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「列島線」戦略の嘘

中国が列島線戦略を構想したという嘘安全保障の論議で、よく「第一列島線」とか「第二列島線」という言葉が使われます。 日本周辺の地図を逆さまにして、この線を確保するために中国は日本を侵略しようとしている!なんて変なことを言う人もいて、中国の戦略的野心を示すものとして「列島線」を提示する人が多いようです。 一例として、日本経済新聞では「中国が勢力圏を確保するため、海洋上に独自に設定した軍事的防衛ライン」だと書いています。 PHP総研の記事も「中国は第一列島線、第二列島線、そし

    • いろいろうんざりするようなニュースが多いですね。 (´・ω・`)

      • 拉致被害者を利用する売国右翼と日本政府

        今回は、もう多くの日本人が関心を失いつつある、北朝鮮による拉致問題について。 自民党や立憲の極右政治家は「ブルーリボンバッジ」を付けているし、ネトウヨは百年一日のように「拉致」のことを叫び続けています。しかし、彼らが関心を持っているのは、実態解明や拉致被害者の帰還ではありません。もはや拉致問題は、日本政府が「北朝鮮を悪者にする」ための道具に使われているだけです。 その実情について、改めて確認しておきたいです。 拉致被害者を救う会救う会の主張 「救う会」がなにをしているかと

        • ABNに加わった東欧のナチ追随者

          あまり興味を持たれないかもしれませんが、東ヨーロッパ(南北ヨーロッパ)に存在したファシスト組織について、予備知識的な話として、簡単に紹介します。 反ロシアを掲げてEUやNATOに加わろうとするウクライナを、プーチン大統領が「ナチ」と呼ぶ歴史的な背景について、理解が深まるかもしれないと思うからです。 第二次大戦後に、ウクライナのヤロスラフ・ステツコが設立した「ABN」(反ボリシェビキ民族運動)が、冷戦下で国際的な反共組織として活動したことは、前回の記事に書きました。 今回紹

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        • 統一教会のあれこれ
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          拉致被害者を利用する売国右翼と日本政府

          今回は、もう多くの日本人が関心を失いつつある、北朝鮮による拉致問題について。 自民党や立憲の極右政治家は「ブルーリボンバッジ」を付けているし、ネトウヨは百年一日のように「拉致」のことを叫び続けています。しかし、彼らが関心を持っているのは、実態解明や拉致被害者の帰還ではありません。もはや拉致問題は、日本政府が「北朝鮮を悪者にする」ための道具に使われているだけです。 その実情について、改めて確認しておきたいです。 拉致被害者を救う会救う会の主張 「救う会」がなにをしているかと

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          尖閣諸島へ出漁して中国を挑発する反社的ビジウヨの問題

          尖閣諸島の領有権が日中両国で争われており、国際的にも注目されるようになっています。 現時点で尖閣諸島は日本が実効支配しており、海上保安庁がパトロールしているのですが、ときどき中国の公船が領海に入ったりして、日本国内で反中感情が高まる理由になっています。 現実としては、この問題をエスカレートさせないことが求められているのですが、わざわざ相手を挑発する人たちがいます。今回は、その実態について書いてみました。 事態のエスカレートは中国側の思う壺であり、さらにアメリカは、それを日

          尖閣諸島へ出漁して中国を挑発する反社的ビジウヨの問題

          イスラエルの無線機テロについて(全文無料)

          レバノンのイスラム組織「ヒズボラ」を標的にして、イスラエルが通信機器を使った無差別テロ攻撃を行いました。 標的の機器はスマートフォンではなくポケベルやトランシーバーで、サプライチェーンのどこかで爆弾が仕込まれ、特定の無線コマンドで爆発するようになっていたようです。 レバノンでは、ヒズボラのメンバーだけではなく、一般の人たちもポケベルやトランシーバーを使用しており、死傷者の多くはヒズボラと無関係で、10歳の少女が死亡したケースも報告されています。 ヒズボラやレバノンの人たちが

          イスラエルの無線機テロについて(全文無料)

          ボーイングとエアバスの空中給油機(思い出話も)

          不具合に悩まされているKC-46A空中給油機については、Merkmalに寄稿しましたが、これに関わる裏話のようなことを書いておきます。

          ボーイングとエアバスの空中給油機(思い出話も)

          屋久島で起きたCV-22事故のヒューマンファクタについて

          2023年11月29日に屋久島沖で墜落した、米空軍CV-22Bの事故調査報告書から、ヒューマンファクタ(人的要因)に関わる問題を考察してみました。 あまり一般向けではないかもしれません。 なお、ギアボックスの破壊そのものについては、ここでは触れていません。

          屋久島で起きたCV-22事故のヒューマンファクタについて

          三菱重工と川崎重工の社風

          「現代ビジネス」に、フリージャーナリストの秋山謙一郎さんが興味深い記事を書いていた。 川崎重工業の神戸工場で起きた、潜水艦乗員たちへの金品提供事件について、海上自衛隊の隊員からの聞き取りである。 潜水艦の工事で、会社との窓口となっている阪神基地隊では、民間企業と隊員の距離が近くなってきており、身内意識による甘えの構造があったのではないか、という話。 その中で、今回の不祥事を起こした川崎重工と、同業である三菱重工の社風を隊員が評した言葉が面白かった。

