2023〈GⅠ〉朝日杯FS【全頭診断】 4 ボルダー馬右衛門 2023年12月15日 07:57 こんにちは。ボルダー馬右衛門です。2023年のボルダー馬右衛門の重賞の本命的中実績です。2023「中山金杯」◎ラーグルフ(1人気)1着2023「京都金杯」◎エアロロノア(3人気)2着2023「愛知杯」◎アイコンテーラー(7人気)2着2023「京成杯」◎セブンマジシャン(2人気)3着2023「AJCC」◎ユーバーレーベン(3人気)3着2023「フェブラリーS」◎レッドルゼル(3人気)2着2023「中山記念」◎ラーグルフ(8人気)2着2023「チューリップ賞」◎モズメイメイ(7人気)1着2023「金鯱賞」◎フェーングロッテン(3人気)2着2023「フィリーズS」◎ムーンプローブ(7人気)2着2023「高松宮記念」◎トゥラヴェスーラ(13人気)3着2023「阪神牝馬S」◎サウンドビバーチェ(6人気)1着2023「アーリントンC」◎セッション(4人気)2着2023「フローラS」◎ゴールデンハインド(7人気)1着2023「新潟大賞典」◎セイウンハーデス(2人気)2着2023「京王杯SC」◎ダディーズビビッド(6人気)3着2023「エプソムC」◎ルージュエヴァイユ(7人気)2着2023「函館2歳S」◎ナナオ(6人気)2着2023「関屋記念」◎ラインベック(6人気)3着2023「新潟2歳S」◎クリーンエア(4人気)3着2023「紫苑S」◎モリアーナ(4人気)1着2023「京成杯AH」◎ウイングレイテスト(5人気)2着2023「オールカマー」◎ゼッフィ―ロ(7人気)3着2023「京都大賞典」◎プラダリア(5人気)1着2023「菊花賞」◎ドゥレッツァ(4人気)1着2023「武蔵野S」◎タガノビューティー(6人気)2着2023「中日新聞杯」◎ピンハイ(4人気)3着←New(先週)✨ ご覧の通り、私は基本的に、期待値重視で馬券に絡んできそうなファクターを持った穴馬から馬券を購入します。そんな穴馬で狙えそうな馬&本当に強い馬を皆様に推奨できればという思いで当記事を書いていますので、ぜひ自身の予想の参考にしてみて下さい。※当記事は馬券の的中を保証するものでは一切ありませんので、馬券の購入は自己責任でよろしくお願いいたします。※レース当日にはⅩにて最終予想である印&買い目も公開しますので、ぜひそちらもご覧ください。それではさっそく「朝日杯FS」の【全頭診断】を行っていきます。【全頭診断】S/A/B/Cの4段階評価であり、最高評価はS評価◆アスクワンタイム(17人気想定)[103.8倍(執筆時点)]B評価・前走「京王杯2歳S」:10着 スタートでの出脚が鈍く後方を追走。後方で脚を溜め、外差し有利の馬場と展開が向いたものの、直線で追い出してからの反応が悪く、見せ場なく終わってしまった。・前々走「小倉2歳S」:1着 控えて後方を追走。最も外を回すロスがあったとは言え、外差し有利の馬場と展開が向いての1着だったため素直に評価し難い。しかし、直線で2・3着馬を差しきった脚は評価できる。〈短評〉 1Fの距離延長で初のマイルとなるが、血統だけを見れば、この馬の父であるロードカナロア産駒の2018年以降の1着平均距離は1510.6mであり、さらに同じくロードカナロア産駒の2018年以降の阪神芝1600mの成績は、勝率8.7%/連対率17.3%/複勝率25.3%と、コース&距離適性はあまり不安視しなくてもいいだろう。しかし、この馬に関しては前走で1Fの距離延長に苦しんでいたにも関わらず、今回さらに1Fの距離延長となると、まだ距離延長には不安が募る。また、気性面でもまだ幼さを見せて揉まれ弱さも払拭しきれていないように感じるため、外目の枠は引きたいところ。