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試合後に。コミノ島で過ごす休日

土曜日

後半70分

自陣のペナルティーエリア付近で相手選手が私のボールを奪いにプレッシャーをかけてくる。

劣勢の試合⚽️

ボールを蹴り出すしか攻撃を止められない状態になっていた、私たちだったが、

ここで流れを変えたくて、大きく蹴り出すのではなく、
ボールを受ける前に少しフェイントをかけて相手を抜こうとした。

ほぼ、抜きかけた時に

「ぐっっっき」
と私の足首から音がした

「いっっっっった」
と私の口から日本語がでた

雨が降りはじめてすぐ、私は怪我で途中交代をした。

基本的に、大袈裟に痛がらない性格だとチームメイトは私を認知してくれていたので、
すぐに駆け寄ってきてくれて心配してくれた。

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前日そんなことがあったが、

足首は無事だ。(なんやねん)

正確には、少し腫れているけど、歩ける。

あんな大袈裟に痛がったのが今になって少し恥ずかしいと思うのは

日本人だけだろう。

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日曜日

試合の翌日はチームの活動がない日、いわゆる「オフ」だ。

この日は、友人とマルタの離島「コミノ島」へ行く約束をしていたので
午前10時半に家を出発して島へ向かった。

二つの島の間にある小さい離島がコミノ島

最寄りのバス停からフェリー乗り場まで行き、フェリーでコミノ島まで行く。

マルタのバスは基本的に時間通りに来ないので、

待ち合わせ時間を「12時〜13時くらい」としても、お互いに何も違和感がないようになった。

フェリー乗り場では、「ゴゾ島行き」と「コミノ島行き」で分かれているので確認が必要。

コミノ島へのフェリーは往復で€15(日本円で約2,500円)

往復券

クラス1組分の人数が乗れるフェリーにのってコミノ島へ向かった。

フェリー

見た感じ、ほとんどが観光客か留学生だったと思う。
(日曜日だったからかもしれないが)

フェリーの運転手も慣れたもので、綺麗な景色のところではゆっくり運転してくれる。

海は「青くて広い」と記号的に見てしまうことがあるけど、

マルタの海は絶対に「海だ!青い!」とはならない。

光の当たり方や海の底の色、水の性質など多様な条件状況が重なって
行く場所によって、それぞれ異なる顔が見える。

umi



うみ

15分ほどフェリーに乗り、無事コミノ島に到着。

10月下旬だが、海に入っている大人たちがたくさんいた。

「ただ海に入って浮いている大人たちかわいい」という言葉が出てしまうほど

その人たちが無邪気に見えた。

10月下旬のコミノ島

あっ、私がコミノ島にきて確認したいことがあった。

コミノ島の海は「船が浮いて見える」ことで有名である。

引用:cranberrynote

過去にコミノ島に行ったことのある友達いわく、

写真で見るよりも船は浮いていると言っていた。

期待大でコミノ島に到着した。

私撮影

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ギリギリ浮いていなかった。


いや、浮いていたと言っても嘘ではないほどの透明感ではあったが、

事前の期待が大きすぎたのであろう。

" ギリギリ浮いていない "という感想に終わった。

おそらく前日マルタでは珍しく雨が多く降ったことが原因だろう。

そう思うことにして、また別の日に浮き具合を確認しにこようと思った。


私たちはお腹が空いていたので屋台のバーガーを食べた。

コミノ島ではピザやバーガー、サンドウィッチなどの軽食が多く売られていて、

海を眺めながらゆったりとした時間を過ごすことができる。

屋台

海を眺めながら、バーガーを食べて、会話して、、、

ゆったりとした時間を過ごすことができた。

マルタでは日帰りで離島に行ってチルすることができる。

マルタの海を眺めていると無心になり、心が洗われる。

「サッカーをしながら海の近くに住む」という経験が出来ていて、とても幸せだ。

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