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2022年グラミー賞生ブログ#5
さあ次はいよいよ個人的には今日のハイライトのパフォーマンス、ナスのパフォーマンス。おお!いきなりあの子供のチャントで始まる「I Can」のフレーズで、白いタキシードを来た黒人の子供が、白い階段に座ってイントロを努めた後にいきなりビッグ・バンドと一緒に登場したナスが「Made You Look」をぶちかましたああああ!そしてワンヴァース終わったかと思うと今度はいきなりあの「One Mic」だぜベイビー!そして背景に大きく自分の若い頃の写真を写してこんどは「Rare」。ちょっと若い頃に比べると顔が下膨れ気味なのが愛嬌だね。観客席でリル・ナズが感じ入っている様子で聴いてる様子が一瞬写ったのがとても印象的。そして終わった瞬間、会場はスタンディング・オベーション。カントリー系の人達もスタンディングしてたねえ。彼は今年も『King’s Disease II』で最優秀ラップアルバムにノミネートされてるけど受賞したのかなあ(残念ながら最優秀ラップ・アルバムはタイラー・ザ・クリエイターが受賞。これはこれで大変順当な受賞でした)。
WOWOWスタジオに戻って、イギリス人のゲスト(ライヴ・ネイション・ジャパンのVP、ジェイムズ・スミス氏だったというのがあとで判明)が「ナスもデビューの頃は18、19で、今のオリヴィア・ロドリゴやビリー・アイリッシュと同じなので」と言ってたけどそういえばそうだよなあ。そしてライブの時には気がつかなかったけど、ナスのライブでピアノはロバート・グラスパーが弾いてたんだね。ここでおそらく視聴者のほとんどが知らないと思われるジョン・バティースト(番組ではバティステって言ってるw)の紹介コーナーが始まったな。彼のゲーム好きなとことか、子供たちに音楽を楽しみながら学んで欲しいという自身の希望だとか、なかなか人間性がにじみ出るインタビューだったね。彼はすでに1部門受賞してるらしいけど、主要部門は取るのか?興味は尽きないね。
さて会場に戻ってプリゼンターで登場したのは、あら懐かしやリュダクリス。彼が発表するのは最優秀ラップ・パフォーマンス。僕のここでの予想は本命がJ.コール、対抗がベイビー・キームだけどさあどうなるか。おおお、ベイビー・キームがJ.コールを抑えて受賞したね。この部門はドレイクがノミネートされた後に辞退したんでドレイクがいたらどうなってたかな。そしてステージに登場したベイビー・キーム、うわあ、むっちゃいい奴感満載だなあ。笑顔が可愛いやつ、ケンドリックへの感謝も口にしながら受賞の弁を述べてたよ。新人賞はチャンスなかったから一個でも取れてよかったね。
さて続いてクリス・ステイプルトンのパフォーマンスを紹介するのは、こちらも裏方さん代表的な、女性ツアープロデューサーのクリス・ウィルキンソンさん。彼女は随分リラックスしながら、クリス・ステイプルトンの「Cold」のパフォーマンスを紹介。「You Should Probably Leave」やるのかなあと思ったら、地味目で後半盛り上がるこの曲を選択したあたりに何らかの意図はあるのか(あとで確認したらこの「Cold」で最優秀カントリー・ソングを受賞してました。この選曲、当然でした)。バンドのバックには弦楽四重奏団を従えて、いかにもグラミーっぽい落ち着いたステージング。真ん中にラインストーンの入ったトレードマークのテンガロンハットをゆすりながら熱唱するクリス、なかなか静かな感動を呼ぶパフォーマンスでした。当然カントリー系の方々中心にスタンディング・オベーションでした。
そして屋外特設ステージに移ってフルバンドで最優秀CCMパフォーマンスのノミネーション曲「Jireh」を演奏する、マーヴェリック・シティ・ミュージックのパフォーマンスをトレヴァーが紹介して演奏が始まったところでカメラはWOWOWスタジオに。イギリス人の方のゲストがベイビー・キームがラスベガス出身だったので、地元での受賞でよかったね、と暖かいコメントしてました。