さらに、出遅れ癖があり、スタートに不安がある点は割引材料である。◆エコロヴァルツ(4人気想定)[12.7倍(執筆時点)]B評価・前走「コスモス賞」:1着 前半は2番手追走していたが、後半はハナに立って先頭。前が全く止まらない圧倒的前有利の馬場と展開が向いていたとはいえ、ラスト3F12.1-11.7-11.8秒という優秀なラップタイムを刻んで後続馬を突き放し、2着馬には1.0秒差もつけての圧勝だったため評価できる内容だった。・前々走「2歳新馬」:1着 先頭馬を追走し、勝負所で一気に進出。スローからの瞬発力勝負の展開の中で、前目の好位からスムーズな競馬ができていたとはいえ、時計が出にくかった福島コースの馬場で、上がり2位の35.3秒という優秀な末脚を使って後続を突き放し、3着には0.9秒差つけての1着だったため評価できる内容だった。〈短評〉 前目の好位から競馬ができる点は評価したい。しかし1Fの距離短縮で初のマイルということになるが、この馬の父であるブラックタイド産駒の2018年以降の1着平均距離は、1804.7mとやや1800m向きな気も否めない。また、同じくブラックタイド産駒の2018年以降の阪神芝1600mの成績は、勝率2.9%/連対率10.1%と、やや阪神の舞台にも不安が残る。先週に同コース・同距離で行われた「阪神JF」の外差し傾向を考慮しても、やや決め手に欠ける。◆エンヤラヴフェイス(6人気想定)[18.7倍(執筆時点)]S評価・前走「デイリー杯2歳S」:2着 中団を追走。直線では外優勢の馬場の中で荒れた内目に進路変更をするロスがあり、やや追い出しに遅れるロスがあったものの、勝ち馬ジャンタルマンタルに0.3秒差まで詰め寄っての2着だったため評価できる内容だった。・前々走「新潟2歳S」:7着 スタートで接触を受ける不利があり、後ろ目のポジション。スタートでの不利に加えて、直線で大きく外に出すロスがあり、位置取りの差が大きく響いてしまっての凡走だったため見直しができる内容だった。〈短評〉 ここ近走2戦は位置取りの差が響きながらも、勝ち馬とはさほど大きな差のない競馬ができている点を評価したい。長くいい脚を使えるタイプで、パワーも兼ね備えている。その点を踏まえると、タフでパワーを要する阪神のコース適性として、不安視する必要はないと個人的に思う。しかし、懸念点として気性面の不安から揉まれ弱さがあるため、是が非でも外目の枠を引きたいところ。展開も向きそうであり、近走の内容からも十分に巻き返しが期待できるのにも関わらず、そこまで人気しないのであれば、妙味も加味して評価を上げたい。◆オーサムストローク(9人気想定)[28.5倍(執筆時点)]B評価・前走「ベゴニア賞」:1着 2番手追走。好位からスムーズな競馬ができ、直線でも余力があった。どスローからの瞬発力勝負の展開の中で、位置取りによるアドバンテージがあっての1着だったため素直に評価し難い。しかし、上がり3位ながらも33.3秒の末脚は優秀。・前々走「2歳未勝利」:1着 ハナに立って先頭。内をロスなく回って自分のペースで逃げることができ、前が全く止まらない圧倒的内前有利の馬場と展開が向いたとは言え、上がり2位の瞬発力で後続を一気に突き放し、2着馬に0.9秒差つけての1着は非常に強い内容。〈短評〉 近走は1勝クラスや未勝利戦ながらも、強い内容の競馬ができており、前走に見せた33.3秒の末脚も評価できる。前に行きたい馬のため、今回の展開&ペースが流れた際の対応&メンバーレベルが上がる点でやや不安があるものの、他馬と比べても大きく見劣りする訳でもない。妙味を加味しても評価を上げたい。