ベーコンポテトパイの罠
こんにちは。ぼーんぐんです。
SNSを見ていますと「就職の面接の場でこんな質問をされて困りました」と言った投稿を目にしました。
その面接官からの設問とは「割り箸を千円で売ってください」というものです。
この手の質問がまだ面接の場で出るのですね。
会社には目的があるのでしょうが、これで応募者の性格や適性が本当に判断できるのでしょうか。
みなさんなら何と返答されますか。
トンチでお答えされる方もおられるでしょうが、通常ならば単品価値、付加価値、将来価値などを意識すればやり過ごせそうですね。
例えば、単品価値。
求めている人(困っている人)への販売です。公衆トイレで用を足した後に紙がないことに気付いた場合、その方へはポケットティッシュは500円でも売れるでしょう。
同じように、花見や行楽地へ向かいお弁当を広げた家族の中にはきっと箸を忘れた方がいるものです。
欲しい人にとって必要なものが直ぐに手に入るとしたら多少高くても売れるのです。
つぎに付加価値。
この割り箸を買うことによってもたらされる価値の事です。例えば赤い羽根募金のような発想です。
これは割り箸そのものが欲しいわけではなく、割り箸を買うことによってもたらされる価値(社会貢献)を買うのです。売上金額が福祉事業に寄付されると説明があれば多少高くても売れるのです。
また他の販売視点としては将来価値または希少性などです。
例えば、あの大谷翔平選手が試合前に必ず立ち寄る定食屋さんの割り箸だとすれば、ファンやコレクターにとっては堪らない筈です。多少高くても売れますよね。
このように何も言わなければ安価な割り箸も、単品価値、付加価値、将来価値など意識すれば何倍もの売上となるのです。
世の中には、売り方に長けた企業は沢山あります。私はいつも引っ掛かります。特に「限定品」や「手作り」「あなただけに」の販売言葉には大変弱い小市民なんです。
今日も出かけたついでに、期間限定品を手にしました。その商品は、
「ベーコンポテトパイ」
マクドナルドの商品です。昔は定番商品だったのに今では期間限定で販売しています。期間が過ぎれば食べられないとなると、つい買っちゃうんですよね。
困ったものです。
みなさんも引っかかっていませんか。言葉巧みに口説いてきますから、お気をつけくださいませ。