          三菱重工と川崎重工の社風

        記事

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          尖閣諸島の領有権が日中両国で争われており、国際的にも注目されるようになっています。 現時点で尖閣諸島は日本が実効支配しており、海上保安庁がパトロールしているのですが、ときどき中国の公船が領海に入ったりして、日本国内で反中感情が高まる理由になっています。 現実としては、この問題をエスカレートさせないことが求められているのですが、わざわざ相手を挑発する人たちがいます。今回は、その実態について書いてみました。 事態のエスカレートは中国側の思う壺であり、さらにアメリカは、それを日

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          ウクライナの歴史と国際反共組織ABN

          第二次大戦下のウクライナ民族運動ナチスと一体化したOUNバンデラ派 アゾフ連隊に関して書いた記事で、第二次大戦までのウクライナ民族運動がナチズムと融合し、その中心人物がステパン・バンデラとヤロスラフ・ステツコであったことに触れました。 1929年に創設されたこの組織は「ウクライナ民族主義者組織」(OUN:Organization of Ukrainian Nationalists)という名称を持ち、暗殺や破壊活動を含むテロを繰り返しながら、穏健派のOUN-Mと、バンデラを

          ウクライナの歴史と国際反共組織ABN

          アゾフ連隊

          今回は、ウクライナの「アゾフ連隊」について短く書きます。 たくさんある物語の、ほんの一部になります。

          イスラエルの無線機テロについて(全文無料)

          レバノンのイスラム組織「ヒズボラ」を標的にして、イスラエルが通信機器を使った無差別テロ攻撃を行いました。 標的の機器はスマートフォンではなくポケベルやトランシーバーで、サプライチェーンのどこかで爆弾が仕込まれ、特定の無線コマンドで爆発するようになっていたようです。 レバノンでは、ヒズボラのメンバーだけではなく、一般の人たちもポケベルやトランシーバーを使用しており、死傷者の多くはヒズボラと無関係で、10歳の少女が死亡したケースも報告されています。 ヒズボラやレバノンの人たちが

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          屋久島で起きたCV-22事故における機械的故障について

          前回のヒューマンエラーに続いて、機械的故障について書いておきます。 どっちかというと、こっちが主題になると思います。

          屋久島で起きたCV-22事故における機械的故障について

          屋久島で起きたCV-22事故のヒューマンファクタについて

          2023年11月29日に屋久島沖で墜落した、米空軍CV-22Bの事故調査報告書から、ヒューマンファクタ(人的要因)に関わる問題を考察してみました。 あまり一般向けではないかもしれません。 なお、ギアボックスの破壊そのものについては、ここでは触れていません。

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          三菱重工と川崎重工の社風

          「現代ビジネス」に、フリージャーナリストの秋山謙一郎さんが興味深い記事を書いていた。 川崎重工業の神戸工場で起きた、潜水艦乗員たちへの金品提供事件について、海上自衛隊の隊員からの聞き取りである。 潜水艦の工事で、会社との窓口となっている阪神基地隊では、民間企業と隊員の距離が近くなってきており、身内意識による甘えの構造があったのではないか、という話。 その中で、今回の不祥事を起こした川崎重工と、同業である三菱重工の社風を隊員が評した言葉が面白かった。

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          反ワクチン陰謀論の展開

          「WHOから命を守る国民運動」について書きました。 なぜ右翼がこういう陰謀論キャンペーンに乗るのか、そして、なぜ一部の立憲民主党の政治家までが加わっているのか、というお話です。 そして、この運動の持つ危険性についても少し考えたいです。

          反ワクチン陰謀論の展開

          北朝鮮のミサイルと北風工作

          自民党がピンチのときに北朝鮮のミサイルが飛んでくる?巷では「自民党がピンチになると北朝鮮のミサイルが飛んでくる」と言われることがあります。 実際、なにか自民党の不祥事が起きたりすると、北朝鮮のミサイル発射試験が行われ、Jアラートが出されて、メディアの報道は「北朝鮮がミサイルを発射」に塗り替えられてしまいます。 民主党政権時代はミサイル発射されてなかったよね、っていう事実も指摘されており、たしかに当時は北朝鮮のミサイルは飛んでいないようです。 しかし、日本の民主党政権時代、

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          『関心領域』-ガザやウイグルの前に

          久しぶりに映画館へ行きました。話題になってる『関心領域』です。 第二次大戦中のポーランドにあったアウシュヴィッツ収容所の所長、ルドルフ・フェルディナンド・ヘスの家庭を描いた異色の作品です。 (ちなみにナチス副総統だったルドルフ・ヘスとは別人です) 独特の撮影方法や、音響、映像効果など、映画技術としての作品性も特徴的で、映画館で鑑賞すべき作品との評価も頷けます。 赤外線画像を使ったシーンは意図が分かりにくかったし、個人的には特別に高く評価するほどではありませんが、良い作品であ

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          首相を騙した日本の官僚 ー 普天間移設妨害事件(全文無料)

          鳩山政権の挫折「最低でも県外」 2009年に民主党への政権交代が起きた際、鳩山由紀夫さんは普天間基地を「最低でも県外」へ移設したいと宣言しており、首相就任後、さっそくこの問題に取り組みました。 人口密集地にある普天間基地を、沖縄県外へ移設する計画。これは無理なことではありませんでした。アメリカ軍自身も、沖縄の米軍基地が中国の攻撃に対して脆弱すぎるため、グアムやハワイへの移転を検討していたからです。 もし中国とアメリカが戦闘に入れば、中国は弾道ミサイルなどで沖縄を攻撃でき

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