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世の中に「まともな出会い」が少ないわけ

別に男女のことを話しているわけではない。

いや、男女のことも【含め】、この世の中には「まともな出会い」が少なく感じるのは、どういうことだろう?

私自身がこの問題に直面したのは、起業をしたての頃だった。

▼この記事は、こんな人が書いています。

まずは私の身に何が起こったかを話そう。

背景

当時、私は起業に関する情報を集めていた。数十冊の本を読み、セミナーや勉強会を見つけては参加していた。

「自分のロールモデルとなる起業家を、まずは見つけなくては。」

そう思っていた。

その考え方そのものが正しい自信はあったし、今振り返ってみても、その考えや方針は正しいものであったと思う。

それが将来を決定づける重要な要素である!という確信に至った理由は、下記の要素からだ。

・どの情報を見ても、そのような事が書いてある。例えば「周りの5人の平均年収が自分の年収」等。
・スポーツだって、まずは部活に入る。それと同じじゃないだろうか。
・いわゆる「成功者」と言われている人達のスピーチを見ると、そのような事を言っている。
・英語を学んだのだって、自分にメンターとなる存在がいたからだ。
・独学で何かをやることに限界があるのは、もう十分に分かった。

「ロールモデルを見つけることは重要である」と確信に至った理由

まずは、知り合いレベルでも良いので、自分が目指したいと思う人達と話をすることだ。

そう思い、そのために動き始めた。

交流会に参加する。
イベントに参加する。
ボランティア団体に参加する。
セミナーに参加する。
オンラインサロンに参加する。

考えられることは、いくらでもやった。
時間的・金銭的なリソースはそれなりにあったので、どれにも惜しまずリソースを投入していった。

イベント代や懇親会等、月に10万円以上を投資し、一週間に優に30人以上は新しい人と会っていたと思う。

その結果、何が起きたか。

1.会社の営業

数的にはこれが一番大きかったような気がする。
例えば、印刷会社さんとか。例えば、販促会社さんとか。ビジネスが絡む交流会では、そういう人達が集まる場所でもある。

当然だが、彼らの立場はサラリーマンだ。社長みたいな人もたまにそういった場所に顔を出すことがあったが、あくまで営業の仮面をかぶって、「起業家同士話をしようぜ」という流れにはならなかった。

2.ネットワークビジネス系の人からのアプローチ

少し動いた人は経験があるかもしれないが、この手の人からのアプローチがあった。

フレンドリーで、いい感じでイベントに誘ってくれたりする。
しかも、お金回りについてのセミナーだったり勉強会だ。

まぁネットワークビジネス系と分かっていても、誰かと繋がれるかもしれない。

何より、本当にお金を稼いでいる人達なのだから(本当だとしたら)、お金に対するマインドセットみたいなものは学べるかもしれない。

そう思って色々首を突っ込んでみたが、得たモノは何だったかと言うと、

自分はネットワークビジネスには向いていない

ということがはっきりと分かったことだ。

まぁ、それが分かっただけでもとても良い経験だったと思う。

自分がネットワークビジネスに対して抱いていたもやもやを、早い段階で言語化することができた。これは大きい。

これに関しては、下記記事でまとめてみた。

3.個人起業家からの営業

これも多かった。何等かのサービスを広めようと、自分のコンディションをマックスに整えて来る人達。いわば、私と同じような立場の人達だ。

ごくたまに気が合ったりするが、なんだかそれでも「メリット優位」、すなわちメリットがないことには時間を使うのはもったいない、と感じている人達・・・のような気がした。

それに、私が目指す先にいる人達・・・という感じではなかった。
ひよこ同士がピヨピヨ話すことしかできない。そんなイメージだった。

4.ビジネスコンサルの営業

今思えば、中には善意に満ちた人もいたような気がするが、当時私は警戒心が結構高かったように思う。ビジネスコンサルを称する人は、全員が胡散臭く見えた。

少なくとも、

本当にうまく行ってんの???

という、あら探しをしようとしていたのは間違いない。

まぁ確かにSNSを見ると高級ホテルの写真とかアップロードしちゃったり、お金は稼げる!って公言したりしてる。

でも、なんか、その見せ方が品が無いなぁと感じたりとか、、、
まぁ僻み妬みも入っていたとは思うのですが、

「すげえっ。こうなりたい!!!!」

と思える人には出会えなかった。

なんだか気取ってる感じも、感じたというか。

なんで気取るの?そこ?

