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完全自己資金で黒字化 & グローバル展開したスタートアップの正体

こんにちは!
採用担当のなかじまです. 

前回の投稿で宣言した通り, ここから何本かの投稿ではざっくりと「BoostDraftってこんな会社です」というお話が出来ればと思います!

今回の目次としてはこんな感じです👇


BoostDraftはこうして創業された

会社概要

株式会社BoostDraftは専門性が全く異なる二名のスペシャリストによって2021年4月に創業されたリーガルテック企業です.

率いているのはCEOの藤井とCROの渡邊の二名.
藤井がMIT卒のエンジニア, 渡邊がStanford卒の現役弁護士です.
それぞれのざっくりとした経歴のまとめはこちら☟

両名によって開発・展開されたのは会社名と同じBoostDraftというプロダクトです. 端的に申し上げると, 法的文書の体裁面に関わる「無駄で苦痛な単純作業を効率的に自動化」するプロダクトで, 弁護士や企業法務部員を中心ユーザーとし, リーガル業界のインフラを整えています. 

創業に至るまで

BoostDraftの創業のきっかけは非常に些細なきっかけでした.
それは渡邊が法的文書の作成をしていた時…✍️

藤井は渡邊の作業風景を見て驚きます.
弁護士という非常に狭き門を潜り抜けてきた優秀な人材が作業の多くをスクロールや検索に時間を費やしていたからです. 計ってみたところ, たった2行の条項を正確に読むのになんと10分もの時間がかかっていたそうです.

どうにか解決できないかと考えを巡らせていると, 藤井の頭の中にある解決策が浮かびました. 
それはソフトウェアエンジニアの間で当たり前のように使用されているIDEというツールです. 

IDEの機能の一部にはジャンプのように, まさしくスクロールや検索を省略する機能があるため, ソフトウェアエンジニアの方ならIDEを使う事で劇的に作業時間が減る感覚, 共感いただけるのではないかと思います. 
そこで藤井は実際にIDEの機能を渡邊に見せたところ, すぐに「法的文書専門のエディタを作ろうよ!」となり, 創業に至りました💡

プロダクトがマーケットに認められる

アイディアが決まってからPMF(プロダクトマーケットフィット)を達成するには多くの時間を必要とはしませんでした. 

渡邊は五大法律事務所の一つである西村あさひ法律事務所に所属していることから弁護士界隈で豊富な人脈を持っており, 藤井はソフトウェアエンジニアとしての開発力を保有していたため, 短期間で試作品の開発とフィードバックの回収を繰り返すことが出来, たった1年程度で販売までこぎつけたのです. 

しかしながらひとことでIDEといってもその機能は多岐にわたります. 弁護士事務所で多くの方が必要としている機能を見つけ出し, その機能の開発に注力することが何より必要でした. そこで藤井は開発項目を絞って開発速度を重視し, いち早くお客様に試作品を提供する方法を考え実践しました. その中には旧知のエンジニア仲間を集めたり, クラウドソーシングを利用したり, ということも含まれました. そして渡邊は試作品を多くのお客様に使っていただき, 多くのフィードバックを得ることで次の重点開発項目を絞り込んでいきました. このコンビネーションが実用的な法律文書向けIDEを産み出したのです. 

以降は大規模な宣伝などなしに, 基本的に口コミで中-大規模の法律事務所, そして多数の企業の法務部への導入が決まりました. 
恐るべし創業者の二人…

導入企業例は☟から: 

創業二期目で純利益は1億円を超える

そのようなオーガニックな成長によって多くの顧客を獲得していった結果, 創業から二期目には純利益は1億円を突破しました.

しかも, その間日本のスタートアップ界隈では非常に稀な完全に自己資金の運営体制で事業を展開してきたのです. 
つまり, 通常スタートアップが行うような借り入れや投資家からの出資は一切受けておりません🙅‍♂️

創業から4期目である2024年も引き続き完全自己資金で事業を展開しています. 売上も右肩上がりの成長を続けており, さらには米国, イギリス, 韓国などを含む計6カ国で事業を展開するまでに成長しています.

(ちなみに純利益1億円を超えた話はこちらの記事でもご確認いただけます:   https://www.buffett-code.com/articles/6190 )

最後に

今回の記事ではBoostDraftがどのような経緯で立ち上げられたのかを創業者の二名に焦点を当てながら簡単にまとめてみました. 

しかしながら, 創業者二名のほかにも非常に優秀な人材が集まっています!
これからはインタビュー記事なども出していく予定ですが, 次回以降はしばらくテックブログをお届けいたします.

ここまでお読みいただきありがとうございました.
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また, 少しでも事業に関心をお持ちいただけたら☟のページから採用しているポジションについてもご確認ください!

執筆者: Yuya Nakajima (Talent Acquisition Partner / 採用担当)
SNS: LinkedIn | @BD_YuyaNakajima 
経歴: 横浜生まれ. 日本の高校を卒業後, 単身アメリカへ留学.
ウィスコンシン州立大学マディソン校を卒業後は日本へ戻り, リクルートのグローバル部門内の両面型リクルーターとして一年半経験を積む. 同社を退社後, 米系ユニコーン企業のCity Storage SystemsへAPAC採用担当として入社し日本/シンガポール/インドネシア/マレーシア/香港の採用を担う. 現在は, BoostDraftにて一人目の採用担当として採用機能の立ち上げ及び採用関連全般の設計を担う.