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「〜続〜 侵入社員?新入社員?」

前編はこちになります。
ぜひ、ご覧ください↓

そして〝侵入社員〟の彼と始まった面談…

「やってらんないっすよ!!」

この一言から始まった〝彼〟との面談。
まぁ、入室と同時に見た〝彼〟の姿そのものだった

「お疲れ様です、ちょっと別室でお話しましょうか」
私の問いに、顔をそむけたまま
〝首だけであいさつ〟
意思決定はすべて自分にあり、という態度...

その態度に、1日降り続く雨のせいもあり
(自分たちの時代だったら...)という感情は
何年かまえに捨て去ったはずなのに、
つい〝あの人〟の影を思い出してしまった...

そう〝あの人〟だ。
(いかんいかん、冷静になれ、自分。)

冒頭の言葉について、いろいろと聴いてみた。

私「なにが、やってらんないですか?」
彼「......。」

私「研修が、つまらないですか?」
彼「......。」
(なにを聴いても下を向いたまま、答えない)

私「では、質問を変えますね。   
  あなたはなぜ、当社に入社したのですか?」
彼「......。」

私「お父さんの〝顔〟で簡単に入れるから。
  だから他社の就職試験は手を抜いても
  大丈夫。最悪、オレにはいく場所がある
  そんな感じでしょうか?」

(多少、煽ってみた)すると...

彼「ちげーよ!そんなんじゃねーから!
  ただ、なんでオレまであんな研修を
  うけねーといけねーんだよ!」
私「...。そうでしたか。
  やっと本心を話してくれましたね。
  じゃ、聴きますね。〝あんな〟とは?
  どんな研修ですか?」

彼「......。」
私「あなたはあそこにいた〝他の新入社員〟
  と自分は違うんだ、と思ってませんか?
  私は、今のあなたをみていると
  あなたこそ〝あんな〟と呼んでいる
  研修をイチバン受けないと
  いけない人のように見えるのですが。」

彼「......。」

(いっこうに黙ったままなので)

私「あなたの〝お父さん〟の影響力は
  今の当社には、もうないんですよ...
  同時に〝○○さんの息子さんだから〟
  が通用する場所なんか、ないんです
  我々も〝特別視〟をするつもりはない
 〝完全実力主義〟の世界ですから。
  もちろん、同期の子たちにも
  ましてや、お客様には一切関係のない話
  ここまでは理解できますか?
 〝○○さんの息子さんだから〟が
  通用したのは〝入社〟までということを」
彼「......。」

私「ここにきてからのあなたの
 〝態度・言葉づかい・姿勢〟全てをみて
  ○○さんの息子さんだから〝即戦力〟
  研修ぬきでOKとは到底、思えないです。
  だから、預かった以上ここから先は
  私たちの責任なんです。
  本気であなたを〝お父さん〟以上の人財
  にする義務があるんです。
  あなたが〝本気〟になれないならあなたを
  〝本気〟にさせる義務があるんです。
  どうですか?今、あなたがバカバカしいと
  思ってることを我々と一緒に〝本気〟で
  やってみませんか?」
彼「......。」

(ここまで話したらあとは〝彼〟に決めさせよう)

私「あとは、自分で決めて下さい。
  ただ、社として約束はします。
  今後こちらからは、誰一人として
  あなたを見捨てるようなことはしません
  責任を持ってあなたの〝本気〟に最後まで
  向き合って共に戦っていきますから。
  ちょうど〝何年か前〟の新入社員の中の
  〝一人〟もあなたと似たような方が
  いたんですよ。
  彼はいま、ものすごくキレイな
  商談をするし、きっと近いうちブレない
  トップセールスになっていくでしょう。」

(大体の会話は、こんな内容...)

そして帰り際に〝一つ〟決めゴトをして別れた。

それは、翌日研修に出てくるなら、
気持ちを切り替えて〝本気〟になる努力をしていく。
研修に来なかったら、
しっかり〝お父さん〟と話しをして
入社の取り消しをすること。
どちらかの〝選択肢〟を与えて〝彼〟とは別れた。

そして今日、彼は研修に....(現われた...)

楽しみですね。
今後が。

温かく見守っていこうと思います。

本記事も最後までお付き合い頂き
ありがとうございました。

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