◆クリーンエア(15人気想定)[55.7倍(執筆時点)]B評価・前走「デイリー杯2歳S」8着 スタートで出遅れたものの道中で押し上げていき、中団を追走。内をロスなく回れたとは言え、出遅れによるロスで道中他馬よりも脚を使った&荒れた内を走らされていたため見直しはできる内容。長くいい脚を使えるタイプのこの馬にとって、瞬発力勝負の展開も向かなかったか。・前々走「新潟2歳S」:3着 中団で勝ち馬アスコリピチェーノの後ろを追走。直線でやや離されてしまったものの、なんとか食らいつき、後の阪神JFをレースレコード勝ちした勝ち馬アスコリピチェーノと0.3秒差の3着は善戦。〈短評〉 近走の内容も見直しができるものであったり、善戦できていたりと悪い内容ではない。さらに、先週行われた「阪神JF」をレースコード勝ちした勝ち馬アスコリピチェーノと0.3秒差まで詰め寄ることができている点はかなり評価でき、能力の高さは伺える。しかし、タフでパワーを要する阪神のコース適性や、これまでは穏やかなペースのレースが続いており、ペースが流れた際への不安がある点は否めない。重賞で好走したキャリアや妙味を加味して評価を上げたい。◆サトミノキラリ(12人気想定)[38.1倍(執筆時点)]C評価・前走「2歳1勝クラス」:1着 中団を追走。前目の好位からスムーズな競馬ができて、前有利の馬場と展開が向いたとは言え、さらに馬場と展開が向いていた2着馬を上がり最速の瞬発力で交わしての1着は評価できる。・前々走「2歳未勝利」:1着 2番手追走。内をロスなく回れて、前が全く止まらない圧倒的内前有利の馬場と展開が向いたとは言え、前を走ってさらに馬場と展開が向いていた2着馬を上がり最速の瞬発力で交わしての1着は評価できる。〈短評〉 この馬の父であるビックアーサー産駒の2018年以降の阪神1600mの成績が、勝率&複勝率ともに0.0%とコース適性にかなり不安が残る。さらに、同じくビックアーサー産駒の2018年以降の1着平均距離も1240.7mと短距離向きであることも否めない。メンバーレベルが上がる点も考慮して、現状は決め手に欠ける。◆ジャンタルマンタル(2人気想定)[4.0倍(執筆時点)]S評価・前走「デイリー杯2歳S」:1着 先行馬を見るポジション。外からの差し・追い込み有利の馬場と展開の中で荒れた内ラチ沿いを走らされて厳しいレースを強いられながらも、ただ一頭内前から上がり2位の末脚を使って、一気に後続を突き放しての1着だったため最も強い競馬をしていてかなり評価できる内容だった。・前々走「2歳新馬」:1着 先行馬を見ながら追走し、好位へ上がっていった。スローからの瞬発力勝負の展開の中で、好位からスムーズな競馬ができ、位置取りによるアドバンテージがあっての1着だったため素直に評価し難い。〈短評〉 前目の好位から競馬ができ、堅実な脚を使える点を評価したい。さらに2歳馬はキャリアも浅く、馬群に揉まれることへの恐怖心を抱いて本来の力を発揮できない馬が多い中で、デビューから2戦は内枠と、揉まれ弱さへの不安を全く感じさせない点もかなり評価できる。しかし、展開や距離適性は問題なさそうだが、胴長+脚長と、タフでパワーを要する阪神のコース適性という点では、やや不安がある。さらに上位人気で人気しており、妙味が薄い点も割引材料となってくるがそれでも。◆シュトラウス(3人気想定)[4.1倍(執筆時点)]A評価・前走「東スポ杯2歳S」:1着 先頭とはやや差があったものの3番手追走。内前有利の馬場と展開こそ向いたものの、前を走ってさらに馬場と展開が向いていた2着馬を直線で交わしての1着は評価できる。距離延長にも対応。・前々走「サウジアラビアRC」:3着 スタートで出遅れ、中団を追走し勝負所で進出。