2021グラミー・ショー生ブログ#5
さてその前に発表されるのは、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス部門。僕の本命はビリーだけど、どうかな?おお!ハリー・スタイルズの「Watermelon Sugar」が取ったよ。さっきのステージでもまとってたパープル・モヘアのスカーフを首にステージに登場したハリーは、思いの外まじめにいろんな人に感謝するスピーチで(と思ったらF*cking awesomeなんて言ってたw)受賞してた。いい作品作って、どういう形であれ、こうして認められるというのはうれしいだろうね。それもこのどっちかというと渋めの楽曲で受賞というのは格別でしょう。
さあ、物故者追悼のコーナー。思えば去年はコロナもあって多くの偉大なミュージシャンや音楽関係者の訃報が次々に伝えられましたね。ビル・ウィザーズで始まって、ベティ・ライト、リトル・リチャードと物故者のイメージが映し出されてると...おお!さっきシルク・ソニックでパフォームしてたアンダーソン・パークがTシャツに着替えてドラムス叩いてると思ったら、そのリトル・リチャード風のバンダナ鉢巻姿で登場したブルーノ・マーズが何とリトル・リチャードメドレーを熱唱!「Long Tall Sally〜Good Golly Miss Molly」を完璧に決めて最後に「We love you Little Richard!」とシャウトアウトして締め。確か先週まではグラミーでのパフォーマンスはブッキングされてなかったはずの二人が1回ならずこのセグメントでもちゃっかりパフォーマンスする、というのは二人の勢いを感じさせますね。アンダーソンもむっちゃ嬉しそうにドラムス叩いてたし。
続いてエディ・ヴァン・ヘイレンのギターソロが流れる中、引き続きメアリー・ウィルソン、ボニー・ポインター、マック・デイヴィス、ヘレン・レディ、チャーリー・ダニエルス、そしてケニー・ロジャースと、昨年惜しくもなくなったメインストリーム系のポップ・R&B・カントリースター達。ホントに彼らの訃報が次々に入ってくるたびに「え!?あの人も」と心を曇らせたのがつい昨日のようです。そして登場してケニーの大ヒット「Lady」を歌うのは他ならぬその「Lady」の作者、ライオネル・リッチー。しっとり歌い終わった後に「I miss you Kenny, I miss you」とちょっと涙ながらに締めくくるリチ男くんが印象的でした。
続いてイメージが映し出されるのはチック・コリア、ジョニー・ナッシュ、チャーリー・プライド、ブルース・スウェディーン、ジム・ウェザリー、コロナでなくなったアダム・シュレシンジャー、ポップ・スモークなどなど。そして最後に登場したのはジョン・プラインの今年のグラミー2部門受賞作「I Remember Everything」をアコギ一本で気分を込めて歌うブランディ・カーライル。彼女は同じ部門でノミネートされていたし、やはりフォーク・カントリー系のアーティストにとってジョンはレジェンドだったと思うから、思いひとしおなんだと思います。いい演奏でした。
引き続き、スペンサー・デイヴィスやバニー・ウェイラー、ジェリー・ジェフ・ウォーカー、キース・オルセンらの物故者のイメージをバックに、コールドプレイのクリス・マーティンのピアノで「You'll Never Walk Alone」を感動的に歌い上げるブリタニー・ハワード。いつもながらこの物故者追悼のパートはいろんなことを思わせるセグメントです。
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