推しと花
皆さんは、所謂"推し"という存在がいますか?
わたしには"推し"が居る。
今となっては、身内の中では
"kpop好きな人"みたいなポジションになりつつあるわたしであるが
いままで生きてきた中で、"生きている人間"を通ってきたことがない。
テレビもほとんど見ないので全く芸能人などに興味が無く、推しといえば漫画のキャラか犬くらいだった。
ましてやそれが
"キラキラアイドル(一般的に)"
という存在であるから周りの人たちは
あなたが!?嘘だろ!?ってなっていた。(別に普段kpopを聴くわけではないので)
そう、コロナ禍に時間を持て余しkpopアイドルの迷宮に迷い込んでしまったのだ。いまでは、チケットが単番の方が取りやすいという理由で、ひとりで推しに会いに行くし、ほぼ日課のように推しの情報をチェックしてしまう。
わたしがイメージしていたkpopといえば
"なんとなくパリピっぽい人たちが、ワッショイドンチャンやってる"(たぶん某アーティストの影響)
みたいなイメージだった。(持ち合わせてる情報が少なすぎたが故)
しかし昨今のkpopは全く違う。音がめちゃくちゃおしゃれなのだ。
まずはNCT127の"kick it"や"sticker"を聴いていただきたい。
なんだかよくわからない、格闘アニメのようなサウンドから始まる"kick it"を初めて聴いた時は衝撃を受けた。
これはアイドルなのかい......?
続いて"sticker"はイントロの尺八みたいな奇妙な笛の音から始まり、聴き進めて行くうちに
え?なにこれ?お〜???よくわかんないけどめちゃくちゃかっこよくね...?
となるだろう。
ズンズンと響く低音、削ぎ落とされた音、音数の少なさ、特徴のある声で繰り広げられるラップ、転調に次ぐ転調
そして途中で
待て待て、ラップの人以外に、めちゃくちゃトレンディな声で超歌うまい人何人か居ない!?!?!?
と腰を抜かすだろう。
NCTは他事務所のグループと比べると、とにかくやることなすことおしゃれなのだ。(グッズとかも)
なんと言ってもNCTはミュージックビデオがおしゃれだ。そして全員顔が良い。彼らを見ていると視界が最高だ。(ここ重要)
※ちなみに最近は言うまでもなくRIIZEにハマっている(オタクの鑑)
次にstray kidsの"Thunderous"を聴いてみよう。
この曲をドバイのお偉いさんたちの前で、パフォーマンスして会場中を置いてけぼり状態にしている彼らを見て、わたしは完全にハマった。
このトンチキソングをなぜここで披露してしまったの?
という疑問で笑ったのと同時に、この子達もしやめちゃくちゃ尖った精神の持ち主なのでは?と思った。
終いには、彼らのデビューまでの道サバイバルオーディション&キングダム(legendary war)で涙を流し奮闘する彼らを見て、the endである。
そして、そのままわたしはkpopの泥濘に足を取られ、もともとオタク体質だったが故にどっぷりと底に沈み、いまに至る。
わたしにとってkpopはもはや現代アートと同じような感覚でたのしませてもらっている。
音楽はもちろんだが
なにより
どんなビジュアルで来るんだろう?とか
コンセプトどんな感じなんだろう?とか
ヘアメイクや衣装、ネイルや装飾、スタイリングを見るのがとてもワクワクする。
理解が難しい現代アートや、ファッションショーとかを見るのと同じような感じだ。
そして定期的に、わたしがひとりでたのしんでいることがある。
"推しと花"
という完全に自己満足のためにやっている企画だ。(ひとりで)
これはその名の通り"推しと花"を一緒に飾り撮影するという企画である。
kpopアイドルを見ていると、花と一緒に写真を撮っていたり、花を持たされていたり、花の装飾の中パフォーマンスしていたり、という場面を意外によく見る。
そしてたまに考える。
髪の色と花の色が合っててかわいい〜!リップの色と合わせたのね〜!いや、そこはこの花じゃないだろ〜?もっとイメージに合う花あっただろう〜?
と。
その結果そういう完全自己満足の企画をすることになった。(ひとりで)
主に推したちの誕生日や、カムバックに合わせて行なっている。
作品を披露する機会なんてもちろん無いのだが、自己満足のためにやっている企画なので良いのだ。
推しを美しく飾りたい人がもし居れば、お気に入りのトレカご持参の上、お気軽にご相談いただきたい。
オタクとして、全力で推しに合う素敵な花を提案させていただく自信がある。
そして最近のいちばんの推しのライブに、先日初めて行ってきた。
彼女たちは、kpopでもないしアイドルでも無い。
名前は聞いていたが、昨年ミュージックビデオを見て、衝撃を受けた。
なに!?TLCみたいなんだけど!?音めちゃくちゃおしゃれなんだけど!?!?全員日本人!?!?!?このグルーヴで!?!?!?!?待って!?え!?スタイリングおしゃれすぎないかい!?この子達やべぇぇぇぇぇぇ!!!!!!
と腰を抜かした。(令和のTLCって呼んでる勝手に)
そして2024年は絶対ツアーするに決まっているから、そのときはなにがなんでも見に行くんだ!!!と意気込んで心待ちにしていた。
念願だ...念願のXGを見てきた。
とりあえず彼女たちは、最高にcrazyでgorgeousでめちゃくちゃイケていたという言葉しか出てこない。
ジュリンちゃんが真っ赤なヘアに、シルバーのギラギラの衣装で一輪の赤い薔薇を持って登場したときは
解釈一致すぎるーーーーーーー!!!
と思わず叫びそうだった。
※Kアリーナの音響がとても良かったので、重低音がズンズン響いて最高だった
一緒に行った夫も、いつのまにかしっかり彼女たちにハマっており(布教活動の効果)
6〜7年前の彼女たちの映像が流れた瞬間
ドキュメンタリーを思い出して泣きそうになった〜あの演出はずるいね〜と言っていた。
次観れるのはいつだろうね〜もうしばらくチケット取れないだろうね〜と2人で鼻息荒く話しながら、帰宅した。
久々に、なんだかすごい刺激的なものを見たな〜!という満足感でいっぱいの公演だった。
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