内目をロスなく回り、好位からスムーズな競馬ができた。結果的には1人気・2着馬ボンドガールとはタイム差なしの3着だったものの、スローからの横一線の追い比べ勝負で敗れ、直線で1・2着馬に交わされての3着だったため力負けで素直に評価し難い。〈短評〉 前目の好位から競馬ができ、長くいい脚を使える点を評価したい。近走の内容も悪くなく、前々走「サウジアラビアRC」では、ハイレベルな戦いを繰り広げ、世代最強とも噂されているボンドガールとタイム差なしまで詰め寄った点は評価できる。さらに、新馬戦の他を寄せ付けない勝ちっぷりからも素質の高さを伺える。良血馬であり、この馬の父であるモーリス産駒の2018年以降の阪神芝1600mの成績も、勝率11.0%/連対率18.1%/複勝率30.7%と、阪神の舞台適性は抜群に思える。しかし、まだ気性面では不安があり、多頭数レースを経験していないことからも、揉まれ弱さが危惧される。そのため、何としても外目の枠を引きたいところ。また、初の長距離輸送という点も不安材料として残る。しかし、能力に関してはキャリアの面からも明白で、今回の他のメンバーと比べてもトップクラスであることは間違いない。◆ジューンテイク(11人気想定)[30.0倍(執筆時点)]C評価・前走「こうやまき賞」:1着 先行馬を見ながら追走。直線では上がり最速の瞬発力で伸びを見せていたが、前目の好位からスムーズな競馬ができ、前有利の馬場と展開が向いての1着だったため素直に評価し難い。・前々走「黄菊賞」:4着 先行馬を見ながら3番手追走。スローからの瞬発力勝負の展開の中で、前目の好位からスムーズな競馬ができ、前有利の馬場と展開が向いたものの、後ろを走っていて馬場と展開が向かなかった2着馬に直線で交わされての4着は力負けで素直に評価し難い。〈短評〉 近走の内容&コース適性&展開&メンバーレベルが上がる点を考慮して、現状は決め手に欠ける。◆セットアップ(5人気想定)[15.2倍(執筆時点)]A評価・前走「札幌2歳S」:1着 ハナに立って先頭。自分のペースで逃げることができた&前が全く止まらない圧倒的内前有利の馬場と展開が向いていたとは言え、直線ではまだ余力があり、上がり最速の脚で後続を突き放した。2着馬に0.7秒差つけての1着は強い勝ちっぷりだったため評価できる。・前々走「2歳未勝利」:1着 ハナに立って先頭。自分のペースで逃げることができた&前が全く止まらない圧倒的内前有利の馬場と展開が向いていたとは言え、直線ではまだ余力があり、上がり2位の脚で後続を突き放した。2着馬とは0.3秒差だったものの、3着馬以降とは1.6秒差つけての圧勝だったため、この馬の強さは評価できる。〈短評〉 先行力&長くいい脚を使える非常に高い持続力を評価したい。さらに加えてパワーも兼ね備えており、かなりの武器となっていることは間違いない。そのため、タフでパワーを要する阪神のコース適性も抜群に思え、好材料だ。しかし、先週に同コース・同距離で行われた「阪神JF」の外差し傾向を見ると、やや展開面で不安が残るのも現状。とは言え、この馬は主導権を握って気分よく走った方が力を発揮できるため、強気にいって欲しく、できれば内枠を引きたいところ。函館から札幌の輸送を経験していることもあって、長距離輸送が大きな苦になりそうにない点も好材料であり、妙味も加味して評価を上げたい。◆タイキヴァンクール(14人気想定)[55.2倍(執筆時点)]C評価・前走「2歳未勝利」:1着 先頭とは離されず中団を追走。勝負所で外目から進出。上がり最速の脚を使えていたものの、好位からスムーズな競馬ができ、前有利の馬場と展開が向いての1着だったため素直に評価し難い。・前々走「2歳未勝利」:2着 中団を追走。