本当にうまく行ってる人なら、素でいることができるんじゃね?
っていうか、もうお金稼ぐ必要がないぐらい稼いだんだったら、サービスを売るのってなんか矛盾じゃね????

みたいな、そんな感覚だった。

5.ホンモノとおぼしき人物は、取り巻きがいる

時には、本当に経済的・時間的自由を獲得した人がふらっと訪れることもあった。

だが、その人達と私が仲良くなる・・・なんていうことは、不可能なことのように思えた。

なぜなら、

・自分のようなレベルの低い人間が、相手の貴重な時間を奪っても良いの?
・相手が時間を使ってくれたとしても、自分の何かが変わるのだろうか?
・取り巻きもいっぱいいる。その人達に失礼だと思われないだろうか?
・一体何の話をすれば良いんだろう?

「本物」に出会うとムクムクとこんな考えが・・・。

のような、疑問とも不安とも悩みとも取れないような思いに支配されてしまうからだ。

なんとかその中でも爪痕を残そうと思って、鋭めの質問を用意したりしていたこともある。

でも、そんなの、本質を見抜く力を持っている人達はすぐに分かってしまう。結局私の主目的は疑問の解決ではなく(それももちろんあるが)、必死に自分のアピールをしていたにすぎないのだ。

ありがたいことに、それを指摘されるような答えを二、三度いただき、自分を恥じるという経験をすることができた。自分の本心に気づくことができた。本当にありがたい。

というわけで、私の金と時間を費やし、数百人と出会った結果、このような結果を得るに至った。

もちろん、それ自体は悪いことではないし、その時間は辛いものではなく、むしろ楽しめていたと思う。

だが、元来の「自分のロールモデルから、良い影響を受ける」という趣旨は達成されないままだった。

なぜ、胡散臭い人としか出会わないのか?

それを考え続けた。

二つの要素がある、という結論に至った。

それでは行ってみよう。

理由1.声をかけられるのは、そもそも分が悪い


そもそも論だが、アクティブに出会いを求めている人の9割は、胡散臭いからだ。

まぁ、そうですよね。

観光地で声をかけてくる人は、まぁ何か意図があるのと同じで、
基本的に声をかけてくる人というのは、何か裏があることが多い。

もちろん、全員がそうじゃない。
交流会でたまたま隣になったとかもある。

が、確率的に、声をかけられるからには9割は何かの意図があった上でのことだ、と思うのが妥当だろう。

理由2:相手は自分の鑑

さて、ここからが少し面白い。

先ほど私は「相手が、何かの意図があると捉えるのが妥当だ」と言った。

が、これは後から気づいたことなのだが、

私がそのような考えを抱いているから、結局出会いそのものがその方向に行ってしまう、ということが相当数あるのだ。

私自身は、「この人はロールモデルになり得るか?そうじゃないのか?」を選別しようという目を持っている。

そのような「判定をしようとしている人物」に対して、「オープンマインドな、ザ・成功者」は、果たして話しかけようと思うだろうか???

思わないよね。

私は自分自身のことを「成功者」とはとてもじゃないが言えないが、仮に私が少し先を行く「先輩起業家」だとして、人をジャッジしているような後輩起業家に自ら飛び込もうとは、思わない。

楽しそうな人に声をかけたいと思う。

人として当たり前のことだ。

だが悲しいかな、個人起業家で駆け出しの頃は、そのオーラがどうしても払拭できないというジレンマがあるのだ。

どのように打開したのか?

そのような状況を打開するには、どうすれば良いのか。

色々考えたが、私の場合は「この方法で見つけることができる」というものにはたどり着いていない。でも、少しだけ分かったことがある。

「趣味」や「遊び」はかなり大きかった。

私は、ハイキングやフットサルが大好きだ。自分でイベントを企画し、みんなで楽しむ。過去にも、花火大会やサルサパーティー、ワインテイスティングパーティー等、色んな遊びのイベントを企画・実行してきた。

自宅から見る花火大会
菜の花を愛でる会(なんだそれは)
なんちゃってバンド
趣味フットサル

そこで、本当に尊敬できる人とも出会えたし、面白いなー!と思う人とも出会えた。

今のところ「ビジネスメンター」になる人はその集まりで出会えたことはないけど、一度関係を作った人とそのような遊びをすることで、関係が深まることはあるため、人生には必要不可欠なものだと考えている。

