12月6日 お肉で学ぼうフランス語
今日はフランスのスーパーで見つけたお肉と一緒にフランス語単語をお勉強しましょう!
次の前書き②③は読み飛ばしてもらって構いません。
この前置き、かなり長いです。
前置き①
初めに注意事項。
この投稿では生肉の写真を大量に掲載します。
そういうのが苦手な方は今このページを閉じることをオススメします。
前書き②
次に発音についてですが
私はカタカナ発音が嫌いです。
特にフランス語をカタカナの様に発音すると…
ほんっっとーーに、ヒドイ…!!!
しかしながらフランス語を学んだことのない方々に発音どうこう言うのも良くないと思うので、今回はカタカナ表記を用います。
とはいいつつ、正しい発音が出来るように国際音声記号というものも記載しておきます。
「国際音声記号(IPA)」ってなに?
という人のためにちょっと解説。
国際音声記号とは「発音のためのアルファベット」のことで、
これを使うと、なんと、、、
世界の全ての言語を正確に発音できるんです!!
ちなみに、
フランス語を発音するには、日本語には存在しない母音15個と子音5つを習得すれば、どんなフランス語でも上手に発音できるようになります。
ちなみに私は半年くらいかけて頑張って20個全部覚えました。(はい、自慢です。)
前書き③
少し難しい話をすると、
フランス語では全ての名詞が女性名詞か男性名詞かに分けられます。
さらに難しい話をすると、
それらの名詞には、基本的に常にun, une, des, lu, la, les という冠詞と呼ばれるものがくっつきます。
もっと難しい話をすると、それら6つの定冠詞は
男性形 不定冠詞 = un アン [ œ̃ ]
女性形 不定冠詞 = une ユンヌ [ yn ]
複数形 不定冠詞 = des デ [ de ]
男性形 定冠詞 = le ル [ lə ]
女性形 定冠詞 = la ラ [ la ]
複数形 定冠詞 = les レ [ le ]
以上の6つに分けられます。
その名詞が男性なのか女性なのかを覚えるにはun かune を確認しながら覚えるのが最適なのでこの投稿でもun, une を記載しますが、フランス語を学んでいない方は気にせず見過ごしてください。
永らくお待たせしました。
ではでは本題に入っていきましょう!
お肉で学ぼうフランス語
フランスのスーパーで見つけたお肉と一緒に、身体の部位の名前をフランス語で学びましょう!
⚠注意事項⚠
先に進むごとに生々しいお肉が出てきますが、
一応、私としても気を使い、血の気が多いものは彩度を落とし、刺激を抑える配慮はしていますので、何卒ご理解ください。
LANGUE ラング
女性名詞: une langue
発音: [ lɑ̃ːg ]
値段: 23.59€ / kg
意味は「舌、ベロ」です。
写真は牛のものなので、
つまり、牛タンです!
仙台名物のお高い牛タンがフランスでは丸々一本で約2000円です。
こりゃ おったまげた。
OREILLE オレイユ
女性名詞: une Oreille
発音記号: [ ɔ-ʁɛj ]
値段: 3.50€ / kg
意味は「耳」です。
写真は豚の耳です。
コリコリしてそう…
FOIE フォワ
男性名詞: un foie
発音記号: [ fwa ]
値段: 2.90€ / kg
意味は「肝臓」です。
写真は豚の肝臓です。
英語でいうところのレバーですね。
焼き鳥で人気なやつ。
フランス料理で有名な「フォアグラ」はガチョウの肝臓を加工したものです。
ちなみに、
フォアグラはFoie gras と表記され、
直訳すると「脂ぎった肝臓」です。
まさに「脂肪肝」ってやつですね。
Rognon ロニョン
男性名詞: un rognon
発音記号: [ ʁɔ-ɲɔ̃ ]
値段: 5.31€ / kg
意味は「腎臓」です。
写真は豚のもので、人間の腎臓と形が似てますね。
一方こちらは、子牛の腎臓。
正直、「これが腎臓!?」と驚きました。
1kgあたり14.51€と、豚の腎臓よりも3倍のお値段です。
ちなみにこれら腎臓の食べ方ですが、
調理の際にちゃんと臭み抜きをしないと、かなり臭いらしい。
以前、中国人の友達が教えてくれました。
やっぱり、尿素とかアンモニアとかが残ってるんでしょうか…
CŒUR クール
男性名詞: un cœur
発音記号: [ kœ:ʁ ]
値段: 4.96€ / kg
意味は「心臓」です。
写真は豚の心臓ですが、これは1つの心臓を2等分にしてあるようです。
やはり心臓だからか、やたら血の気が多く、かなり生々しかったので写真は彩度をぐんと下げてあります。
CERVELLE セルヴェル
女性名詞: une cervelle
発音記号: [ sɛʁ-vɛl ]
値段: 13.80€ / kg
意味は「脳みそ」です。
まぁ、見ればピンときますね…
写真は子牛の脳みそですが、
「脳みそ、食べるんだ…」と衝撃でした。
ハンニバル・レクターがソテーにしていたのを思い出します。
ごめんなさい、不謹慎でしたね…
TÊTE テット
女性名詞: une tête
発音記号: [ tɛt ]
値段: 2.91€ / kg
意味は「頭」です。
写真は豚の頭です。
はい、見ればわかりますね。
パンチが強すぎます。
私が幼い頃、父が本マグロの頭を丸ごとを買ってきて、台所で豪快に捌いていたのを覚えていますが、
同じように、
フランスのどこかの家庭で誰かの親が豚の頭を調理しているのかと想像すると…
う〜ん、
パワフルですね。
ちなみに、私の実家では魚は父の担当です。父が魚を捌き、母が料理するという二人三脚。
私も魚を捌けるようになりたいな〜
以上!
お肉から学ぶフランス語講座、でした!
まとめ
この投稿を通して読者の皆さんに伝えたかったこと、それは、
フランスでは動物のほぼ全ての部位を消費する、ということです。
肉だけではなく、臓器も脳みそも頭も。
この投稿には載せませんでしたか、ヒヅメ付きの足が売っているのも見たことあります。
その一方、日本の一般的なスーパーでは「肉の部分」しか見ませんよね。
(焼肉屋ではたまに腸が売ってますが)
日本で屠殺された家畜の内臓や身体の端々はどこに流れていくんでしょうか。
まさか全て捨てられているとは思いたくないですが…
なんらかの方法で消費されていると信じたいです。
動物たちの命を頂いているわけですから、残さず大切に食べきりたいですね。
今日の投稿は以上です!
長文読んでいただき、ありがとうございました!
また次回もお楽しみに!!