【レベル別】どうすれば、英語が上達するのか?
こんにちは!「駐在英語.com」代表のYujiです!
あまりにもこの質問を受けることが多いので、一つの記事にまとめてみることにしました。
半年で語学が話せるようになるメソッドを展開している「駐在英語.com」のメソッドを一部公開します!
まずは「己を知る」ことが大事
まず、多くの人が見落としがちな「前提」についてお話します。
英会話は「スキル」です。「お勉強」ではありません。
「水泳は『お勉強』ではありません。」と同じぐらい、重要なことです。
あなたはオリンピック水泳のコーチだとして、ある人からこんな質問を受けたとします。
それに対して、色んな答えが世の中にはあります。
どれも間違ってはいないように見えますが、実は同時に全て間違っているとも言えます。
もしあなたがまともなコーチならこう言うでしょう。
ひょっとしたら、質問者は「顔を水につけるのが怖い」と感じている水恐怖症の人かもしれないし、あるいはオリンピックで万年銅メダルまでは取れるけど、金メダルをどうしても取りたい人なのかもしれない。
当然、上達するにあたってのアドバイスは異なりますよね??
そして、レベルが上がれば上がる程、アドバイスの中身はより精度を保つ必要がある。
なので、まずは自分がどんな状態なのかを把握する必要があります。
逆に、アドバイスをした人があなたの実力を知らずに「これをやればうまく行く」と言っている場合、それは非常に疑わしいと心得てください。
自分のレベルの判断
さあ、というわけで早速自分のレベルを判断してみましょう。
以下のうち、自分がどのレベルかを判断してください。
さて、それではレベル別にどんなことをすれば良いのかをざっくり説明します。
あくまで「ざっくり」です。本当はもっと細かい診断をしないと、なんとも言えないというのが本心です。
レベル0~3「超初心者」
主に、【簡単な単語の「発音」「ジェスチャー」「表情」】を学ぶ必要があります。
そのためには、英語文化を経験した人と対面で関わることが必須です。
対面でなければ、最低ビデオチャット等で関わることが必須です。語学上達の面で考えれば、オンラインでも対面でも変わりはそれほどありません。
このレベルでは、「文法の学習」「テキストのやりとり」「会話のやりとり」などは目指さないでください。上達効率がめちゃめちゃ悪いです。
「英語が話せるようになってから、関わろう」という考えがあれば、今すぐ捨ててください。「泳げるようになったらプールに入ろう」と言っているのと同じです。
まずは、基本的な単語やフレーズを、ちゃんとした発音で言えるようになり、それが相手に通じる。という自信と喜びを獲得してください。
そう。多くの超初心者は「会話の練習」をここで始めようとするから、失敗します。
ちなみに(特に女性の方はですが)、対面やビデオチャットをしてみて「この人嫌な感じだ」と思ったら、すぐに関係を切れる準備は整えておきましょう。
世の中には、「語学エクスチェンジ」を理由に、「下心エクスチェンジ」「お金エクスチェンジ」を求めている人がたくさんいるからです。
ですが、それはメッセージだけでは分かりません。しっかりと対面で話をしてから判断する必要があります。
むしろ、あなたに今絶対的に必要なのは「異文化出身の人間が、まともな人間かどうかを、対面することによって判断する能力」です。
語学超初心者には、ビデオチャットを避ける傾向がありがちです。「なんだか怪しいから」「面倒になるかもしれないから」と言って避け続けていては、上達する日は一生経っても来ないことでしょう。
もしあなたが男性の場合、「言語交換の場」では、ビデオチャットや対面を断られるかもしれません。もしその場合はこの記事を相手に見せて、「オレはこのレベルなんだ!だから、君の助けが必要なんだ!」と訴え、あなたが真剣に語学を学ぼうとしている姿勢を理解してもらってください。笑
レベル4~7「初心者」
このレベルの人達は、【文字でのチャット】が必要です。
「会話の練習」はまだ早いのですが、発音の練習をいつまでもしているわけにもいかないレベルです。基本的な文法や語彙等に、多く触れる必要があるフェーズです。
自分の力で文章を組み立てる必要はありません。時間がかかる場合は、むしろ自分では文章を組み立てないでください。「あやふやなことを作ろうとする」ことより「正解をアウトプットすることに慣れる」方がはるかに大事だからです。
翻訳機を使いながら、翻訳した文章を「ペースト」せず、自分で書き写してください。書き写しながら、その発音をぶつぶつと自分の口で発声してください。
そして、これは「空き時間」にしないことをオススメします。