私にとっては「友人」がキーポイントだった。

たまたま大学時代の友人が、起業してめちゃめちゃ成功していた。
ある日、私に声がかかり、話をしてくれることになった。

起業の方向性、最初に何をすれば良いか・・・、
かつて一緒にバンドごっこみたいな事をして遊んでいた気の置けない友人だったので、何も恐れず、色んなことを聞くことができた。

最終的には一緒にビジネスをやることになって、当然のことながらうまく行った。(なぜなら、彼が既にうまく行く方法を知っていたから。)

それが、私のドアの一つを開けてくれたのは間違いない。

そして、あと一つは「カネ」だった。

私は自己投資にカネを惜しんではならない、と信じることにして、100万円以上するセミナーやらコンサルやらを受け続けた。

人によっては、それが本当に良い関係に発展したこともあった。ただ、それに繋がるのは本当に1割満たないぐらいだろうか・・・。

そう考えると、1000万払って10人と出会えて、そのうち1~2人と仲良くなれる。ぐらいのコスパのような気がしている。

まぁそれでも、リターンを考えると元が取れているので、アリっちゃアリなんだけど・・・それでも、なんか、もっと自然な出会い方は無いものかね。。

お金をかけることでの出会いのメリットは、しっかりかけた出会いの場というのは、本当にびっくりするぐらい、すげー人達が集まったりしている。

ただ、ジレンマとしては、そこに私レベルなんかが行っても、結局話が合わなかったりして、仲良くなれることなんてそうそうない、ということだ。

出会いは意外とその辺に転がっている

それでは最後に、私が思う一番有効だった方法を紹介しよう。

ロールモデルを見つけたら、とりあえずお願いする!

まずは、こちらからアクティブに探すことだ。

ネットの検索でも、本の著者でも良い。直接コンタクトを取ると、意外と返事が返って来る。

「ロールモデルかもしれない人」を見つけたら、とにかく連絡を取って、「時間ください!」と言ってみること。


また、自分が誰かを助けられると思ったら、その人を躊躇なく助けること。
自分が助けている様子を、その「すごい人」はどこかで見ている。
そして、あなたの人間性を信頼してくれるかもしれない。

繰り返しになるが、ロールモデルかもしれない!と思った人をみかけたら、躊躇なく話しかけよう。いや、躊躇しながら話しかよう。笑

相手をしてくれたらラッキー。そうじゃなくても、失うものはあまりない。
自分のロールモデルとなる人は、結構いたりする。

ちなみに、その人が、その人自身の人生の一部をシェアしているのであれば、即購入するべし

中身がスポーツトレーニングであれ、占いであれ、サロンであれ、何にしてもその人自身が関与しているサービスは買いだ。

この方法はかなり間違いがない方法なのでおすすめ。

ただ一つ気を付けるべきことは、

その人が「【信者ビジネス】をしていない」前提。

信者ビジネス(私は「教祖ビジネス」と呼んでいる)かそうじゃないかの見分け方は、

・影響やサービスを受けている他の人が、変化しているかどうか
(「良い事言ってる」とかではなく「どう変わったか」を聞こう)
・そのカリスマ性故、「その人が言うことは100%真実」みたいな空気が流れていないか

教祖ビジネスかどうかを見極める

というところかと思う。

もし、サービスがなければ、お願いしてでもサービスを作ってもらう、というのはアリ。

要は、

お金を積んででもお願いする!

という方法だ。私はその方法でビジネスコンサルをしてもらった。

「お金を積むから教えてくださいっ!!!」と言って、100万円用意した。まだ駆け出しの頃。

とはいえ、これは結果としては、、、「まずまず」だった。笑

自分でお願いしておいてなんやねん、という話だが。
ハッとすることも言って本当に多く言ってもらえたし、本当に良かった。

良かったのだが・・・、やっぱりちゃんとサービスを体系化している人の方が、受けられる価値の総量は高かったかな。^^;

まぁでも、やって本当に良かったと思っている。「そこで得られた経験を無くす代わりに100万円あげるよ」と言われても、それは断固拒否だ。

まとめ

そんなわけで、私の葛藤や解決しようとした経緯を書いてみた。話してみたい!と言う方、お気軽にご連絡ください。^^


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