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2023年グラミー賞生ブログ #1

さあ始まった今年のグラミー授賞式。昨年のオープニングはハリー・スタイルズだったけど、今年は誰だ?3年連続司会のトレヴァー・ノアのMCで始まった授賞式、おっ、オープニングはバッド・バニーらしい。いきなりTシャツ・ジーンズという軽い出で立ちのバッド・バニー、クラシックな装束のダンサーを従えて、ラップ風の「El Apagón」を歌いながら入場すると、観客のを練り歩きながらステージに向かいつつ「Despuésu de la Playa」をパフォーマンス。ヤシの木をあしらったトロピカルなステージに上がると一気にテンポを挙げて会場を伝統的なラテンの雰囲気で埋め尽くしたね。このあたりはショーマンとしての彼の巧さだろうなあ。ステージを埋め尽くして踊るダンサーたち。いきなり一気の盛り上がりです。おおテイラーも踊ってる

司会のトレバー、「僕らは戻って来たよ!」と高らかに宣言すると客席にいる先輩司会者のLLクールJや、ビヨンセ、ハリー・スタイルズ、リゾ、テイラーなど次々にイジりながら軽いギャグを飛ばしつつ軽妙なMCぶりを見せてるね。トレバーアデルに「ドウェイン・ジョンソン(ザ・ロック)が君のファンらしいんだけどまだ会ったことないんだってね」といいながら、アデルの背後に登場したザ・ロックを紹介するという粋な演出も見せてたね。そしてビヨンセが既に2部門受賞して個人としての受賞記録にあと1つと迫ってる、とトレバーが報告、うーんこれはビヨンセが主要部門どこか受賞するという前触れなのか。

Brandi Carlile performing "Broken Horses"

続いて登場したのは、ブランディ・カーライルのパートナー、キャサリンと2人の子どもたち、そして紹介するパフォーマンスは当然、ブランディ・カーライルの既に最優秀ロック・ソングを受賞している、ハード・ドライビングな「Broken Horses」。レスポールを抱えながら堂々としたステージングがなかなかカッコいいですな。テイラーもスタンディング・オベーションだ。続いてはジェニファー・ロペスが最優秀ポップ・ボーカル・アルバム部門のプレゼンターで登場。久しぶりに見ると随分落ち着いた感じで素敵だな。さてここはアデルが『30』でハリー・スタイルズを抑えて受賞するという予想だけど…おお!何とハリーが受賞した。いやあこれは資格充分の受賞だな。やっぱり『Harry's House』は去年を代表するポップ・アルバムだよ。客席のアデルもにっこりしながらハリーの受賞スピーチを聴いてる。

Viola Davis, presenting Best R&B Song Grammy

次は最優秀R&Bソング部門の発表。去年はこの辺がTV放送からは外されててブーイングが出てたけど、今年はちゃんとTVでやるんだね。その前に今年のグラミー授賞式の企画らしく、普通の音楽ファンが集まってそれぞれ受賞作を予想するというセグメント。円卓に集まった人種も性別も多様な10数人が最優秀アルバムを予想するというこの趣向、アフリカ系アメリカ人としての喜びを体現したビヨンセだ、いや世界一のストリーミング回数を記録したバッド・バニーだ、いやいやそのバッド・バニーもこの間コンサートに行ってたのを目撃されたハリー・スタイルズだ、といろいろポイントを指摘しながら論争するこの企画、なかなか楽しいねえ。そのファン達は会場にも招かれてるね。いいなあ、自分も行きたい。そして最優秀R&Bソングのプレゼンターで登場したのはEGOTエミー賞・グラミー賞・アカデミー賞・トニー賞すべての受賞者)の一人、ヴァイオラ・デイヴィス。そして受賞したのは….おお、ビヨンセの「Cuff It」だ。本命◎にしていたメアリーJが残念そうな顔して写ってたな、一瞬。ただ本人ビヨンセは今会場に向かってる途中って言うことで代わりにスピーチしたのは、この曲でギター弾いてたナイル・ロジャース。「この曲、ワンテイクでレコーディングしたんだよ」と言いながら感極まった感じ。やっぱりナイルほどの大物でも受賞は何回目でも嬉しいんだね。


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