「文字でのチャットをする時間」を決めて、相手の人とインテンシブな会話をする必要があります。
「空き時間」にできるようになるのは、もう少し先の話です。
「翻訳機を使うなんて」と思うかもしれませんが、信じてください・・・、レベル4以上7以下の人にとっては、これが最も効率の良い方法なんです。
水泳で言うと、ビート板を使って、正しいフォームで前に進むことができるようになるイメージですかね。
おっと、一つ注意点。チャットの相手は、「チャットだけの繋がり」にはならないようにしてください。ちゃんと、対面やビデオ通話を通じて、相手がまともな人間かどうか、そしてどのような雰囲気や表情で文字が発せられているかをある程度把握する必要があります。ベストなのは、ビデオ通話を繋ぎながらチャットをする方法です。
レベル8~13「初中級者」
「友達を作ること」が急務のレベルです。
このレベルになると、基本的な意思疎通は図れるようになっていますが、会話の深度やニュアンスを深める必要がでてきます。
このレベルでは、語学に多くのエネルギーを費やしているのに伸び悩んでいる人を多く見かけます。
たいていの場合、その原因は「会話そのものの深度が浅いことにある」ことが多いです。
この場合、あなたには、あなたのことを考え、忍耐力を持って、深い会話を進行させたいと思ってくれる人が必要です。
自分も相手も楽しみながら英語でコミュニケーションを取る相手がいる。
すなわち、必要なスキルは、実は語学力よりも「会話で相手を楽しませる能力」だったりします。
「英語の上達方上だと思ったのに」と思ったそこのあなた。
語彙力や文法力も大事ですが、それよりもこの能力に力点を置く方が大事だと断言できます。
語学上達だけのことを考えればオンラインでも全く問題はありません。
トークテーマを設定したり、相手を褒める方法を考えたり、相手に何が興味があるかを察知したり、ユーモアやジョークを考えるのも一つの手段ですね。やることはたくさんあります。
いずれにしても「自分が相手を楽しませるんだ!」という意識を持つことで、会話そのものを盛り上げる必要があります。
そのために、相手の興味に関わる単語やフレーズ、属している世界について、多くの下調べをしてください。
そのアクションそのものも、確実のあなたの語学力向上に貢献します。
相手とは週に1度60分など、時間を決めて話すと良いでしょう。
同時に語彙力も上げて行くと良いでしょう。語彙力を上げる方法は、こちらをご参照ください。
また、より自然な会話をするために、文法の総復習をしましょう。
仮定法過去、動名詞、使役動詞、分詞構文、完了形、Etc.
一応知識として知らない文法はほとんど出て来ない、と言えるまでにはそんなに時間はかかりません。
レベル14~15「中級者」以上
私達の英会話コーチングでは、レベル16~17「中上級者」、レベル18~21「上級者」とカテゴライズしています。
ここまで来ると、どちらかと言うと「どうやったら上達する?」ということではなく、自分の上達に関して具体的な伸び悩みがある状態かと思われます。
これは、もう本当に細かい診断をするしかないので、私に相談してください。笑
上達とは違う観点の「モチベーション」の部分
さて、以上は「上達したい人」に向けてのメッセージでした。
色んな質問が思い浮かびます。
いえ、どれも重要な役割を果たしています。
「あなたのモチベーションを維持する」という観点において。
確かに、上達はほとんどしないかもしれません。
ですが、モチベーションは続きます。
そしてモチベーションがある限り、あなたは少しずつ学び続けます。
「自分が興味のある文化と関わっている」
その状態だけでも、あなたのモチベーション維持に十分に貢献していると言って良いでしょう。
・・・ただ、上達はほとんどしません。笑
同じ機会があるなら、同じ時間を使って、せっかくならスキルを上達させた方が良い、というのが私の持論です。
「上達」と「気分の良さ」のバランスをどう取るか。まぁこのあたりは人それぞれですね。
以上、レベル別英会話上達法でした。
スキの数が増えたら、より細かいところまで投稿します。
もう一歩踏み込むと・・・
この記事では「レベル」だけのお話をしましたが、実はこのレベルも一つのものさしにすぎません。
会話が不得意だけど文法の理解がかなりあったり、
文字を読んで情報収集するのは得意だけど説明ができなかったり、
逆に会話はノリでなんとかなるけど深い話はできなかったり、
人には得手不得手があるので、その辺りも加味すると、より効率的なトレーニングができます。
詳しくは下記をご覧ください。
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