妥協なきニンテンドー / ミニクラシックス・スーパーマリオブラザーズの衝撃
ニンテンドーラボの発売で、過去のニンテンドーラボの記事がふたたび読まれるようになっているここ数日ですが、今回もまたニンテンドー記事です。しかも月末にはまたスイッチの批評記事もありますので、任天堂愛はともかく、せめて私が「任天堂課金者」であることぐらい伝わるかなぁと。ということで始まります!
こんなところまで手を抜かない!妥協なきニンテンドー。どうぞおてやわらかに!
SEGAがメガドライブミニ、SNKがネオジオミニ?を発表したように、昨今はクラシックミニブーム?といっても過言じゃないでしょう。なんといってもその火付け役?となったのがニンテンドーのクラシックミニシリーズ。
ファミコンとスーパーファミコンが、厳選された数十本のソフトを内蔵してよみがえるという、懐古厨、おじさんホイホイになって世間を騒がせたわけですが…。
じつは!もっと前から出ていた復刻版?が存在したのです。
これがソレ。
名前もなんと、MINI CLASSICS(ミニ クラシックス)。
今回はいくつかあるうちの1つである、『ミニ クラシックス スーパーマリオブラザーズ』をご紹介いたします。
見た目はゲームボーイそっくり、ニセモノ感?たっぷりのパッケージ。
ですが、コレ「ニンテンドーライセンス」が付いています。れっきとした『任天堂の認めたゲーム機』といってもいいでしょう。(言いすぎ?)
▲ほれ。ライセンス。ゲームに任天堂ライセンス付けるって、相当な試練をくぐり抜けないと付けられないだろ。と思います。
さてさて、以下は引用です。
1998年より、複数メーカー開発によるMini Classicsシリーズが日本国外で販売されている。任天堂よりライセンスを受けたマルチスクリーンを含むゲームアンドウオッチの移植版や、オリジナルタイトルが遊べるキーチェーンサイズの携帯ゲーム機である。電源はボタン型電池(LR44)2個。(ウィキペディア「ゲームアンドウオッチ」より)
ということで、これは2014年からのライセンスですが、他のが98年から海外で出ていたのですねー、知らなかった。
移植版の再現度も気になりますが、皆さんご存知「スーパーマリオブラザーズ」のミニクラシックス版を購入して遊んでみたのでそのレビューをしたいと思います!
▲地味な機能として?ゲームアンドウオッチらしくアラームや時計機能があるため、うしろにはスタンドが…!
◼️「スーパーマリオ」が遊べた!
筆者(こたろ)はファミコン世代なので、ゲームアンドウオッチは経験がなく、しかしながらファミコン全盛期も他社からはLSI (集積回路のことらしい) 液晶のゲームがたくさん出ていたので、今回はそのあたりのLSI液晶ゲームと比較して見ていくことになりそうです。
▲メルカリの画像から拝借したLSI液晶ゲームのテトリスJr(公式)。これのパチモンがよくお祭りなんかで手に入る時代がありました。たまごっちもLSI液晶ゲームのひとつ。
そういった中で、まずはプレイ雑感ですが、よくあるLSI液晶ゲームとはわけが違う。ということ。
1ステージ目を遊んでみると、
それは足場をジャンプで乗り越えて右に進んでいく、強制横スクロールのアクションゲームでした。
ファミコンの「スーパーマリオ」とまではいかないまでも、それらしく頑張っている感じのゲームではあります。
▲もうホントこういう画面一人では撮りづらくてコレが限界ですが、雰囲気は感じてもらえるでしょうか。(デモ画面を撮影)
テレッテッテレッテ♪の触りだけだがおなじみのBGMが聴けるし、
ちょっとちがうが、ステージのゴールにはピーチ姫が待ちかまえてくれています。
そして、ごくたまに1upキノコも出現します。
たしかにこれは「スーパーマリオ」だ…と思わせてくれる要素がそこにはありました。
◼️「マリオの物語」が小さな液晶に!
そして、驚いたのが2ステージ目以降。
私の中でLSI液晶ゲームというのは、
・ひたすら逃げ回ったり、攻撃して倒すなどをしながら制限時間を生き残る
・もしくはトラップをかいくぐりゴールまで向かう。
などのルールの上、全体的なステージのスピードアップやトラップの増加に負けず、えんえん繰り返し遊んで得点をかせぐというイメージでした。
しかしこのゲーム、続いていくのです。
まさに「スーパーマリオ」のように。
地下ステージのような穴の多いステージ、
そして水中のように上下自由に動き回るステージ、
ファイアバーのようなモノをタイミングよく避けていくステージなど、
「スーパーマリオ」経験者ならだれでも、脳内補完でステージの背景まで見えてくるような、そんな出来のいいゲームでございました。
ステージは原作と同じく8ステージまであるらしいが、今のところ筆者は7までしかたどり着いていない…
◼️ラインナップはかなりの数!
この海外販売のみの幻のアイテム、ミニクラシックスシリーズのラインナップがウィキペディアなどに載っておりましたのでサイトをご紹介。
▲ウィキペディア・ニンテンドーミニクラシックス・英文
▲NAVERまとめ・懐かしのゲームウォッチが小さくなって返ってきていた!(原文ママ)
どれもスーパーマリオのように、再現度が高いんでしょうなぁ。他のも欲しくなってきます。個人的に気になるのはゼルダの伝説…2画面でかなり凝ったゲームが遊べそうです…!
▲オークションサイトより引用。日本未発売のゲームアンドウオッチのゼルダ。のミニクラシックス。ごちゃごちゃしていますが、基本は下画面で、上画面でアイテム確認やボス戦が遊べるようです。これはやりこめそう…。
現在、手に入れるにはオークションサイトや海外流通品を取り扱うお店でしか手に入らなそうですが、今回筆者はアマゾンでも購入できましたので、数は少ないみたいですがおためしでおひとついかがでしょうか。
ちなみにキーホルダーがついていてサイズも小さいゲームボーイみたいで可愛いですが、ゲームの音は消せませんので、おウチで遊ぶのがベストだと思います!
(かつてのゲームアンドウオッチも音は消せなかったらしい…)