナス情報も漏らさず分析して投資判断する必要があります。
専門家を信用しすぎるから
金融機関や証券会社の担当者、TVや雑誌の投資情報、有名投資家の推奨をを鵜呑みにして投資をしても良い結果が出るとかぎりません。
私たちの周りにある投資に関する情報は玉石混合であり、自分自身で判断し、決定しなければなりません。
「ハロー効果」とは、ある対象に対する印象や評価が、その見た目や特徴に左右されて歪められてしまう現象です。
特に金融機関や証券会社の担当者は、決して投資の専門家ではありません。
彼らは、自社の投資商品をセールスして、自社の売上に貢献する専門家なのです。
まとめ
投資がうまくいかない理由になる人間の心理の特徴
目先の利益を優先するから
絶対損をしたくないから
自分だけ儲け損ねたくたくないから
自信過剰だから
過去の傾向を過信するから
お金に色をつけているから
印象に迷わされるから
専門家を信用しすぎるから
いかがでしたでしょうか。
こういったことを考えると、ほとんどの人間は投資をすることには向いていないのかもしれませんね。
私のような凡人は、
リスク許容度の範囲で、長期・分散・積立の3原則を守り、将来資金が必要になるまでは資産を売却しない
というルールを守っていきたいと思います。
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以上、Bosch(ボッシュ)でした。
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