【KARTE CX Conference2019 11.11】PeachはKARTEでどう変わるのか?地に足の着いたデータマーケティングの実現
登壇者:永澤 拓氏
Peach Aviation株式会社 マーケットプロモーション部
◆利用プロダクト
KARTE Core、データハブ
◆課題感(KARTE導入のきっかけ)
・データが散財
・属人的/感覚的な判断(認識のズレ)
・全員一括りのコミュニケーション
・アップセル/クロスセルの必要性
いい加減ちゃんとした
個客データベースつくろう という声が上がった。
◆やりたいこと
・統合個客データベースの構築/利活用
・パーソナライズドコミュニケーション
◆主な選定理由
・ウェブサイト強化 > メール強化
・使い倒せる 度
(提案を受けずとも自社でやれる)
・既存データベースとの相性
◆KARTEをどう使おうとしているのか
Hub-CDPの構築、ウェブサイトの拡張
◆Hub-CDP
KARTEをハブにして
データを統合/加工し
メインDBに書き戻して各種活用
◆ウェブサイト拡張
旧:静的で変化させづらいウェブサイト
新:動的で柔軟に変化させるウェブサイト
データ/ウェブサイト上の行動をもとに
KARTE(ポップアップ)を活用する。
事例1;購入プロセス内の痛点を事前に案内
CVR 10〜15%工場
事例2:キャンペーン対象期間・対象路線検索
未購入ユーザーにキャンペーン案内
CVR:134%
(ユーザーが限られているから とも考えられる)
事例3:未販売期間 検索ユーザーに
「発売開始はメルマガでお知らせ」
メルマガ登録ページへのリンク
CTR10〜15%
→アンケートを取ったところ、
検索期間が対象外だったため離脱した という事象があった。
事例4:キャンペーン対象期間検索ユーザーの離脱時に
キャンペーン案内
CVR:17%
事例5:預け荷物案内 検索路線に合わせて金額出し分け
(テスト中)
◆導入しての実績
最初期:マイナス
それ以降:大きくプラス
総合して:大きくプラス
◆純増したか
未実施に比べて純増しているかどうか。
◆「使いにくい」は購入を減らす
購入の場面においては
使いやすさ / わかりやすさが
購入に大きな影響を与える
(ユーザーは購入まっしぐら)
事例:セール時 閲覧人数表示
CVR -10〜+30%
(PCは気にならないが、
スマホでは邪魔になるので離脱される、
閲覧人数が多すぎると離脱される
[胡散臭く見えるのではないか])
◆Timing is King
何を出すか < いつ出すか
What&Howより
まずWhen & Where & Whom
◆取り組みを通して見えてきたこと
●顧客体験=道の歩きやすさ
ウェブサイト=目的地までの通り道
・目的地はウェブサイトの外
(通り過ぎることが目的)
・ルートは他にもある
・歩きやすさがこの道を通って
目的地まで行くかに影響
感動するようなものや驚きに満ちた仕掛けで
ある必要はなく、ただ歩きやすく
何事もなく通り過ぎられることが重要
[キーワード]
いかに生身のユーザーを理解するか
【まとめ】
ユーザーに大きなインパクトを与えようと
しがちであるが、
それは仕掛ける側のエゴであり、
ユーザーは不便な部分さえ無くなれば良い。
まずは、ユーザーのストレスを取り払った上で、
サプライズを与えることが大事 なのかもしれない。