booost サステナ WEEKLY #240531
booost サステナ WEEKLY(旧 週刊青井)は、booost technologiesの代表青井がネットゼロ、ESG、サステナビリティの分野において、気になるニュースをPickし、皆さんにお届けするコーナーです。
今号のPICK UP
EU「ESGまたはサステナビリティ関連の用語を使用したファンドの名称に関するガイドライン」を公開
欧州証券市場監督局は、「ESGまたはサステナビリティに関連する用語を使用したファンド名に関するガイドライン」を公開しました。
近年、環境・社会・ガバナンス(ESG)要素を組み込んだ投資ファンドに対する投資家の需要が急増しており、ファンドの名称に関連用語を含めるインセンティブが資産運用会社に働いています。ただ実態がない場合に、誤解を招くような持続可能性の開示は「グリーンウォッシュ」のリスクを生じさせる懸念があり、ガイドラインが作成されました。
EU 環境対策3法が成立
売れ残り服の廃棄禁止など
EUの加盟国からなる閣僚理事会は、環境対策を進めるための3法案を承認し、成立しました。
アパレル事業者に売れ残った衣料品の廃棄を禁じる規制「エコデザイン規制」が設けられ、ファーストリテイリング等の日本企業も対象となります。
また、太陽光発電や蓄電池などクリーン技術に関わる重要製品の4割をEU域内で生産する体制をめざす「ネットゼロ産業法」、企業が排出するメタンガスの削減を推進する法律も成立しました。
適用期限まで約半年
EUDR(欧州森林破壊防止規則)の概要と要求事項
EUは発効する「EU森林破壊防止規則」(EUDR)は、木材のほか、パームオイル、コーヒー、カカオ、牛、大豆、天然ゴムまたその派生品など、世界の森林劣化・減少に大きな影響を与える品目を対象に、原産地の地理的情報と森林破壊フリーであることの証明を求めている規則です。大企業の適用は、2024年12月30日から適用が始まります。