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シンガポール進出のためのシンガポール情報

税率が低く、様々な優遇制度も利用できるシンガポール。他の国々の海外拠点としても人気が高く、外資系企業が多いのが特徴です。 今回はそんなシンガポールの基本情報をまとめてみましたので参考にしてみてください。



基本情報

シンガポールの人口は約560万人(2015年)。人口の38%は永住者及びその他外国籍の人です。人口密度は7,000人を超え、国別では世界第2位となっています。国土は、1,103平方kmで、菱型の本島であるシンガポール島及び60以上の著しく小規模な島々から構成されています。
主な宗教は、仏教、道教、イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教などで、仏教徒が全体の30%を占め一番多くなっています。在留邦人数は36,963人、日系企業数は1,116社にもなります(2015年)。 公用語は英語、中国語、マレー語。国語はマレー語となっております。世界英語力ランキングでは12位とASEANでは1位となっています(『EF FPI』より)。
シンガポール人の英語は、中国語に似た文法やアクセント、マレー語や中国語由来の単語が入っていてシンガポール特有であるため、「シングリッシュ」と言われることもあります。 さて、シンガポール人の国民性について表すと言われている「キアス」という言葉があります。この「キアス」とは「負けたり失敗したりするのが怖い」という意味で、それが「絶対負けたくない、人より得をしたい」という価値観となって定着しています。

シンガポール進出のメリット

1.税制度が優れている


まずシンガポール進出における特徴的なものとして、法人税が低いことが上げられます。 日本は実効税率が約30%であるのに対して、シンガポールは17%と(2021年現在)で、他の先進国と比較しても低めの設定であると言えます。 加えて、国の政策としてシンガポールを発展させることに寄与する業種や企業に対しては投資を積極的に奨励していて、様々な減税制度や恩典制度が存在します。
総合的に外資系企業が進出しやすい国であることがうかがえます。シンガポールにおける法人設立時の最大のメリットのひとつに豊富な人材を活用できる点が上げられます。

2.立地が良い


続いて立地が良い点が上げられます。 シンガポールはマレー半島の先端に位置する島国ですが、このことから海上物流のハブ拠点として発展してきています。 このことによりシンガポール内には世界中から多くの物資が調達できる環境にあります。 また政府としては空港整備にも力を入れていて、唯一の民間空港であるチャンギ国際空港の利用者数は6,800万(2019年)と世界でも有数の利用者数を誇る規模にあり、どの国、地域からもアクセスしやすい条件を備えています。
特に人材の流入や、出張などビジネスに必要な要素として重要な点であることは言うまでもありません。

3.インフラが良い


また、シンガポールは都市国家で国全体のインフラが非常に発達しています。 一言で「インフラ」と言っても道路、鉄道、上下水道、電気、通信、国内物流等といった生活やビジネスを支える一般的にインフラと呼ばれる領域だけではなく、病院、警察、学校、湾港等といった社会全体の安全整備に至る広義のインフラまで非常に高い水準にあると言えます。
加えて、治安や民度といった「ビジネスや生活のしやすさ」といった観点も安定しているため、合理的・効率的に事業運営する基盤が整っていると言えます。 般的に海外で邦人を設立する場合、その国や地域における自社の出資比率に規制がかけられる場合があります。

シンガポール進出の注意点

多くの日本企業がシンガポールに進出する最大の理由は「アジア事業のハブ」としての魅力です。実際、シンガポールに展開する多国籍企業の6割がグローバル統括拠点としてシンガポールを活用しているようです。シンガポール政府も各国への地の利を最大限に活かすため、空港をはじめ、世界有数の取扱量を誇る港湾設備などのインフラを整えています。
近年ASEANの中心としてタイが注目されていますが、ビジネスの中心はやはり未だシンガポールにあるといえます。また、世界銀行発表「Doing Business 2012」によりますと、シンガポールは世界で最もビジネスを行いやすい国の1位に選ばれています。 また、外国資本による事業所有に関して、国家の安全保障にかかわる公益事業、メディア関係等の一定の分野を除いて制限は全くありません。
そして、シンガポールでは国家の安全にかかわる特定の部門を除き、外国資本による全額出資が原則認められているということも大きな利点の一つです。 さて、シンガポールで現地の人とビジネスを行うにあたって気をつけるべき点が幾つかあります。

まとめ

国としても非常に発展しており、進出先としてビジネスや生活のしやすい国なのがシンガポールです。多くの外資系企業が集まる場所でもあるので、海外展開の拠点としても価値が大きいです。さらなるビジネス拡大の足掛かりにシンガポール進出を検討してみてはいかがでしょうか。


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