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拉致被害者を利用する売国右翼と日本政府

今回は、もう多くの日本人が関心を失いつつある、北朝鮮による拉致問題について。
自民党や立憲の極右政治家は「ブルーリボンバッジ」を付けているし、ネトウヨは百年一日のように「拉致」のことを叫び続けています。しかし、彼らが関心を持っているのは、実態解明や拉致被害者の帰還ではありません。もはや拉致問題は、日本政府が「北朝鮮を悪者にする」ための道具に使われているだけです。
その実情について、改めて確認しておきたいです。


拉致被害者を救う会

救う会の主張

「救う会」がなにをしているかというと、拉致被害者が帰ってこられるような手立てを訴えるのではなく、「憲法改正」や「スパイ防止法制定」を叫んでいるだけで、もはやただの極右団体です。
拉致被害者の調査や帰還を推進するためには、どうしても北朝鮮との話し合いが必要なのに、なぜか「北朝鮮側との交渉に絶対反対」という、わけのわからないことをしています。
彼らは「被害者の即時一括帰国でなければならない」と言っていますが、そもそも非現実的な要求です。

「救う会」は「拉致被害者が帰ってこないのは憲法のせい」という謎の主張をしている
「救う会」は、あくまで日朝間の交渉に反対している
拉致家族会も「救う会」に引っ張られて、すっかり「改憲推進団体」に

「救う会」の集会では、なぜか櫻井よしこさんとかが呼ばれて挨拶や講演をし、最後はなんと「憲法改正!」のシュプレヒコールを叫んだりするそうです。
こんなの拉致被害者の帰還に全然関係ありません。むしろ解決を遠ざけているだけです。

「拉致被害者を救う会」なのであれば、一刻も早く北朝鮮と政府間の窓口や調査委員会を設けるべきですが、それは「北朝鮮の工作に対する協力」だから駄目なんだそうです。無茶苦茶です。

救う会の役割

「憲法改正」とか「スパイ防止法制定」というのは、韓国の統一教会がやっている「勝共連合」と同じ活動です。
かつて韓国の軍事独裁政権が狙った対日工作を担うのが韓国「統一教会=勝共連合」の役割です。憲法を変えて自衛隊を動員すること、軍国化のためにスパイ防止法を制定させることを提唱しています。
来たるべき第二次朝鮮戦争のために、日本に軍事負担させることが韓国の狙いですが、これは日本の基地を利用しながら、自国の負担も減らしたいアメリカの利益にもなります。

さて、実は「拉致被害者を救う会」も同様で、会長の西岡力さんたちは韓国の国家情報院(KCIA)から情報提供や接待などを含む支援を受けていることが、韓国MBCのスクープで暴かれています
西岡力さんや櫻井よしこさんは、韓国KCIAとの「コネクション」を持つことで、北朝鮮に関する情報も得ており、それで安倍政権に取り入ることに成功したのです。

西岡力さん(救う会会長)、櫻井よしこさん、元KCIAの洪熒さん

そして、「拉致被害者を救う会」も、憲法改正だのスパイ防止法制定だの、「勝共連合」と全く同じことを言うのです。
拉致被害者の帰還にどう関係するのか理路がよく分かりませんが、驚いたことに「憲法を改正して、自衛隊の特殊部隊で拉致被害者を救出する」という、荒唐無稽なことを言う人がいるようです。お話になりません。
こういう活動を「飯のタネ」にしているようです。

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