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2021グラミー・ショー生ブログ#4

おお、今回個人的に最も楽しみにしてるパフォーマンス、ブルーノ・マーズアンダーソン・パークのワンタイム・ユニット、シルク・ソニックが出てきたね。あくまで70年代R&Bのへのオマージュ精神に徹した形で、あのPVで来てた衣装に身を包んで、今度はバンド演奏ではなく、まんま70年代黒人コーラス・グループのルーティンを再現するかのように、4人がステージに登場して、ブルーノアンダーソンがリードのパートでは前面に出てきて歌うというスタイル。しかもバックの3人はコテコテの振り付けで、バックにはキラキラの星空の映像が飛ぶという、いやあこりゃあ、70年代ソウル好きにはたまらん演出ですなあ。素晴らしい!トレヴァー・ノアが「こりゃ、この曲、これまでのブルーノの曲同様、これから世界中の結婚式で演奏され続けるよね!」と笑いを取ってますが、いやそれほど素晴らしい演奏でした。

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次はコロナ下で頑張る音楽産業の人たち、ということでナッシュヴィルのライブハウス、ステイション・インのオウナーのJTさんのドキュメンタリー・ビデオが流れた後に、最優秀カントリー・アルバム部門の発表。JTさんの紹介でノミニーがアナウンスされてますが、自分の予想はミランダだけど....ああやっぱり。おお、ミランダ、ちゃんとトレヴァーのいるオープンステージに来てるんだね。胸の大きく空いたドレスがまぶしいミランダ、ちょっと最近恰幅がでてきたかな。おお、イングリッド・アンドレスも会場にいるね。

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そしてこれも今年のグラミーショーのハイライトの一つ、テイラー・スウィフトのパフォーマンス。アルバム『Folklore』からの「Cardigan」を、森の中でピアノを引くあのPVを思わせるような、緑で覆われたステージに仰向けに寝た恰好から歌い始めたテイラー。なかなかこのセット、手間暇かかってるなあ。あのPVの森を再現しているような感じで。でもまだステージ全体は薄暗くて様子がよくわからないから、もう一つなんか演出があるなあ。と思っていたら、そのテイラーがセット内の建物の屋根裏部屋らしいところに登場すると、プロデューサーの二人、ジャック・アントノフ(プロデューサー部門受賞できず残念でした)とザ・ナショナルアーロン・デスナーがギターを掻き鳴らす間で「August」を歌うという演出。なかなか映画っぽい演出が素晴らしいなあ。おおそして、メドレーのように入った次の曲は昨年末リリースの「続Folklore」的アルバム『Evermore』からのナンバーワンヒット、「Willow」。こうして続けて演奏される流れを聴いてると、この2枚のアルバムが本当にセットになって作られていたんだなあ、ということが実感されますね。そんだけ世界観が統一されているという感じ。演奏が終わったテイラー(久しぶりにパフォーマンスで見るテイラーはメイクも薄めでした)もとっても満足そう。今スクーター・ブラウンに対抗するために自分のアルバムの再録音を進めていていろいろと思うところのあるテイラーだろうけど、このパフォーマンスを見ると、やっぱりアルバム部門の受賞はかなり堅いんじゃないか、と思わせますね。今WOWOWのスタジオに戻って、今の2本のパフォーマンスに単純に盛り上がってるジョン・カビラJQ氏。しかしJQ氏ってジャンル関係に何でも大好きって言っちゃうんですね(笑)。さて、次のセグメントは物故者をリスペクトするIn Memoriumのセグメントのようです。チック・コリア、ジョン・プライン、エディ・ヴァン・ヘイレンらがカバーされるようですよ。


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