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【立冬】(りっとう):11月7日

こんにちは☀️  565(ゴルゴ)長谷川です😊  

今回は24節気11月7日立冬(りっとう) 

これまた「冬が立つ」と、わかりやすいですが暦上今日から冬になります。  

今まであった暖かい日は懐かしくなるくらい
陽の光が弱くなり、風が冷たく感じる頃です。
 
この時期によく聞く「木枯らし」は冬の訪れを知らせる風の呼び名です。

 木の葉っぱを強い風が吹き散らし枯らしてしまう事に由来しており古人の先輩の言葉のチョイスに風情を感じますね。

季節では「春一番」「夏風」「秋風」などと「風」でその変化を表しますが、占いの世界ではよく「波」と呼んだりして人それぞれに運気の変化も現れるものです。

ところで、良運の「波」を作るために「徳を積む」と言う言葉がありますが、この徳は実は5つの徳に分類分けされます。 

正式には「五常の徳」といいまして中国の儒教の教えが語源となってます。 ※ガスコンロとかの五徳とは関連が少しだけあって「火所」(クトコ)が訛って「五徳」(ゴトク)になったとされています。五徳という言葉が縁起良かったりしたんでしょうね。

この「五常の徳」の五つは有名で皆さん一度は聞いた事がある方もいらっしゃるかと思いますが


仁、義、礼、智、信
なのです。

つまり「徳を積む」とはこの五つの言動を実践する事にあたります。

この五つの徳を僕なりに解釈してみました。

仁は、
「自分の欲のための人間関係を作っていませんか?ご飯の時とか相手ばかりに支払わせる関係はダメですよ」

義は、
「お金儲けとか褒めてもらいとかじゃなくて、正しい行いをしていますか?あなたが本当にやりたいことやってますか?」

礼は、
「今ある風習は昔の人が痛い目にあってできたものです。守らないと先人が犯した過ちをあなたが繰り返す事になりますよ!」

智は、
「他人にいきなり悪口を言われたら嫌ですよね?これを知るのも智なんです。あらゆる物事や心の仕組みを知ることが人生の財産になります。」

信は、
「身近な人との関係で自分が優位な立場になろうとしていませんか?人間は真心で動く生きものです。」
※信は後から追加されたものとされています。

こんな感じで「五常の徳」だけの文字だけをみるとなんとなく形式的に生きることの五箇条の様に捉えていましたが、じっくり一つ一つの意味を見てみると自分らしく生きること心構えの様にも捉えられて不思議ですね。

情報は「わかりやすく」「早く」「低コスト」で手に入る事が価値となりつつありますが、年の功にはなるんですが一つの情報を時間をかけて自分の経験と照らし合わせて一つ一つ考えてみるのは趣深いものがあります。

僕の解釈ではこれが「禅」の入り口だと思っています。

「禅問答」

今では国会における政治家などの言い合いで「会話が成立していない状態」を意味指して「まるで禅問答の様だ」などと揶揄していますが、

仏教においての本来の意味は、
「物事の真理を言葉では言い表すことのできない状態で、時に非論理的で抽象的な教え方」

が正しいものです。

人間の口から出るもので解釈を間違いなく絶対的に伝えられるのは

ドレミファソラシドの音

くらいなもので試行錯誤をしても口だけで物事はなかなか正しくは伝わらないものです。

今年に入ってから決めてる事があるんですが、僕は占いにおいて嬉しい事「春一番」の時期を伝えるだけではなく、都合の悪い事「木枯らし」の時期を伝えて人生を前向きに生きるキッカケを与えられる占い師になりたいと思ってます。

正しく伝わらないかもしれませんが
正しく伝わる事を信じています。
そしてそれが僕の「徳の積み方」だと信じています。

おたがいさまのおかげさま🙏 

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