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沖縄の新聞広告の話---新刊一面広告を掲載しました

沖縄は新聞の広告効果がとても高いです。とくに書籍広告は顕著のように思います。

ボーダーインクもこのような広告をときどき掲載しています。

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2022年1月22日(土)沖縄タイムス、同23日(日)琉球新報

われわれは沖縄の出版社ですので、出版するのは沖縄に関する本がほとんど。そして読者の年齢層が比較的高めということもあり、PRのさいは沖縄の地元紙にかなり力を入れています。(実際、広告効果も大きいというのが実感です)

沖縄タイムス・琉球新報などを手に取ることがあったら、ぜひ広告面もチェックしてみてください。地元の出版社が出しているさまざまな本を見ることができます。

また、県内の書店さんが集まってひとつの大きな広告枠を取って、各店のオススメ本を紹介する「書店広告」というものも定期的に掲載されています。沖縄で今どんな本が売れているかを知ることができ、なかなか楽しいです。

以下余談。

そういえば沖縄の新聞広告では「死亡広告」も有名ですね。人が亡くなったときに、告別式や法要のお知らせをするためのもので「荼毘広告」などとも呼ばれます。

かつての沖縄では人が亡くなれば四十九日まで毎週盛大に供養を行うのが主流でしたが、最近は初七日の法要でまとめて終わらせることも多くなりました。なので死亡広告にも「七七忌(四十九日までの法要)は初七日に一緒に済ませます」というような文言が登場します。

そのほか、故人の顔写真や、どんな生涯を送ったかという略歴が載ったり、介護施設へのお礼が含まれたりするようになっていて、時代の移り変わりが見えてくるのも興味深いです。

また別の広告としては、甲子園シーズンになると出場校関係者による名刺広告がズラリと並ぶのも風物詩。チームが勝ち進むほどに広告の数は爆伸びし、キャッチコピーも派手になって、にぎにぎしく夏を盛り上げてくれます。(え)