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大谷翔平と愉快な仲間たち 【先発投手編】

最近、私の個人ページにて、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手のチームメイトを紹介した。今回は、さらにそのつづき。エンゼルスの先発投手陣について見ていきたい。例によって、括弧内の成績は’17年度のもの。動画はエンゼルス公式サイトより。

日本プロ野球でいうとどの選手に似ているかについても併記するが、MLBとNPBでは投手が操る球種の違いが顕著なため、投球の内容が似ている投手を探すのは難しい。あくまでその投手が残してきた記録をもとに、私の独断と偏見で日本でいうとどれくらいのクラスなのかを考えてみた。

【先発】マット・シューメーカー 31歳 右投
(14試合 6勝3敗 防御率4.52 奪三振69 K/BB2.46 速球系平均球速147キロ)

☆NPBでいうと→小川泰弘(東京ヤクルトスワローズ)
メインのボールはチェンジアップ。そこに2シームと4シームを交える。コントロールの良さも長所。2014年には16勝をマーク。昨年は故障に苦しみ、今季も右前腕の張りで戦線を一時離脱中。

【先発】J.C. ラミレス 29歳 右投
(27試合 11勝10敗 防御率4.15 奪三振105 K/BB2.14 速球系平均球速153キロ)

☆NPBでいうと→有原航平(日本ハムファイターズ)
リリーフから先発へ転向し、活躍した右腕。荒削りだが球威がある。今季も活躍が期待されたが、靭帯損傷でシーズン全休の可能性が高い

【先発】ギャレット・リチャーズ 29歳 右投
(6試合 0勝2敗 防御率3.86 奪三振27 K/BB3.86 速球系平均球速153キロ)

☆NPBでいうと→藤浪晋太郎(阪神タイガース)
かつてのエースであるがここ2年はケガもあり、まともに投げられていない。今季の復活はあるか。4シーム、2シーム、カッターの3種類の速球でねじ伏せるスタイル。

【先発】タイラー・スカッグス 26歳 左投
(16試合 2勝6敗 防御率4.55 奪三振76 K/BB2.71 速球系平均球速147キロ)

☆NPBでいうと→石田健大(横浜DeNAベイスターズ)
発展途上の左腕。大きく曲がるカーブを武器とし、奪三振率が高い。エンゼルスは左投手が手薄なので活躍を期待されている。

【先発】パーカー・ブライドウェル 26歳 右投

☆NPBでいうと→九里亜蓮(広島東洋カープ)
(21試合 10勝3敗 防御率3.64 奪三振73 K/BB2.43 速球系平均球速148キロ)
昨年ブレイクした若手。速球系の武器はカッター。またスライダー、シンカーなどの変化球を有効に使う技巧派。

打線は強力だが、投手陣はやや心もとないエンゼルス。しかもいきなり2名のケガ人が出てしまった。投手としての大谷の活躍は、チームの命運を握っている

write by 鰯崎 友:https://note.mu/iwa_t

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