最も外を回すロスがあり、内前有利の馬場と展開が向かなかったものの、上がり最速の瞬発力で外から一気に伸びてきた。勝ち馬とは0.2秒差まで詰め寄ることができ、負けて強しの内容。〈短評〉 前々走「2歳未勝利」のタフな馬場の中で見せた脚はかなり評価できる。しかし、この馬の父であるエイシンヒカリ産駒の2018年以降の1着平均距離は1492.5mとやや短距離向きな気も。タフでパワーを要する舞台は得意で、阪神も苦にしなさそうではあるものの、メンバーレベルが上がる点を考慮すると、決め手に欠ける。◆タガノエルピーダ(7人気想定)[22.0倍(執筆時点)]A評価・前走「2歳新馬」:1着 先行馬を見ながら追走。前有利の馬場と展開が向いていたとは言え、直線ではやや外に出されるロスがあった。どスローの瞬発力勝負の展開の中で、33.5秒の上がり最速の瞬発力を発揮して、さらに馬場と展開が向いて前を走っていた2着馬を交わした。2着馬とは0.1秒差だったものの、3着馬以降には0.7秒差つけての1着だったため、この馬の強さが顕示された内容。〈短評〉 まだデビューしてから1戦しか走っておらず、他馬と比べてキャリアの面では、やや割引材料となる。しかし、デビュー戦の内容がかなり強く、33.5秒を出せるキレた脚には期待ができる。この馬の父であるキズナ産駒の2018年以降の阪神芝1600mの成績は、勝率7.6%/連対率17.9%/複勝率24.1%と、阪神の舞台との相性も悪くない。さらに展開が向きそうである点&他馬と1㎏軽い斤量55㎏のハンデ&妙味の面を加味しても評価を上げたい。◆タガノデュード(13人気想定)[45.6倍(執筆時点)]C評価・前走「2歳未勝利」:1着 控えて中団を追走。どスローからの瞬発力勝負の展開の中で、上がり最速の瞬発力を使えていたものの、好位からスムーズな競馬ができ、外差し有利の馬場と展開が向いていての1着だったため素直に評価し難い。・前々走「2歳未勝利」:3着 先行馬を見ながら追走。直線でやや外に出されるロスがあったものの、前残りが発生する前有利の馬場と展開は向いており、その中での3着は素直に評価し難い。〈短評〉 馬場が渋れば評価を上げたいが、近走の内容&展開&メンバーレベルが上がる点を考慮して、現状は決め手に欠ける。◆ダノンマッキンリー(1人気想定)[3.9倍(執筆時点)]B評価・前走「秋明菊賞」:1着 スタートで出遅れ、控えて追走。外からの差し・追い込み有利の馬場と展開が向いていたとは言え、出遅れによるロスに加えて外を回すロスがあり、その中でも上がり最速の瞬発力で、一枚上手の切れを見せての1着は評価できる。・前々走「2歳新馬」:1着 先行馬を見ながら2番手追走。テンポよく好位からの競馬ができて前有利の馬場と展開が向いていた上に、後ろから伸びてきた2着馬に0.2秒差まで詰め寄られての1着だったため素直に評価し難い。〈短評〉 堅実な脚を使えることができ、キレ味抜群の脚は非常に魅力的である。新馬戦では、いきなりフルゲートを経験し、揉まれ弱さへの不安を払拭できる点も好材料。1Fの距離延長となるが、これは精神面を考慮しての可能性が高く、この馬の父であるモーリス産駒の2018年以降の1着平均距離が1647.7mということを踏まえると、マイラー向きであると個人的には考える。パワーも兼ね備えており、新馬戦では阪神の舞台で好走したように、タフでパワーを要する阪神でも力を発揮できるだろう。さらに展開も向きそうであり、先週に同コース・同距離で行われた「阪神JF」の外差し傾向を考慮すると外目の枠を引きたいところ。しかし、他の上位人気馬と比べると決め手に欠けてしまう点は否めず、良血馬ということもあって、やや過剰人気のような気もする。