桜守歌織を"推し"たい
アイドルマスターは主人公であるプレイヤーがプロデューサーとなりアイドルを育成するゲームだ。
その特性上、応援するアイドルを「担当」と呼び、基本的には「推し」とは呼ばない。
アイマスを知ってからの10年、アニメを見たり歌を聴いたりと付かず離れずのライトなファンだったが、とうとう本気で好みのアイドルと出会えた。桜守歌織さんである。
しかし私は現在、紆余曲折を経て「桜守歌織さんを推したい」という結論に至った。
なぜ担当ではなく、推しなのかを話させて欲しい。
歌織さんのビジュアルや基本的な性格が好みなのもあるが、彼女の歌唱力に惚れた。
べらぼうに歌がうまく、発声方法も舞台役者の趣がある。ミュージカルが元々好きな自分にとって耳心地の良い歌い方であり、彼女のソロ曲も大変清らかで好みの曲調、歌詞だった。その後ほかの曲も漁り、遂に、私も担当が決まったと思われたのだが…
コミュがnot for meだったのだ……。
アイドルとプロデューサーは「ビジネスパートナー」であり、仕事として互いを高めあう事ができればよいと思ってコミュを読んでいたのだが、私の想像以上に、歌織さんとの会話は「疑似恋愛」要素を強く感じた。歌織さん、いちいちプロデューサーに優しすぎる。恋愛だったら勘違いしてしまうような言葉がありハラハラした(彼女はそれを狙わずにしてしまうのだ…)。
あまりにも歌織さんの好意が眩すぎた。
アイドルから疑似恋愛的発言を引き出す、ゲーム内のプロデューサーとも気が合わない。仮に私がこの世界の「歌織オタク」だったら、こんなPとの会話を聞いたら発狂してしまう。(そんなことは起こりえないが…。)
何度も当たり所が悪かったのだと思い、また別のコミュにチャレンジするのだが、もう根本的にnot for meなのだと悟った。(再度いいます、not for meなのであり、アイドルとの疑似恋愛要素を好む人を否定していません。寧ろこのように感じる私はユーザーの中ではおそらくマイノリティであり、このゲームのターゲットではないのだとはっきり認識しただけです。)
でも歌織さんの事は変わらず好きでいたい…その結果、できればファンとして、プロデューサーではなく外の人間として歌織さんを見ていたいな、と思うようになった。彼女のライブや成長、仕事の幅の広がりを「見守りたい」。幸運にもハミングバードから始まり、white vows、花ざかりweekend、parade d'amour と「運営のプロデュース」は私好みだ。特に花ざかりweekendでミリシタの印象は変わり、女性ファンを取り込もうとしているのを感じて少し嬉しかった。
つまり、普通のファン視点なら、運営と解釈一致で万々歳というわけだ。
プロデューサーとは名乗れないが、ファンでいさせてほしい。元音楽教室の先生で、Pや仲間に対してもこれだけ丁寧で優しい彼女なのだから、ファンに対しても老若男女隔てなく優しいに違いない。それにこれだけ才能溢れているのだから、これからアイドルとして、歌手として素晴らしいキャリアを歩むに違いない。
彼女の、表舞台での「アイドルとしての姿」をこれからも楽しみにしていきたいと思う。
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※これは余談だが、自分が彼女のプロデューサーだったらどうしたいか考えてみた。→しょうこお姉さんのように、アイドル卒業後はおかいつで歌のお姉さんを務めてほしい。その後、表現力を武器にミュージカル役者としての地位を築き、10年、20年と息の長い芸能人生を送ってほしい…。あれ、アイドル時代終わってるやんけ…。
※前述の通り、表舞台の彼女をライトに応援するスタンスのため、コミュやカードについて知らない事はかなり多い。もしかすると勘違いしている部分もあるかもしれないが、ご了承願いたい。ファンに対して歌織さんがどうあるかなど、歌織さんを一層好きになる要素はぜひ優しく教えてほしい。
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