1人気になってしまうと妙味は薄く、期待値的にも。◆ナムラフッカー(8人気想定)[25.3倍(執筆時点)]A評価・前走「デイリー杯2歳S」:3着 スタートで出遅れがあり、控えて後方を追走。脚を溜めて外からの差し・追い込み有利の馬場と展開が向いたとは言え、出遅れのロス&大きく外を回すロス&位置取りが悪く、他馬よりも厳しい展開だった。その中でも上がり最速の瞬発力で一気に伸びを見せての3着は評価できる。・前々走「紫菊賞」:3着 控えて追走。どスローからの瞬発力勝負で、内をロスなく回れたにも関わらず、さらに後ろを走っていて、かなりの外を回すロスがあった2着馬に直線で交わされての3着は力負けであり素直に評価し難い。〈短評〉 脚を溜めて、一気に発揮される瞬発力は非常に魅力的である。しかし、これまでは緩やかなペースの中で発揮されることが多く、ペースが流れて忙しくなる展開となった場合でも通用するのかは疑問を呈するところである。しかし、展開は向きそうであり、重賞で好走経験のあるキャリア&妙味を加味して評価を上げたい。先週に同コース・同距離で行われた「阪神JF」の外差し傾向を考慮すると、外目の枠を引きたいところ。◆バンドシェル(16人気想定)[66.1倍(執筆時点)]C評価・前走「京王杯2歳S」:4着 中団の前目を追走。中団で脚を溜め、外差し有利の馬場と展開が向いたものの、直線での追い比べ勝負に敗れての4着だったため、力負けで素直に評価し難い。・前々走「2歳新馬」:1着 スタートの出脚は鈍かったものの押し上げて中団を追走。外差し有利の馬場と展開が向いていたとは言え、スタートでの出遅れによるロスで道中他馬よりも脚を使った&最も外を回すロスがあり、それでも2・3着馬を直線で交わしての1着は強い内容。〈短評〉 馬場が渋れば評価を上げたいが、近走の内容&展開&メンバーレベルが上がる点を考慮して、現状は決め手に欠ける。◆ミルテンベルク(10人気想定)[28.5倍(執筆時点)]B評価・前走「京王杯2歳S」:5着 中団の前目を追走。中団で脚を溜め、外差し有利の馬場と展開が向いたものの、直線での追い比べ勝負に敗れての5着だったため、力負けで素直に評価し難い。・前々走「小倉2歳S」:2着 控えて中団を追走。外を回すロスがあったとは言え、外差し有利の馬場と展開が向いた&さらに後ろを走っていた勝ち馬に直線で交わされての2着のため素直に評価し難い。〈短評〉 良血馬であることは間違いなく、血統だけを見れば、この馬の父であるモーリス産駒の2018年以降の1着平均距離が1647.7mとマイラー向きである。さらに、同じくモーリス産駒の2018年以降の阪神芝1600mの成績も、勝率11.0%/連対率18.1%/複勝率30.7%と、新馬戦以来の阪神の舞台適性は抜群であるに違いない。しかし、この馬に関しては前走で1Fの距離延長に苦しんでいたにも関わらず、今回さらに1Fの距離延長となると、まだ距離延長には不安が募る。また、気性面でもまだ幼さを見せて揉まれ弱さも払拭しきれていないように感じるため、外目の枠は引きたいところ。【評価一覧】S評価:エンヤラヴフェイス/ジャンタルマンタルA評価:シュトラウス/セットアップ/タガノエルピーダ/ナムラフッカーB評価:アスクワンタイム/エコロヴァルツ/オーサムストローク/クリーンエア/ダノンマッキンリー/ミルテンベルクC評価:サトミノキラリ/ジューンテイク/タイキヴァンクール/タガノデュード/バンドシェル ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #競馬 #予想 #G1 #朝日杯フューチュリティステークス #朝日杯FS #全頭診断 4